(新)タイトルいつ決めるのさ

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nasne の外付けHDD をエレコムの 2TBモデルに交換

nasne の外付けHDD を 1.0TB のアイ・オー・データ製「HDL-CE 1.0」から 2TB のエレコム製「ELD-XED020UBK」に交換しました。元々 HDL-CE 1.0 は「LANDISK」という NAS としての機能を持っていたのでそちらの用途で使っていたのですが、NAS を Netgear の「ReadyNAS 104」に代えてからは nasne の外付けHDD として余生を送らせていました。ただ、入手してから既に 5年を経過しており、さすがにいつ逝ってしまってもおかしくない状態です。そこで今回 1TB から 2TB への容量アップを兼ねて予防的な交換を行うことにしました。

エレコムの ELD-XED020UBK は Joshin Web でちょくちょくセール対象になっているようです。マニュアルや機能・パッケージを簡素化してコストを抑えた web専売モデルですが、パッケージ内部で HDD を中空保持していたりと輸送中のダメージへの配慮がされていて好感できます。電源アダプタの他に 1m 程の USBケーブルが付属していました。

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HDD は不具合があるのを知らずに使っていると後々痛い目を見るので、まずはしっかりと初期不良チェックです。PC に USB で繋いで CrystalDiskInfo で見てみたところ、中身は Western Digital の WD20EZRZ-00Z5HB0 でした。WD Blue シリーズのようでしたので「Data Lifeguard Diagnostic for Windows」でチェックすることにします。quick test と extended test を実行してみましたが特に問題はなさそうでした。ここまでやっておけば十分でしょう。(ちなみに extended test には USB3.0接続で 4時間40分程かかりました。)念のため Western Digital の RMA保証も確認してみましたが OEMモデルとのことでサポート対象外でした。「殻割」をする場合はエレコムの 1年保証も効かなくなりますので注意した方がよいでしょう。

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USB 3.0 で PC に繋いで速度も測定してみました。書き込み速度がやや遅いものの、録画用HDD として使うには十分な性能と言っていいでしょう。
電源スイッチは無いので、電源の ON / OFF は ACアダプタの抜き差しで行うしかありません。ACプラグを抜くときはアクセス中でない事だけは注意が必要です。やはり基本的には繋ぎっぱなしで使う録画向きでしょうね。しばらくアクセスがないと自動的に節電モードに入るようです。

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HDD本体側の USBコネクタは Standard-MicroB というちょっと変わったタイプのものでした。今まで知りませんでしたが外付けHDD ではわりと一般的なものなのだそうです。反対側は普通の USB Type-A なので延長ケーブルを使っても大丈夫かとは思いますが、長さが足りずに買い換えたいという場合には注意が必要です。


nasne に接続することのできる HDD にはいくつかの制限があります。(オンラインマニュアル

 ・FAT32 形式のフォーマットのみ対応。
 ・フォーマットの制限から 2TB までの HDD が接続可能。
 ・複数のパーティションで区切られたハードディスクには非対応。
 ・外付けできる HDD は 1台のみ。(複数の HDD を付け替えるというような使い方は不可。)

実は nasne に 2TB以上の HDD を認識させる方法もあるにはあるようなのですが、外部のフォーマッタを色々試したり後々で不具合が発生したりとなにかと苦労されている様子です。

今回購入した,エレコムの ELD-XED020UBK は NTFS であらかじめフォーマットされている為そのまま繋いでも nasne が認識してくれません。Windows10 の PC に繋いだところで標準では exFAT か NTFS でしかフォーマット出来ないので FAT32 でフォーマットできるフォーマッタを探して来る必要があります

エレコムのHP には同等品と思われる ELD-ERT020UBK のページにもフォーマッタはありませんが、FAQ の方でなんとか見つけることができました。

 Q.ELECOMハードディスクフォーマッタを利用して、HDD を FAT32 でフォーマットする方法

当然中身は全て消えてしまいますので取り扱いには注意してください。

無事フォーマットを終えたところで早速 nasne に繋いでみましたが認識されません。あれこれ考えつつ PC に再び繋いで見ていたところ、全く身に覚えがないのにパーティションが分かれて 400MB 程の領域が出来てしまっていました。一旦全ての領域を開放させて再び FAT32 のパーティション 1つだけの状態にしたところ、ようやく使えるようになりました。結局「複数のパーティションで区切られたハードディスクには非対応」という条件に引っかかってしまっていただけでした。

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あとは torne(PS4)なり PC TV Plus(PC)や Video & TV SideView(iPad等)などのアプリなりから「nasne HOME」へアクセスして「ハードディスク管理」から取り付けた HDD を登録してやるだけです。nasne の IPアドレスが分かる場合はブラウザから直打ちしても設定画面を開くことができます。
ダメ元で HDD 交換前に PC TV Plus を使って PC へ転送していた録画番組を新しい HDD に戻せないか試してみましたが、やはり無理でした。どうしても置いておきたい番組は BD へでも焼いておいた方が安心ですね。ちょっと割高ですが SeeQVault 対応のHDDを別に買ってきて移すのもいいかも知れません。

ファンレス設計のおかげでスリープ状態では完全に無音ですが、筐体がプラスチックなので響きやすいのか稼働時にはそれなりの音がします。うるさいと言うほどではありませんが PCケース内で使う場合よりは音がすると思っておいていいと思います。また、青のアクセスランプが大きいのでチカチカとちょっと目障りに感じることがありました。まあこれは置き場所でどうとでもなりますが・・・。

昨年の秋頃に nasne がマイナーチェンジをするとのことでせめて exFAT には対応するかとちょっと期待していたのですがほとんど機能の追加・変更はなかったようで肩すかしに終わってしまいました。4TB の HDD が 1万円以内で入手できる時代に少し残念ではありますが、あまり大きな HDD を使っていても壊れたときのダメージがそれだけ大きくなるということでもあるのでこれはまあこれでいいですかね。