知らない人は居ないだろう。本日正午頃に奈良でとんでもない事件が起きてしまった。そう、選挙の応援演説に駆けつけていた安倍元首相が射殺されてしまったのだ。ここは日本だぞ。信じられない出来事だ。
このブログでは政治的な事象は扱わないと決めていたこともあってブログとして書くべきかどうかかなり悩んだのだが、やはり自身の気持ちの整理も兼ねて率直な気持ちを書いておこうと思う。こういうのはこれっきりにする予定だ。どうかご容赦願いたい。
まず最初に断っておくが、私は安倍晋三元首相を支持していた者の一人だ。日々日本を良くしようと心血を注いでいた方だと尊敬している。色々と批判があったことは勿論承知している。政治信条が合わない方は本記事を読まないことをお薦めする。その方が私にも貴方にも建設的だろう。
現時点で動機はよく分からない。報道によると支離滅裂な供述をしているらしい。或いは心神耗弱を演出しようとしているのかも知れない。だが、自作の銃まで持参しているあたり、突発的な犯行とはとても思えない。周到に準備をして機を窺っていたのであろう。
実行犯は海上自衛隊に在籍していたとの報道があるが 20年近く前のこと。今回の事件とは何か関係性があるとは思えない。敢えて自衛隊の名前を出すことで ” 自衛隊=怖いもの ” というイメージでも植え付けようとしているのでは無いかと邪推してしまう。最近の偏向報道の多さを見ていると特にね・・・。
67歳はまだ政治家として若すぎる死だ。偉大な首相だった。本当に日本のことを考えていた政治家だったと思うし今後もきっと尽力してくれていたであろう。無念で憤懣やるかたない。
彼ほど外交のバランス感覚が傑出した首相はもう出てこないかも知れない。G7首脳会談で腕組みをして椅子に座っているトランプ元米大統領と詰め寄るメルケル元独首相の間に入って窘めようとしている写真は強烈に記憶に残っている。全島返還は叶わなかったかも知れないが、ロシアとの北方領土の返還交渉でもあと少しというところまで行っていた。
経済政策も決して間違った方向性では無かったと思っている。長引く円高とニ○リやユ○クロ、イ○ンといった低価格で外国製品を輸入して来て販売する企業の隆盛で日本人には強烈にデフレマインドが刷り込まれてしまっていた。雇用が失われてしまったのだから給料なんて上がるはずがなかったのだ。現在は円安に振れすぎて弊害が出てきているが、国際情勢の違いに拠るところが大きい。他国が上げているからといって同じ様に金利を上げてしまうと途端にまた強烈な不況に見舞われることだろう。
安倍晋三元首相及びご遺族の方々には心よりお悔やみ申し上げる。あまりにもショッキングな出来事ではあるが、” 自粛 ” とかいう不毛な習慣はいい加減もう止めよう。彼もそのようなことは望まないのではなかろうか。テロなどに屈してはならないのだ。普通に食事をし、買い物をして少しでも経済を回そう。閉じこもっていても気が滅入るだけだ。そして日曜日は選挙に行ってきちんと投票しよう。