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Makuakeで募集中の大型LED電球プロジェクト「Siphon Grande」に参加! ~ 初めてのクラウドファンディング ~

「クラウドファンディング(Cloudfunding)」とは、大雑把に言ってしまうとインターネットを通じて幅広く資金を募って開発中のものの製品化や新規出店を行う費用を補ったり、コンサート・CD出版・映画製作などを行うアーティストを支援したりする仕組みのことです。昔で言う「パトロン」のような仕組みですね。内容はそれこそピンキリですので、リスクとリターンをよく吟味してから出資する必要があります。中には要は自分の旅行資金を集めようとするだけなんてものもありますからね。いや、本当に支援したいと思える内容であればそれはそれで構わないのですが・・・。

米国では「Kickstarter」や「Indiegogo」が有名ですが、日本でも「Makuake」や「Campfire」など徐々に広がりつつあるようで、大きな資金を集めるプロジェクトも出てきました。新しいコンセプトの商品をいち早く試してみたいといった方には魅力的に映る企画も多数見受けられます。他にも映画や音楽の製作支援など様々なタイプのクラウドファンディングが存在しており、様々なプロジェクトを見ているだけでも楽しめます。中国では派生形態と言える「ソーシャルレンディング」が盛んになっているようですが、所謂シャドーバンキングの一翼を担っているとも言われ、中国政府が規制強化に向けて動き出していると言う話も聞こえてきたりします。

クラウドファンディングは金融機関ではなく、主に民間の一般人から資金を調達するという性質上審査が十分ではなく、海千山千の企画も紛れ込んでいて創業者が持ち逃げした案件や、途中で頓挫して立ち消えになってしまったもの、最初の説明とは似ても似つかないような製品が届いたといったようなケースが少なくない数出ているというのも事実です。クラウドファンディングに対してマイナスのイメージを持っている方も多いかも知れませんが、実際にプロジェクトを成功させてその後の発展にもつなげている企業も出てきています。


私もクラウドファンディングへの興味は以前から持っていたので、「Makuake」で募集されている 「【第2弾】デザインLED電球
  Siphon 船舶モチーフ「Grande」先行発売!
」という企画に参加してみました。既に目標金額はクリアしていてプロジェクトとしては成立しています。

集まった資金は生産体制強化やリターンの制作費、広告宣伝費などに使われるそうですが、今回の主体企業は以前に同様のプロジェクトを成功させており、どちらかというとバリエーションモデルの販売を始めるにあたったクラウドファンディングを使った話題性作りを主目的にしているようです。

以前から部屋の天井照明の殺風景な蛍光灯をなんとかしたいなと思っていたのですが、なかなかこれというものが見つからずそのままにしていました。たまたま 家電Watch の記事 でこちらの存在を知って見ていたところ、折良くこの企画ではペンダント照明器具とセットになったものも募集されていたので飛びついてみました。この電球に使われている「E39」という口金の照明器具はなかなか見かけられませんしね。まあ交換時には同じ電球を買い直すか口金のアダプターを使う必要が出てくるわけですが。

電球は「ティアドロップ(涙型)」「ボール200(球型)」「フィッシャーマン(集魚灯型)」の3種類の中から選ぶことが出来るそうです。「グランデ」という名前の通り、寸法図を見るとかなり大きく存在感があるだろうことが想像できます。
画像:Makuake

一番面白そうだと思ったのは「フィッシャーマン」だったのですが、なんと長さ40cm近くにもなるとのことで、天井の低いうちの部屋ではさすがに邪魔になってしまいそうだったので「ボール」型を申し込むことにしました。日経トレンディの誌面でも紹介されていたようです。

前述の通りクラウドファンディングにはリスクがついて回るわけですが、今回の企画については、

  ・既に今回のものより小型の別タイプのLED電球でクラウドファンディングを用いた製品化と
   生産の実績があり、継続的に販売もされている。
  ・生産・販売中の製品についてユーザーや各種メディアからの評判も上々である。
  ・1年間のメーカー保証付き。
  ・プロジェクト終了後も継続的に一般販売される予定である。

といった辺りからかなり企画としての安全性は高いと判断しました。

今回の製品で気に留めておく必要がある点としては、

  ・400ルーメン、白熱電球 25W相当ということで思っていたよりも暗いかも知れない。
  ・色味が 2200ケルビンということなので赤味がかなり強いかも知れない。
  ・一般的な大手メーカー製LED電球と比較して製品寿命が 1.5万時間と半分程度になっている。
  ・将来電球を交換するとした場合に高価。

といった辺りでしょうか。まあこれらはほぼデザインとのトレードオフになる点だと思います。一般的な LED電球は素子の放熱が必要な関係でデザインが犠牲になってしまっていて、まさにキャッチコピーの「ダサい電球」になってしまっているわけですが、この放熱部を無くしてガラス球全体で放熱させるという構造上の制限から明るさを少し落としているのだそうです。寿命に関しても 1.5万時間とはいえ通常の使用で 5年程度は想定されているそうなのでまあいいかなと。



さて、クラウドファンディングに参加する上での注意点ですが、

  ・「出資」である以上提供した資金が露と消えて何も手許に残らない可能性は捨てきれない。
  ・一旦出資してしまえば途中で気が変わっても資金を引き揚げられるとは思わない方がいい。
  ・製作を目的とする場合、トラブルや不具合などで大きく遅延する可能性がある。
  ・自分が出資した金額が全て出資先に渡るわけではない。
     (手数料として運営者に差し引かれる金額が少なからずある。)

これらについては最低限理解しておくことが必要です。

一番の問題は出資先が信用できるかどうかですが、こちらの判断はかなり難しいのが現実です。財務状況の把握なんてまず無理ですし、とにかく公開されている情報が非常に少ないです。最悪のケースも想定し、失ってしまっても仕方ないと諦められる程度までの出資額に限定しておくことが肝心でしょう。今回利用した Makuake といった大手のクラウドファンディングを斡旋しているサイトではある程度の審査はしているはずですが、万全とは言い切れません。実際にトラブルに発展したケースもあるようです。

運営側に差し引かれる手数料の件ですが、Makuake の場合実に仲介手数料+決済手数料として併せて20%も差し引かれてしまいます。宣伝など色々ノウハウもあるのでしょうが、個人的には事実上出資者の保護がされているわけでもないのに 20%も差し引くのはさすがに取り過ぎでは無いかと思います。実際 Campfire などの他の大手クラウドファンディングサイトでも現在は 5%程度まで手数料を引き下げているところが増えてきました。プロジェクトの応援という趣旨からしてもこうした手数料の引き下げの動きが広がって欲しいと思います。まあ Makuake の場合サイバーエージェントらしいなと思わないわけでもありませんが・・・。

先日 Campfire では東京海上日動火災保険と連携して「クラウドファンディング保険」を始めるというニュースが流れました。出資のリスクが大幅に下がるので是非他のクラウドファンディングでも採用されるようになって欲しいところです。

たとえ少額だとしてもクラウドファンディングは投資の一種です。そして投資にリスクは付きものです。リスク無くしてリターンだけ得られるようなうまい話は世の中にまず存在しません。この辺りの認識だけはしっかり持っておく事が肝心です。

とはいえ今回の企画に関しては 3月からいよいよ量産も始まるそうですし、4月に無事届く事を祈って楽しみに待ちたいと思います。

※ 追記 ※


来週には出荷できそうだとの連絡が入りました。予定通りなんとか 4月中に入手できそうですので届きましたら改めてレビューしてみたいと思います。一般販売開始は 6月からの予定だそうです。

(2017.4.20)