先日販売が始まった iPhone SE(2020)ですが、背面の林檎マークの位置を除いて iPhone 8 と同じ筐体デザインになっているため、ケースに関しては以前から iPhone 8 用として売られていたものをそのまま使う事ができます。コネクタも Lightning のままなのでアクセサリ類も流用でき、むしろ使えないものを探す方が難しいでしょう。
ですが、液晶画面保護フィルムに関してだけはちょっと注意が必要です。というのも、今回発売された iPhone SE(2020)の方では iPhone 8 に比べで僅かに画面中央に近い部分からエッジにかけての湾曲が始まっているようなのです。
■ 取りあえず前回の残りを貼ってみた
iPhone 8 を購入した時に使ったのが下の Nimaso の製品なのですが、2枚組だったため 1枚残っており、iPhone SE(2020)対応と商品説明が更新されていたので取りあえず貼り付けてみることにしました。購入から時間が経っているのでその後何らかの改良が行われていた可能性もありますが ” 物は試し ” です。
結果として残念ながら上下部分は 1mm 程、左右はそれぞれ 2mm 程度浮き上がってしまいました。押しつければしばらくは密着しますが、時間が経つとまた浮いてきてしまいます。樹脂製フィルムを使う場合であればフィルム自体が柔らかく曲がりやすいのでこのような問題が出ることは少ないようなのですが、ガラス製フィルムを使った場合、左の写真のように外周部分が浮いてしまって綺麗に貼れないケースが出てきます。
■ サポートに連絡してみた
驚くことにこの Nimaso のフィルムは 36ヶ月保証となっていたのでダメ元でメーカーに連絡を取ってみることにしました。レビューを見る限り Nimaso のサポートはかなり評判が良さそうだったので。
Amazon で購入した場合、販売者によっては購入履歴からメーカーサポートにメールを送ることが可能です。Nimaso の場合は「注文履歴」から購入した製品を選び、「商品について質問する」から出品者への質問が出来るようになっています。返信は普通のメールアドレスにも届くので、更にやり取りが必要な場合は送られてきたメールへ返信すればOKです。
今回の件では状況説明の写真を送ったりしたので 3回程やり取りをしましたが、毎回おおよそ 2~3時間程度で返信を頂けていました(営業時間中です)。返信によるとフィルムを未使用の状態でであってもしばらく保管していた場合は粘着力にも影響が出る可能性があり、浮きの一因になっている可能性があるとのこと。また、1枚入りの新しい商品を送るので試してみて欲しいとのことでしたので有り難く申し出を受けさせて頂くことにしました。
新しく送られてきたフィルムがこちら。いつもながら Nimaso のフィルムはとにかく付属品の充実っぷりが凄いです。特にフィルム貼り付け用のガイド枠が非常に便利で、フィルムの位置決めに悩む必要がありません。自己吸着式なのでフィルムを置いたら中央をちょっとトントンとするだけであっという間に貼り付けが完了します。
早速貼り直してみましたが、今回は上下左右とも全く浮きが生じることも無く綺麗に貼り付けることができました。ガイド枠がとにかく便利なのですが、横の隙間からホコリを取りながら貼るのには向いていないのでクリーニングしたらホコリが落ちてこない間に手早く作業する必要があります。
自己吸着面はシリコンなので貼り直しも出来なくはありませんが、接着面のシリコンはかなりデリケートなようなので爪などでダメージを与えないよう注意した方がよさそうです。フィルム自体がガラス製で折れやすいのであまり張り直しはしない方がよいでしょう。
フィルム貼付後の指の滑りは非常に良く、タッチ感度も全く問題は無いようです。エッジ部分が明るい画面を表示した場合にのみ左右に僅かに虹色のラインが出てしまうことがありますが、これはフィルムが液晶表示部ギリギリのサイズになっているため縁の部分がプリズムのようになってしまうのでしょう。(写真でも確認出来るかと思います。)ダークモードで使っている場合はこのようなことは起きないようです。実際に試したわけではありませんが、ひょっとしたらフィルムを貼る前に縁の部分を黒いマーカーなどでなぞっておくとましになるかも知れません。
Amazon のレビューを見る限り最近購入した人でも貼付後に左右が浮いてしまったと訴えている方もまだまだ見かけますが、このようにサポートはかなりしっかりとした対応をしてくれるので諦めてしまう前に連絡を取ってみることをお勧めします。