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ZESTY JAPAN の液晶モニターアーム「ARM-010M1」を使って EIZO FlexScan EV2736W を設置してみた

少し前に ZESTY JAPAN という所から出ている液晶モニターアームを購入してみました。


先日センタースピーカーをこれまで使っていた ONKYO の D-108C から DALI の Zensor Vokal に買い換えたのですが、Zensor Vokal のサイズがかなり大きかったので、今までのように液晶ディスプレイとスタンドの脚の間にスピーカーを置くという配置が出来なくなってしまいました。分かってはいたのですがね。どう置いたものかと悩みましたが、液晶ディスプレイをスピーカーの上に直接乗せるという置き方はしたくなかったのでモニターアームを使って出来た空間にスピーカーを設置するのがベストかなという結論に至りました。

モニターアームは今回購入したものの他に、定番とも言える「エルゴトロン LX」を 2本使っていたのですが、通常モデルでは支柱のかなり低い位置からアームが斜め上に向かって伸びる形になるのですよね。今回 Zensor Volal と組み合わせるにあたってスピーカーを壁際ギリギリに寄せて設置するつもりなので背後にアームを逃がせるようなスペースが無く、普通に設置しようとするとアームとスピーカーが干渉してしまいます。エルゴトロンの長身ポールモデルを使えば大丈夫そうなのですが、2万円越えになってしまい、ちょっと尻込みしてしまう価格なので、他の格安アームで条件に合いそうなものを探した結果今回購入した「ARM-010M1」を選んだ次第です。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200107145313j:plain:w250,left Amazon のマーケットプレイスで購入したのですが、外装の箱の素材が薄く保管状態もかなり悪かったのか、かなりボコボコの状態で届きました。エルゴトロンのアームはパーツごとにきちんと発泡スチロールの中で整理されていたことを考えるとこの辺りの適当さは似ても似つきません。正直あまり気分の良いものではありませんが、所詮格安アームの外箱なんて捨ててしまいますし、アーム本体には傷などはありませんでしたのでまあ運も悪かったのだろうと思うことにします。生産地は中国となっていました。ZESTY というメーカー名は正直これまで聞いたことがありませんでしたが、調べてみると上新電機やヨドバシカメラでも取り扱いがあったので一応の品質は担保されているでしょう。(価格差が千円程あったので購入先は Amazon になりましたが。)ZESTY 自体はモニターアームの他にカー用品などを扱っている会社のようです。


箱の中身は下の写真のような感じです。クランプの取っ手部分は正直他のアームに比べてかなり簡素ですが、ポールやアーム・机への固定状態など基本的な部部に関しては充分な強度があります。VESA 穴は 75x75mm と 100x100mm に対応していて、固定可能な机の天板の厚さは 15~55mm、耐荷重は約 10kgです。今時の液晶モニターは軽いので 32インチ程度までなら余裕でしょう。

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f:id:Vulpes-ferrilata:20200107150252j:plain:w250,left さて、このアームの大きな欠点ですが・・・。呆れを通り越して笑ってしまったのはここ。なんだこれは。

製品の HP や Amazon の商品画像ではハの字状のパーツでいかにも机上部もがっちり固定されているように見えたのですが、実はこのパーツ、左の写真のように単にポール上部から穴に通して被せるだけという全く以て見た目だけのシロモノでした。まだパーツ上部を何らかの形で固定していれば少しは補強の役目も果たせたでしょうが・・・。幸いこのパーツが役に立たないというだけで机上面の固定部分は他のグリーンハウス等から出ている格安アームと大差なく、シングルモニターアームとしての強度には何ら問題無いだろうと思います。尚、スペースだけ取って特に高級感が増す訳ですら無いこの無意味な樹脂製のパーツは即刻ごみ箱行きとなりました。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200107182434j:plain:w350,right 代わりと言っては何ですが、机への設置部分に傷を付けたくなかったので補強も兼ねた保護プレートを自作することにしました。自作と言っても近所のホームセンターで手頃な厚さの鉄プレートと 1mm厚のゴムシートを買ってきて両面テープで貼り付けただけの極々簡単な物で、アーム取付部の上下に噛ませる形で使ってみました。材料費は 7~800円位だったかな。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200107182659j:plain:w350,left こちらはディスプレイを取り付けた後上から見てみた様子です。三関節式のアームで前後左右の水平方向への移動はとてもスムーズです。アームがしなったり取り付けたモニターが頭を垂れてしまうようなこともありません。上下 15度のチルト可能となっていますが、実際にはそこまでは動かない気がします。ディスプレイ取付部の肉厚は充分でしっかりしており強度的な問題は無いでしょう。アーム下部のケーブルガイドを使ってある程度ケーブルをまとめることができます。
公式情報ではこのアームのポール長は 410mm、最も高くした状態で机上面から VESA板中心までの高さは 480mm ということで、実際にアームをほぼ目一杯上に固定して EIZO FlexScan EV2736W を取り付けた場合のモニター上部までの高さは 635mm、下部は 260mmくらいになりました。高さは十分稼げたのでモニター下への Zensor Vokal の設置も問題ありません。組み立てに使った工具はモニター取付時に使ったプラスドライバーくらいでした。

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上手い具合に Zensor Vokal に干渉しない状態でレイアウトすることが出来ました。今回は長すぎず短すぎないちょうど良い高さにディスプレイを配置できる長さのポールを求めてこの商品を選びましたが、エルゴトロンは円安ですっかり高値になってしまいましたし(Amazon や HP の OEMモデルという選択肢もありますが)あまり頻繁に上下にモニターを動かす必要が無い場合にはこのような格安アームも決して悪くない選択肢だと思います。