(新)タイトルいつ決めるのさ

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グラボが燃えた。。。(O_O)

先日の夜のこと、、、メインPC に挿していたグラフィックボードの EVGA GeForce GTX 1070 SC が静かに息を引き取りました。ええ、それはもう静かに。。。

特に負荷が掛かるような作業はしていませんでした。ゲームをしていたわけでもありませんし、普通に音楽を聴きながら Web で調べ物をしていたところ、何の前触れも無く突然 PC の電源がダウン。コンデンサの破裂音などもありませんでした。電源ボタンを押してみるも、ちょっとファンが回り出したらまた電源が落ちてしまいます。まあ何か故障が発生したのは間違いなさそうですよね。

取りあえず PC の側板を開けてもう一度電源を入れてみたところ、今度はグラボの中央付近からわりと激しめの煙が!!!慌てて電源のメインスイッチを切ろうとしたところ勝手に電源は落ちてくれましたが、すぐに電源ユニットのケーブルも抜きました。辺りにはなんとも言えぬ独特の異臭が立ちこめています。

幸い電源ユニットの安全装置がきちんと機能してくれたらしく、他のパーツへの影響は無かったようです。GPUカードを取外し、Intel Core i7-9700K 内蔵の GPU機能(Intel UHD Graphics 630)に切り替えて再起動させたところ、無事 PC は動いてくれました。

燃えたのは約 5年前に米国 Amazon から個人輸入した EVGA の Geforce GTX 1070 SC GAMING。EVGA は日本国外から購入していても保証サービスが受けることが出来るのが魅力のメーカーですが、残念ながら GPUカードの保証期間は 3年間。既に期限は過ぎてしまっているので諦めるしかなさそうです。

GPUカードにはバックプレートもあって元々ホコリが基板に積もりにくくなっていましたし、時々側板を開けてエアダスターでホコリを吹き飛ばしていたので、特にホコリの影響でショートしたとかいう事では無さそうです。どのみち保証も効きませんし、せめて原因となった箇所の特定くらいしておきましょう。


カード表面には特に問題は出ていません。バックプレートが一部変色しているのは主にサーマルパッドから染み出したシリコンオイルの影響だと思われます。

1070表面 1070裏面


クーラーとミドルプレートを外して基板を見てみましたが、少なくとも表面の方は問題無さそうです。ミドルプレートの下に GDDRメモリがある場所び一部が変色していたり、基板の色が濃くなったりしているのは、上記と同じシリコンオイルや熱による影響でしょう。80℃以上に上がることもありますからね。

ミドルプレート 基板表


さて、バックプレートを外してみたところ・・・一発で分かりました。見事に炭化してしまっています。

炎上箇所-1 炎上箇所-2


EVGA から取り寄せて貼った追加の熱伝導シートの当たっている場所ですね。ちょうどレギュレーターの回路がある辺りのようです。実はこの部分、このグラフィックボードが発売された当時に焼損事故が報告されていた箇所です。その予防対策のために追加の冷却パッドが配布されていました。取り付けてから 5年程になるので、パッドの冷却能力も落ちていたのかも知れません。

取りあえず故障箇所の特定は出来ました。恐らく基板の内部にも影響が及んでいるでしょう。これは私の手には負えません。このような最後は残念ですが 5年保ったならまあ・・・。他のパーツを巻き込まなかったのは本当に不幸中の幸いでした。電源は安全回路のしっかりしたものを使いましょう。


さて、問題はこれからです。新しいグラフィックボードを買うには今は本当に時期が悪い・・・。折からの新型コロナ騒動が電子部品の生産活動に影響していることに加えて、最近少しは落ち着いたとは言え未だ盛況な仮想通貨マイニング需要の影響で今年の初め辺りから PC用のグラフィックボード市況は非常に高騰した状態が続いています。

年末頃には少しは落ち着くかと思って、当面は CPU内蔵の Intel UHD Graphics 630 で凌ごうかとも思ったのですが、どうも雲行きが怪しいですな。半導体不足は深刻になるばかりで自動車の生産にも影響が出ていますし、旭化成の工場焼失(再建計画段階)、ルネサスでも火災事故(ほぼ復旧済み)、村田製作所では新型コロナクラスターで生産停止(既に再開済)と悪いニュースも度々出ています。

5月辺りのピーク時に比べれば若干価格は落ち着いていますが、ここに来て更に TSMC での大幅値上げがあったり海上輸送混乱による運賃の高騰が続いているなど、少なくとも当面の間は今以上にグラフィックボードの価格は下がらないんじゃなかろうかと思います。

そして、現在ピンチヒッターとして立ってもらっている Intel UHD Graphics 630 ですが、ちょっと致命的な問題を抱えています。というのも、しばらく使っていると不定期に「デスクトップウィンドウマネージャー(dwm.exe)」が暴走し、メモリーを空きがあるだけ全部喰い切った上にスワップを発生させて PC が激重になることがあります。DRAM は 32GB 積んでいるのに全部喰いきってくれます。

原因は、どうやら Intel UHD Graphics 630 のドライバーがメモリーリークを起こしていることらしいのですよね。Intel でも事象の把握はしているそうなのですが、原因の特定が出来ないらしく、未だ解決に至っていないようです。一応 1年以上前のドライバーに戻せば回避できるらしいのですが、先日リリースされた Windows 11用のドライバーでも直っていないようです。また、この Intel UHD Graphics 630 には 4K環境は重荷のようで、僅かですが Webブラウザのスクロールにさえもたつきを感じます。

以上の理由により、普段の PC操作にもストレスを感じる状態なので、早めに代わりのグラフィックボードを調達することにします。待っていても相場は今以上に下がりそうにありませんし、今より悪くなりそうな気すらしますので。最近何かと出費が多いのですが、まあモノが壊れるタイミングってこんなもんですよね・・・(ノД`)