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Yamaha RTX1200 の動作確認を兼ねた IPv6 PPPoE + IPv4 PPPoE での接続試験

まずは中古で入手した RTX1200 の動作確認と勉強を兼ねて今まで WG1800HP2 で使っていた PPPoE 方式での IPv6+IPv4 の接続を確認してみることにします。IPv4 接続に関しては RTX1200 の GUI だけで楽に設定できましたが、IPv6 の方は多少手直ししてやる必要がありました。ただ、取りあえずこの GUI ウィザードを使って設定してから手直しするというやり方だとゴミが残ってしまう可能性があるので、ある程度理解できたら最初から自分でコンフィグを書き直した方が良さそうですね。RTX1210 や NVR510 などの新しい機種では GUI ウィザードに従っていくだけでも問題無いでしょう。


正直昼間の空いている時間帯のPPPoEでの接続速度に限って言えば WG1800HP2 の方が速いようですね。RTX1200 の CPU は MIPS系の 300MHz と、今となってはかなり見劣りのする性能なのでボトルネックになってしまっているのかも知れません。販売開始も 10年近く前なので仕方ないでしょう。そもそも最大セッション数(WG1800HP2 は非開示)や VLAN や VPN が使えるなど機能面で大きな違いがあるので同じ土俵で語るようなものではないですし、今回 RTX1200 を買った主目的はピーク速度をどうこうというより耐えがたい程の夜間のネット回線の速度低下を IPv6 IPoE+DS-Lite の環境に切り替えることでどうにかすることです。NVR510(デュアルコア ARM 1.2Ghz)や RTX1210(PowerPC 1GHz)を購入出来る予算があるのであれば素直にそちらを買うに超したことはありませんけど。今後 NTT西日本でも小型ONU が使えるようになれば私も NVR510 に買い換えるかも知れません。

PPPoE での接続の場合、夜間の速度は NTTのフレッツ網とプロバイダーとの接続点にある「POI(Point Of Interface:回線相互接続点)」という装置の混雑という根本的な問題があるのでどちらにせよ遅いですね。大差ないです。所謂 IPガチャや設備増強工事などで一時的に改善することはあっても利用者の増加ペースには到底追いついていないようなので時間が経てば元の木阿弥です。これは IPv6 だろうが IPv4 だろうが PPPoE方式で接続する以上フレッツ網では当分逃れられないのでしょう。



ウィザード使ってとりあえず設定した config を元に見直したものを USBメモリに「config.txt」として保存して本体にコピーし、とりあえず無事通信ができることは確認できました。RTX1200 はコンフィグを 5箇所 3世代ずつまで保持できるのでトライ&エラーで少しずつ変えながら試していけるのはいいですね。ルーター再起動からの復帰も早いです。これはこれで何かの時のために設定の一つとして保存しておくことにしました。

個人用メモとして RTX1200 での IPv6 PPPoE + IPv4 PPPoE の接続設定例(So-net の場合)を置いておきます。Yamaha のサイトやいくつかのブログを参考にさせて頂きました。中古で買った RTX1200 の動作確認と接続できることの確認が主眼なのでフィルタ設定やクライアントのバインド指定などは書いていません。何分素人なのでおかしな所があるかと思いますのでご指摘頂けると助かります。

(参考サイト)
   ・高速回線(光ファイバー)を利用する(RTX1200 GUI設定例)
   ・フレッツ光ネクスト インターネット(IPv6 PPPoE)接続

ip route default gateway pp 1
ipv6 route default gateway pp 2
ipv6 prefix 1 dhcp-prefix@pp2::/64
ip lan1 address 192.168.100.1/24
ipv6 lan1 address dhcp-prefix@pp2::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 1 o_flag=on
ipv6 lan1 dhcp service server

# IPv4 PPPoE設定
pp select 1
 description pp "PRV/PPPoE/0:So-net PPPoE"
 pp keepalive use lcp-echo
 pp keepalive interval 30 retry-interval=30 count=12
 pp always-on on
 pppoe use lan2
 pppoe auto connect on
 pppoe auto disconnect off
 pp auth accept pap chap
 pp auth myname *******@***.so-net.ne.jp (回線接続用パスワード)
 ppp lcp mru on 1454
 ppp ipcp ipaddress on
 ppp ipcp msext on
 ppp ccp type none
 ip pp mtu 1454
 ip pp rip send off
 ip pp rip receive off
 ip pp nat descriptor 1000
 ip pp tcp mss limit auto
 pp enable 1
 
# IPv6 PPPoE設定
 pp select 2
 description pp "PRV/PPPoE/1:So-net IPv6 PPPoE"
 pp keepalive use lcp-echo
 pp keepalive interval 30 retry-interval=30 count=12
 pp always-on on
 pppoe use lan2
 pppoe auto connect on
 pppoe auto disconnect off
 pp auth accept pap chap
 pp auth myname *******@***-v6.so-net.ne.jp (回線接続用パスワード)
 ppp lcp mru on 1454
 ppp ipcp ipaddress on
 ppp ipcp msext on
 ppp ccp type none
 ppp ipv6cp use on
 ipv6 pp mtu 1500
 ipv6 pp rip send off
 ipv6 pp rip receive off
 ipv6 pp dhcp service client
 ipv6 pp tcp mss limit auto
 pp enable 2

nat descriptor type 1000 masquerade
nat descriptor address outer 1000 ipcp
nat descriptor address inner 1000 192.168.100.1-192.168.100.254
nat descriptor timer 1000 600
nat descriptor timer 1000 tcpfin 30

# DHCP設定
dhcp service server
dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
dhcp scope 1 192.168.100.10-192.168.100.191/24
dhcp client release linkdown on

# DNS設定
dns service fallback on
dns server pp 2
dns server select 1 pp 2 aaaa . restrict pp 2
dns server select 500001 pp 1 any . restrict pp 1
dns server select 500002 pp 2 any . restrict pp 2
dns private address spoof on

# 時刻合わせ
schedule at 1 */* 01:00:00 * ntpdate ntp.nict.jp syslog

So-net の場合、IPv4 接続用 ID が「taro@aa2.so-net.ne.jp」であるなら IPv6 PPPoE 用のユーザー名(接続用ID)は、

     例) IPv6接続用ID:taro@aa2-v6.so-net.ne.jp
              (ユーザーアカウント@サブドメイン.so-net.ne.jp)

と、IPv4の接続用IDの途中に「-v6」を付けるだけです。申込などは不要です。また、その際の接続用パスワードは共通のものが使えます。So-net では IPv4 の接続用IDを設定することで IPv6 用のIDが自動生成されるという仕組みになっているそうです。