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iPhone SE(2020)x 楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」 ~ 実際の使用感をチェック! ~

こちらは楽天モバイルが MNOサービスを開始した当初の「Rakuten UN-LIMIT」における iPhone SE(2020)の使用感を書いた記事です。

記録のために当時の記事を残していますが、現在は「Rakuten UN-LIMIT VI」とサービス名称が変更され、iPhone の設定が簡単に行えるようになったり電話アプリの「Rakuten Link」が使えるようになるなど、サービス内容が大きく変更されていますので、最新の情報は 楽天モバイル のサイト で確認して頂きますようお願い申し上げます。


それでは先日届いたばかりの iPhone SE(2020)に楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」の SIM を早速差し込んで使ってみることにします。但し、現在のところ楽天モバイルとしては「Rakuten UN-LIMIT」の iPhone での動作保証は全くされていません。全てにおいて自己責任となり、楽天モバイルのサポートも期待できないということだけは肝に銘じておいてください(恐らく門前払いに遭います)。また、ここに書いている事は全て私の環境での事例の一つでしかないことは予めお断りさせて頂きます。いずれ楽天側で正式対応されるものと期待はしていますけどね。

「Rakuten UN-LIMIT」については以下の記事で紹介しているので宜しければ併せてご覧下さい。

■ 楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」で使ってみる

私の場合このために iPhone 8 から iPhone SE(2020)に買い換えたと言っても過言ではありません。もともと今現在メインで使っている UQ mobile の 2年縛りがこの 9月で解けるので、そのまま UQ は解約してRakuten UN-LIMIT(今は重複契約させています。1年無料ですしね。)1本にしようかとは思っていました。端末もその頃には次世代モデルが発表されて価格が少し下がるであろう iPhone 11 を買うつもりだったのですが、先日発表された iPhone SE(2020)のスペックと価格に魅了されて飛びついてしまいました。新しい回線と新しい端末の組み合わせを試してみたい!というのもありましたしね。

SE2020楽天SIM 「eSIM」との組み合わせで試している方が多いようですが、当然ながら物理SIMでも使う事が出来ます。楽天モバイルの基地局がまだまだ少ないので、安定通信優先で他社のSIMと併用する為にeSIMで楽天を運用している方が少なからず居られるということでしょう。私の場合 UQ Mobile は解約するつもりなので物理SIMのまま使う事にします。物理SIMなら差し替えもできますしね。

結論から言って電話・データ通信・テザリングについてはすんなりと使う事が出来るようになりました。ただし、SMS については送信も受信もできていません。うちは神戸市内なのですが、楽天の自社回線エリアでは無く au(KDDI)のローミングエリア内にあります。どうやら今のところ iPhone で「Rakuten UN-LIMIT」を使う場合はローミングエリア内で Band 18・26 を掴んでいると SMS の送受信が正常に行えないらしく、この条件に当てはまってしまったようです(うちでは Band 18 を掴んでいます)。私の場合 SIMのアクティベート自体は無料サポータープログラム参加時に OPPO Reno A で行っていたので iPhone SE(2020)でアクティベートも可能であるかどうかについては何も言えません。Twitter などでは成功の報告が複数見られるとだけ申し上げておきます。

SE2020x楽天モバイル iPhone 8 の場合と違って iPhone SE(2020)では新しい端末に楽天モバイルの SIM を差しただけで楽天回線を認識し、後に圏外となってしまうこともありませんでした。アンテナピクトは立っていませんでしたが、「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」で「LTE,VoLTEオン」に切り替えるだけでピクトが立ち、電話も正常に使えるようになりました。

SE2020APN 「ネットワーク選択」は「自動」の状態で「Rakuten」になっており、APN は、「モバイルデータ通信」「LTE設定(オプション)」「MMS」「インターネット共有」にそれぞれ「rakuten.jp」が自動入力されていました。ただ、楽天モバイルではメールアドレスは貰えませんので「MMS」は使えませんし、「MMS」と「LTE設定(オプション)」のところは消して空欄にしてしまっても大丈夫だと思います。(というかそれで使えています。)
iPhone で自分が今どのバンドの電波を使っているか知りたい場合は「フィールドテスト」という機能を使って知ることはできます。iPhone の電話アプリで「3001#12345#」と入力して電話ボタンんを押し、「LTE」→「Serving Cell Info」の「freq_band_ind」の値を見れば知ることができます。
楽天モバイル速度 最寄りの基地局からそこそこ距離があるうちでもこの程度の速度はほぼ常時出ています。ローミングなので当然と言えば当然ですが UQ mobile の回線と遜色有りません。電波塔の近くでは 100Mbps近い速度になることもあるようですし、これだけ出てくれれば十分です。電話の音質等も問題ありません。


■ iPhone で楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」を使う上での注意点

iPhone で楽天モバイルを使う上で注意点がいくつかあるので書き出しておきます。

  • 「my楽天モバイル」アプリが iOS に無い
       → Web上で利用状況や料金の確認は可能です。但しチャットサポートの利用は出来ません。
         チャットサポートに関してもWeb上の「my楽天モバイル」→「サポート」から「メッ
         セージ相談」のところの「このままWebを利用する」の「メッセージ相談を利用する」
         で出来るようになったようです。
  • 「楽天Link」アプリが iOS に無い
       → 電話は 20円 / 30秒の有料で使うしかありません。但しこれは「SMARTalk」などの IP電話
         を併用する事である程度緩和することは出来ると思います。
  • ローミングエリア内では月当たり 5GB で通信速度制限が掛かる
       ですが、最大1Mbps と先日緩和されてかなり使いやすくなっています。高画質で動画を見ま
       くる!というのでなければ実用上の問題はあまりないかと。
  • ローミングエリア内で SMS が送受信できない ⇒「二段階認証」は要注意
       これは上で書いた通りです。ローミングエリアでの SMS 送受信不可の件は無料サポーター
       プログラムに参加していた頃から聞いて知ってはいましたが、実際に己の身に降りかかって
       くると思っていた以上に厄介な問題ですね。というのも、「iMessage」「FaceTime」といっ
       た Apple純正のアプリを初め、アプリの初回登録時などに SMS認証を要求されるケースがま
       まあるのですよね。特に最近では「PayPay」「au Pay」といった QRコード決済のアプリを
       使うのに SMS認証が必要になるという点は非常に痛いです。「d払い」のようにメールアド
       レスで認証できるものについては問題ありませんが・・・。

解決策(妥協案?)についても少し考えてみます。

  • iPhone と Android スマホを併用する
       「楽天Link」さえ使えれば電話料金がほぼ掛からなくなるのである程度まで古い Android機
       や格安で手に入れられる機種があるのであればそちらで電話を掛けるようにしてしまうとい
       う手もあります。実際に試してみましたが、iPhone に届いた SMS の認証コードを使って
       OPPO Reno A の「楽天Link」アプリをアクティベートする事は可能でした。但し、楽天Link
       にログインしたままの状態だと掛かってくる電話まで Android の楽天Linkアプリでしか受け
       る事ができないという問題もありますが・・・。また、この手を取った場合は「my楽天モバ
       イル」アプリを使ってオンラインチャットサポートを受けることも出来るようです。
  • Rakuten Casa」を置いてみる
       楽天モバイルが販売(0円ですが)している「Rakuten Casa」というフェムトセル基地局を
       置いてみるという手もあります。こちらだと自宅が楽天回線エリアになってしまうので、デ
       ータ無制限になりますし SMS の受信にも影響は出ないでしょう。但しこの手段を採るには
       「楽天ひかり」にも申し込まなければならないという大きなハードルが存在します。

       「Rakuten Casa」がどういったモノなのかは下の記事で書いていますので興味のある方は
       併せてご覧頂ければと思います。
  • SMS認証が必要な場合は一時的に楽天回線エリアに出向く
       当たり前過ぎて御免なさい\(__ )。ですが普段 SMS を使うことが無く、アプリなどの認証時
       のみやり過ごせれば取りあえずいいというのであれば考えられなくも無い話です。私の場合
       ランニング時に足を伸ばせばなんとか行けなくは無い距離なので必要なアプリをリストアッ
       プして持って行ってやり過ごそうかと思っています。

いずれにせよとにかく早く楽天の自社回線エリアが広がって欲しいですね。


iPhone 6s/SE~8/X までの世代の機種については「Rakuten UN-LIMIT」でも使える方法を編み出された方が居られて話題になっているようですね。実は私も手持ちの iPhone 8 で試してみたのですが確かに通信・通話とも問題無く、それどころかローミングエリアでの SMS の送受信についてもOKでした。この方の方法はキャリアの設定ファイルを書き換えることで実現されているようなので、やはり Apple なり楽天なりがきちんと準備さえすれば利用出来るようになっていたはずですね。どのような大人の事情があるのかは知りませんが早くなんとかして欲しいものです。

その話題の方法は「しゅうのブログ」に書かれています。それにしてもこの方、一体何者なのでしょう。よくこんな方法を考え出されたものです。凄い方が居られるものですね。但し、試される場合はくれぐれも「自己責任で」お願いします。あ、Windows 10 の iTunes を使う場合は Windows Store版では出来ません。スタンドアロン版を使う必要があります。また、Windows 10 で現在標準となっている「Windows PowerShell」はコマンドを受け付けてくれません。こちらについては旧来の「コマンドプロンプト」を起動する必要があります。


■ 最後に

楽天モバイルの自社回線エリア内の方はそれこそ「楽天Link」が iPhone で今のところ使えないという事くらいしか実質的なデメリットは無いかと思います。通信量を気にする事無くデータ通信を利用出来る(1日辺りの制限はあるという話もありますが)のは非常に魅力的です。また、ローミングエリア内の方も、もし光回線を「楽天ひかり」に切り替えるのを厭わないのであれば「Rakuten Casa」を導入することでほぼ解決できるでしょう。「楽天ひかり」は所謂「光コラボ」モデルのひとつです。

楽天としてもKDDIに高額のローミング料金を払い続けたいはずはないので自社ネットワークの拡大は急ピッチで進めてくれることでしょう(新型コロナの影響がどの程度響くかは分かりませんが)。今起きている問題は自社回線エリアの狭さに起因するものが多いですし、いずれ解決されるものと期待しています。(iOS版楽天Link 早う!早う!)


※ 追記 ※


ようやく楽天モバイルから iPhone・iPad で「Rakuten UN-LIMIT」を使う場合の APN設定例が示されました。ただ、依然として動作保証外となっていますので利用はご自身の判断でお願いします。兎にも角にも一歩ずつ牛歩ででも前進してはいるようですね。 また、緊急地震速報・津波警報などの ETWS(地震津波警報システム)の受信ができないようです。「エリアメール」は周囲でもけたたましく鳴り響くので分からないということは少ないかも知れませんが、各種防災アプリをインストールしておくなどしておいた方がよさそうです。
(2020.4.27)


※ 追記 ② ※


iOS版の「楽天Link」アプリがようやくリリースされました。以下の記事でレビューしてみましたのでよろしければ一緒にご覧下さい。 (2020.7.9)

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