自分のサイトでどんな記事がよく読まれているか、どの時間帯に読まれているかといった事を知るために「Google Search Console」や「Google Analitics」を利用している方は多いかと思います。
「StatCounter Global Stats」では Webブラウザやサーチエンジンのシェアを国やデバイスの種別毎に知ることが出来る(” Stat Counter ” はアイルランドの企業のアクセス解析サービス)のですが、それによると日本の場合 2020年3月までの 1年間では PCで 73.24%、モバイルで 75.9%が Google の検索エンジンを利用している(PCの 2位は Yahoo! で 16.43%、モバイルの 2位も Yahoo! で 23.52%)ということらしいので、Google の統計サービスだけでも訪問者の傾向は十分把握できるでしょう。
ですが、特に PCからの場合 9.73%については「bing」の検索エンジンを利用しているのだそうです。「bing」はMicrosoft の検索エンジンなのですが、Windows の標準ブラウザが「Microsoft Edge」や「Internet Explorer(既に開発は終了)」である事が影響しているのでしょう。「Microsoft Edge」についてはベースが「Chromium」となって作り直され、随分使いやすくなっているので今後少しシェアを伸ばしてくるかも知れません。そんな「bing」での検索状況を把握することの出来るツールがあります。
■ 「Bing ウェブマスターツール」の導入方法
「Bing ウェブマスターツール」は、Google のツールと同じ様に bing検索 からの流入状況を解析することのできるツールです。はてなブログでは簡単に利用することができるのでこちらも設定しておくと良いでしょう。以下、その方法を書いておきます。
※ 画像クリックで Bing web マスターツールHPへ
まずは「サインイン」する必要があります。上記の画像から「Bing ウェブマスターツール」のHPにアクセスしてみてください。Microsoft、Google、Facebook のアカウントを持っていればそれを使ってすぐに利用を始めることができます。Microsoft アカウントを使った場合のサインインの流れは下の通り。
Microsoft のアカウントを使う場合、スマホアプリの「Microsoft Authenticator」を使っている場合はそちらを使って簡単に認証することが可能です。このアプリは二段階認証を設定出来るサイト(Amazonなど)で使う事ができて便利なので入れておくと良いでしょう。
サインインに成功すると次のような初期画面が表示されるので、「サイトの追加」の所に自分のブログのURLを入力して「追加」ボタンをクリックします。
左はこのブログを登録する際の様子です。全ての項目を埋める必要はありません。順に軽く説明をば。
・「URL」
登録するブログなどのURLを入力します。
・「サイトマップの追加」
「サイトマップ」はブログの地図のようなものです。
はてなブログの場合は、
「(ブログURL)/sitemap.xml」
でOKです。後からでも追加出来るので飛ばしてしまっても
構いません。登録時にエラーが出てちょっと悩みましたが、
間に「スペース」が入ってしまっていたことが原因でした。
・「トラフィックの多い時間~」の質問
入力しておくと、指定した時間帯を避けて訪問者の少ない時
にクロールしてくれます。
・「名前」
別に入力しなくても良さそうです。
・「メールアドレス」
エラーや問題が発生した場合に報せてくれるそうです。
あとは受け取る通知の種類やメッセージの間隔を指定して「保存」すればサイトの登録は完了です。
するとブログの所有権を確認するよう促されて3つの方法が示されるので、2つめの「<meta> タグを既定の Web ページ内にコピーして貼り付ける」から認証コードをコピーしておきます。
はてなブログの方では、管理画面の「設定」→「詳細設定」と辿って「解析ツール」にある「Bing ウェブマスターツール」の所に先ほどコピーしておいた認証コードを貼り付けます。その後。ページ最下部の「変更する」のボタンを押して状態を保存してはてなブログ側の準備は完了。
「Bing web マスター」の先ほどコードをコピーしたページに戻って「確認」ボタンを押すとサイトの本当の所有者であるかどうかの確認が行われます。
サイトの登録が完了すれば左のようにダッシュボードで自分のサイトが表示されるようになります。
「Google Search Console」の方では、はてなブログのサイトマップと相性があまり良くないのか、「検出されたURL数」が増減したり追加された記事が長いこと登録されなかったりという事が度々あるようですが、「Bing web マスター」の方ではそのようなこともなく瞬時に認識されたようです。
新しく書いた記事を少しでも早く bing に認識させたいという場合は、「自分のサイトの設定」から「URLの送信」で手動で登録することも出来るようです。