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淡路島南東部をサイクリングして大鳴門橋を観に行くライド

先日催行された、神戸の須磨港と淡路島の津名港を海路で結ぶ新航路の実証実験「2024 スマアワ Ship & Cycle」に参加して来ました。実証実験は今回で最後となり、今後はこの 3年間に集められたデータをもとに運用面の課題の洗い出しと事業としての採算性の検討などが行われるそうです。 前回は乗船の様子から津名港へ到着するところまでのご紹介となりました。今回はその後の淡路島サイクリングの様子を記録しておくことにします。


津名港へ着岸したのはほぼ定刻通りの 9時15分頃。復路の便の出航予定時刻は 17時45分なので、淡路島での滞在可能時間は概ね 8時間といったところになります。速い方なら ” アワイチ ” こと淡路島 1周も充分に可能な時間なのでしょうが、私の走力では到底無理。まあ荷物もありますし・・・(と言い訳)。

とは言え淡路島南部くらいなら周って来れるだろうということで、基本的に ” アワイチ ” のコースを辿って大鳴門橋を写真に収め、郡家(ぐんげ)の辺りから島を横断して余裕があれば伊弉諾神宮をお詣りして戻って来るルートを計画していました(時間が足りそうに無くて途中でルート変更しましたが)。

■ いきなりのトラブル発生。。。

津名港を出てしばらく走っているとなんだかカタカタと妙な音がします。走行中に何か壊れたりすると危険なので停車してチェックしてみると・・・。私のバイクでは TREK の「Blendrシステム」を使ってライト 2つとサイコンを取り付けているのですが、ライトを取り付けている方のマウントベースが割れてしまったようです (ノД`)

Blendrベース破損-1Blendrベース破損-2

幸いハンドルバーバッグを取り付けていたこともあってマウントベースが破断しても動く範囲が狭かったのか、ライトは落とさずに済んだもののこのまま走行するわけにもいきません。デイライトは点けておきたいですし、須磨に戻ってからは夜道を帰らないといけませんからね・・・。

まあ、こんなこともあろうかと(マウントベースが割れるとは思っていなかったケド)インシュロックを何本かツールボックスに忍ばせていたので、それを使って応急処置をしておくことにしました。上下共にアームの方は無事なので、インシュロックを掛けて引っ張って割れ目を合わせるようにしておきます。多少強引ですが、取りあえずこれで今日 1日くらいはなんとかなるでしょう。

現在は RECMOUNTS のパーツ を使って下側のマウントにボントレガーの「Ion Elite R」と「Ion Comp R」という 2つのライトを取り付けているのですが、ライト 2本とマウントパーツで約 300g というのは重すぎるのでしょうか・・・。一応 2年は保ちました。

ライトを取り付けるアームとライトの結合部が破損してライトが落下してしまったという話は稀に「X」などで見掛けて知っていましたが、まさかこんな所が破断するなんて・・・。ちょうど近日中に TREK の定期点検に持っていく予定なので、その時についでに交換してもらうことにします。このトラブルで初っ端から 20分ほどロスすることとなってしまいました。

■ 洲本から水仙郷を通って福良へ

少し様子を見ながら走っていましたが、どうにか速度を上げても大丈夫そうなので先を急ぐことにします。「シーアイガ海月」の ” AWAJI ” オブジェの所で写真を撮っている方も居ましたが、前回淡路に来た時 に撮影済みなのでここは華麗にスルー。「安乎岩戸信龍神社」という岩屋の中にある神社は観たかったのですが、今回はそんな余裕はありそうに無いですし・・・。

洲本

海岸線を走る国道 28号線の美しい景色を観ながら走って洲本へ到着したのが 10時10分頃。朝食の調達が出来なければここで早めの昼食を取るつもりでしたが、早朝から開いていたパン屋さんのお陰で事なきを得ましたし、特に補給する必要も無さそうだったのでそのまま南下。「南淡路水仙ライン(県道 76号線)」へ入り、いよいよキツいと評判の由良からのヒルクライム区間へ入っていきます。

水仙郷-1

写真撮影という名の休憩(笑)。いやはや、いきなり結構登らされますね。でも垣間見える景色は最高!

ナゾのパラダイス

一度は見たかった「ナゾのパラダイス」。「探偵ナイトスクープ」で採り上げられたのは 1989年のこと。「ナゾのパラダイス」が有名になったのはなんと言っても桂小枝さんのコミカルな紹介あってのでしょう。局長の上岡龍太郎さんと岡部まりさんのコンビもよかったですね。

満州義勇軍に参加して捕虜となった東田芳高さんがチチハルの紡績工場で妻となる貴久枝さんに出会い、その後開放されて淡路に戻った後南東部の立川地区を開拓して 1967年に「立川水仙郷」をオープン。水仙のシーズン以外にも観光客を呼び込むべく民俗資料館や、「ナゾのパラダイス」として紹介された下ネタ満載の「秘宝館」などを作ったのだそうです。残念ながら昨年館長を引き継いでいた息子の亮さんが亡くなられたとかで現在は閉園されています(後継者募集中らしい)。

南淡路水仙ライン-1

峠を越えて「中津川組(建設関係の会社でもあるのかと思ったらこれが地名らしい)」という地区に出た後は海岸沿いの平坦路をしばらくクルージング出来ていましたが、「沼島」へ渡る渡船のターミナルを過ぎた辺りからまたヒルクライム区間に。う、、、由良付近よりこっちのがキツい(苦笑)。

南淡路水仙ライン-2

南淡路水仙ライン-3

基本的に交通量は少ないので安心して自転車で走ることが出来ますが、ちょくちょくバイカー軍団やスポーツカー集団がやって来ます。そりゃこの辺りのドライブは楽しいでしょうからね。

世界一コーラ-1世界一コーラ-2

淡路島南端付近の「阿万(あま)」へ至る最後の峠のてっぺんに「世界一コーラ」なる自販機があります。まあただの自販機なのですが、たしかにここまで頑張って登ってきて飲むコーラは旨い!まあ取りあえず一杯やるよね(笑)。人里離れた場所ですが、楽天モバイルでもちゃんと電波が来ていて Coke ON が使えました。

さて、福良まであとちょっとだ!福良に着いたら昼食だ!と思っていたのですが、福良へ至る「阿万福良湊線(県道 25号線)」にもう一つの峠が・・・。これがまたキツかった・・・。

■ 「焙煎工房&淡路牛バール Giro d' Awaji(ジロ・デ・アワジ)」

淡路牛のローストビーフ丼が食べられる「焙煎工房&淡路牛バール Giro d' Awaji」は、この辺りに来たら寄ってみようとずっと前からチェックしていたお店です。

Giro d' Awaji -1

「焙煎工房&淡路牛バール Giro d' Awaji」

   住所   : 兵庫県南あわじ市甲1529-3 野口ビル1階
   電話   : 0799-50-2411(予約可)
   営業時間 : モーニング 8:00 ~ 11:00
          ランチ   9:00 ~ 16:00(L.O. 15:30)
          ディナー  18:00 ~ 22:00(L.O. 21:30)
   定休日  : 木曜日
   席数   : 18席
   駐車場  : 無し(道の駅福良に駐車可)
   備考   : 各種カード、電子マネー、QRコード決済使用可、サイクルラック有


場所は鳴門海峡渦潮クルーズが出ている「道の駅 福良」から北に歩いてすぐのところ。サイクリストウエルカムのお店としても知られていて、もちろんサイクルラックも完備されています。店名は当然三大ツールの 1つである「Giro d'Italia(ジロ・デ・イタリア)」から採られたのでしょう。

Giro d' Awaji -2Giro d' Awaji -3

中はちょっとレトロな純喫茶風のレイアウト。暑かったでしょうとピッチャーでお水を出してくれるのが有り難い。オマケにサイクルボトルにも氷水を満タンにして頂けました。ちょうど水を切らして補給しないといけないなと思っていたので、これには本当に大助かりです。

Giro d' Awaji -4

お勧めはやはり淡路牛のローストビーフ丼!とのことで、もちろんこちらをオーダー。塩分補給が出来て嬉しい味噌汁と、ウズラの卵、西洋わさび、ほうれん草のお浸し、ちりめんじゃこが付いていました、

Giro d' Awaji -5

こちらは珈琲も非常に美味しいらしいのですが、今回はあまり時間的な余裕が無くて断念。とにかくホスピタリティ溢れるお店です。サイクリストの方でまだ行ったことが無いという方は是非訪れてみてください。オーナーさん自らも淡路島のサイクリン環境を良くしようと様々な努力をして下さっている方のようです。食事を済ませてお店を出たら 14時前。。。ヤバイ、時間がだいぶ押してきた(苦笑)。

■ 「大鳴門橋」を一望出来る「道の駅 うずしお」へ到着!

さて、今回どうしても行っておきたかった「大鳴門橋」を観るべく福良から「うずしおライン」を走りますが、ここもなかなかの激坂。

大鳴門橋-1

ようやく「道の駅 うずしお」に到着です。まずは ” おっ玉チェア ” と 1枚。本当ならもっと橋脚の麓まで降りていけるのですが、2025年3月まではリニューアル工事を行っているため行く事が出来ません。下まで行ければ渦潮も観れたでしょうが、まあ是非も無し。

大鳴門橋-2大鳴門橋-3

大鳴門橋-4

私のイチ押しはやはり明石海峡大橋ですが、大鳴門橋も美しい橋ですね。頑張って観に来た甲斐がありました。天気がもうちょっと良ければ最高だったのですが、こればかりは仕方ありません。2028年にはこの橋を自転車で渡って徳島へ行くことが出来るよう工事が始まっています。

さて、ついついゆっくりしてしまい、時刻は 14時半となってしまいました。17時には津名港へ戻らないといけないため、結構切羽詰まってきています(笑)。

迂回路 もともと予定していたコースでは、淡路島南西部を走る「阿万福良湊線(県道 25号線)」の阿那賀志知川から津井までの区間で陥没事故の復旧工事のために今年一杯は通行止めとなっていて、山間部を迂回する必要があることは分かっていました。

ただ、どう考えても津井まで迂回して淡路島西岸を走る時間的余裕は無さそう。加えてこの日は五色町の都志から郡家(ぐんげ)の方でも通行止めがあるらしい(10月8日現在は普及している模様)なので益々西岸を走る意味も薄いなということで、急遽予定を変更。
阿那賀から「うずしおライン(県道 477号線)」「市八木線(県道 478号線)」「松帆八木線(県道 126号線)」を使って淡路島中央部を突っ切って「淡路ファームパーク イングランドの丘」付近で国道 28号線に乗り換えてそのまま洲本へ向かうルートを採ることにしました。

ただ、Google MAP 上での ETA は 17時15分頃と、本当に乗船時刻ギリギリになりそう・・・。もうそこからは必死です。時折給水と地図・到着予想時刻の確認のために立ち止まる程度でほぼノンストップで一気に津名まで帰ってきました。「Giro d' Awaji」さんでボトル 2本を氷水満タンにしておいて頂けたことにどれ程感謝したことか(笑)。

まあ最悪乗り損なってもジェノバラインで帰ってくることは出来たわけですが、余分な出費にもなってしまいますしね・・・。久々に「たこせんべいの里」にも寄ろうと思っていましたが、これも諦めて太腿が痙りそうにもなりながらなんとか間に合わせることが出来ました。到着してみれば 30分程は余裕が出来ていたので、結構頑張ったと思います(笑)。普段は暗くなったらライトを点けて走ればいいやと、あまり時間制限を気にせず走っているので、やはりたまには制限時間内に帰るという練習(?)もしておいた方がいいのかなと思ってみたり。

津名港ターミナル

津名港ターミナルの中の様子です。高速バスなどの発着所ともなっているので全員が「Ship&Cycle」の参加者というわけではありません。

咸臨丸

「咸臨丸」も既に来ています。

あわ神

こちらは淡路市のゆるキャラ「あわ神(あわじん)」。日本のルーツとされる国生み神話に登場する伊弉諾尊(イザナギノミコト)をモチーフにしているそうで、頭には帽子として明石海峡大橋を被り、腰には刀の代わりの線香の束を差しているそうです。ちなみに伊弉冉尊(イザナミノミコト)をモチーフにした「あわ姫」というキャラクターも居るそうですが、これ、ネーミングとして別の意味で大丈夫だったのか気になります(笑)。そう言えば淡路島は線香の産地としても有名だったようですね。

乗船風景

お見送り

「あわ神」様にお見送りして頂きながら出港!

船上風景

帰りも 1時間45分ほどの船旅です。さすがに寝ちゃっている方も多く、皆さんお疲れの様子。それにしても日が落ちるのが早くなりましたね。18時半過ぎでももう真っ暗です。

須磨港着

復路も予定通り 19時半に須磨港に着岸しました。乗る時はちょうど良いと思ったこのスロープ、下船時は思いのほか傾斜があったようで、自転車が走ってしまってちょっと焦りました。

BE KOBE

ついでなので須磨海岸の ” BE KOBE ” モニュメント前で記念撮影。ここからもういっちょ、離宮公園横の坂をヒルクライムしないと帰れません💦ここ、何気に 7 ~ 11% 程度もあるんですよね・・・。

走行ルート


海路はサイコンを切っていたので直線で表示されています。時間的余裕がなくなってルート変更などありましたが、淡路島南東部の激坂を確認すること、福良での食事、大鳴門橋を観ることなど、最低限の目的は果たすことが出来ました。これで時間さえ掛ければ私でも ” アワイチ ” は出来そうだということが確認出来たのでヨシとします。

土産

津名港へ到着した時に玉ねぎスープを 5本頂きました。さあ、新航路の実現は成るでしょうか?個人的には津名や洲本へ須磨から船で行けるのならある程度の需要はあるのでは無いかと思いました。ただ、1日 1便ずつというのではちょっと辛いですね。2~3便ずつ程度あると便利になりそうですが、果たして採算が取れるラインに乗せれるかどうか・・・。このところ淡路島への観光客は増えている(特に西北部の辺りは)ようなので、期待しつつ朗報を待ちたいと思います。「深日(ふけ)洲本ライナー」のように運航日を限定した航路としてなら実現しそうでしょうか?