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須磨と淡路を船で結ぶ海上航路の実証実験「2024 スマアワ Ship & Cycle」の参加者募集が始まっています!

いつの間に募集が始まっていたんだ?!と思わず呟いてしまいましたが、神戸の須磨港と淡路島を結ぶ海上航路の事業化に向けた可能性を探る実証実験こと「2024 スマアワ Ship & Cycle」の参加者募集が今年も始まっています。” Ship & Cycle ” の名が示すとおり、この実証実験では自分の自転車を持ち込んで一緒に乗船し、目的地に着いたら自由にサイクリングを楽しむことことが可能なプランとなっています。

2024 スマアワ Ship & Cycle 画像:2024 スマアワ Ship & Cycle

「Ship & Cycle」とは言っても、必ずしも自転車と一緒に乗船しなければならないという訳ではありません。目的地でレンタサイクルを借りることも出来ますし(要事前予約)、特別に用意される無料観光ツアーバスに乗って淡路島北部を巡ることも出来ます(無料ツアーバスは 9/28、9/29 の須磨→津名港 第1便乗船者のみ利用可)。自分で交通手段を手配して観光してまわるのもOKです。

私も昨年の「スマアワ Ship & Cycle」に参加して来ました。乗船の様子やその後の淡路島サイクリングについてご興味のある方は是非以下の記事もご覧下さい。

” 実証実験 ” としての「スマアワ Ship & Cycle」は本年度が最後となるそうです。今後はこの 3年間に行われた「スマアワ Ship & Cycle」の実験結果を基に民間事業としての事業化可能性の検証を行っていくとのこと。果たして事業として成り立つのかどうかは現時点で全く分かりませんが、明石と岩屋港を結んでいる既存の「ジェノバライン」とは競合しない形で事業化されることを願うばかりです。利用者の奪いあいからの共倒れなんてことになってしまっては元も子もありませんからね・・・。

さて、今年の「スマアワ Ship & Cycle」ですが、私は以前から一度淡路島の南部を走ってみたいと思っていたこともあり、「須磨 → 津名港」の便を予約することにしました。これぞ正に文字通りの「渡りに船」というやつです(笑)。

ということで、昨年の「スマ・アワ Ship&Cycle」から変更された部分や、申し込み条件、注意点などについて整理しておくことにします。既に残席僅かとなっているプランもあるようですが、検討中の方の参考にして頂けますと幸いです。

■ 昨年の「スマ・アワ Ship&Cycle」からの変更点や日程など

まずは日程です。昨年は 10月下旬の開催でしたが、今年は 9月末~10月頭に掛けて開催されることになりました。正直この季節は台風に当たる可能性もあるので、日程に関しては昨年の方が有り難かったかなと思います。また、昨年は 土・日・月x2週の延べ 6日間の開催期間がありましたが、今年については 土・日x2週の延べ 4日間に減ってしまいました。私は昨年月曜日の便に乗船したのですが、平日ということもあって利用者はかなり少なかったと記憶していますので、これはまあ仕方ないかも知れません。

次に、航路ですが「須磨 ↔ あわじ交流の翼港」と「須磨 ↔ 津名港」から「須磨 ↔ 津名港」と「須磨 ↔ 岩屋港」の 2航路に変更されています。「岩屋港」については恐らく「ジェノバライン」と同じ桟橋からの発着となるのでしょう。

航路予想図

また、電動アシスト自転車の持ち込みは不可となりました。バッテリーからの発火事故などのリスクを回避するためだと思われます。電動アシスト自転車を利用したサイクリングを行いたいという方は、現地受け渡しでのレンタサイクルをご利用下さい(要事前申込)。

昨年同様、日帰り往復での利用の他に、片道のみでの利用、1泊2日での利用(土曜日出発便のみ)も可能です。帰りは時間の融通の効く「ジェノバライン」を利用するようにするという手も使えるのはいいですね。岩屋近くのスーパー銭湯「松帆の郷」なんかに寄ってリフレッシュしてから帰ってくるというのもいいんじゃないでしょうか。

今年の「スマ・アワ Ship&Cycle」のタイムスケジュールは以下の通りです。

・ 9月 28日(土)、29日(日)

乗船受付終了 出港時刻 入港時刻
須磨港 → 津名港 07:15 07:30 09:15
15:00 15:15 17:00
津名港 → 須磨港 09:45 10:00 11:45
17:30 17:45 19:30

「津名港」は、淡路島東岸のちょうど南北の中間辺りにある港です。江戸時代には ” 風待ち港 ” として畿内交通の要所とされていました。かつては淡路島と神戸港、西宮港、大阪・深日港、関空などを結ぶ航路が整備されていましたが、明石海峡大橋の開通に伴う利用者の減少に歯止めが掛からず、航路としては消滅してしまいました。

往復日帰りで利用する場合は、須磨港→津名港の便なら 8時間半、津名港→須磨港の便なら 3時間半現地に滞在することが可能です。1周約 150km、獲得標高 1200m くらいを時速 20km 程度で巡航できる体力のある方なら食事などしつつ ” アワイチ ” も可能でしょう。但し、今年は南西部で復旧工事のために通行止めになっている箇所があり、迂回する必要があるのでご注意下さい。

・ 10月 5日(土)、6日(日)

乗船受付終了 出港時刻 入港時刻
岩屋港 → 須磨港 08:45 09:00 09:55
17:15 17:30 18:25
須磨港 → 岩屋港 10:20 10:35 11:30
18:50 19:05 20:00

「岩屋港」は ” アワイチ ” 起点の港としてサイクリストにはよく知られた港です。こちらのプランでは、須磨港→岩屋港の便なら 6時間、岩屋港→須磨港の便なら 9時間10分現地に滞在することが可能です。” 日帰りアワイチ ” を行う場合は時速 25km以上での巡航(休憩などもみると時速 28km くらい?)が必要となるので、走り慣れた方で無いとちょっと厳しいかも知れません。平地だけでなく南部には結構登りもありますからね・・・。

逆に淡路島から須磨へ来る方ならわりとゆっくり観光して回れるかと思います。出来たばかりの「神戸須磨シーワールド」へ行ってみたり、近くの TREK 須磨店でレンタサイクルを借りて(要予約・身分証明書提示)神戸の街をサイクリングで回るというのもいいんじゃないでしょうか。

咸臨丸 今年使用されるのは、「うずしおクルーズ船」で「咸臨丸(かんりんまる)」として使用されていた船のようです。言わずと知れた幕府海軍創成期の主力艦「咸臨丸」の勇姿を復元したものですが、今回乗船出来るのはその初代艦の模様。現在「うずしおクルーズ」の方ではより強力な主機を積み、旅客定員も 500名に増えた二番艦が使われているらしく、初代艦は明石海峡大橋遊覧船として使われているようですね。いずれにせよ、これまで乗ったことのない船なので楽しみです。
画像:2024 スマアワ Ship & Cycle

今回の実証実験の募集定員は、各便につき 150名まで。各航路とも 1日2往復 4便の運行が予定されています。昨年度と同じだとすると、恐らく自転車を持ち込めるのは 50台分程度までということになりそうです。予約は先着順。申し込みには神姫観光のアカウント作成が必要となります。

乗船料金は以下の通り。片道・1人辺りのものなので、往復料金は倍になります。支払い方法は、クレジットカード決済か、コンビニ払い、ATM かネットバンキングによる振込のいずれかです。

航路 大人(中学生以上) 小学生 自転車持込料(1台)
須磨港 ↔ 津名港 1,500円 750円 500円
須磨港 ↔ 岩屋港 1,000円 500円 500円

小学生未満は無料ですが、予約を入れる際に人数を申告しておく必要があります。また、自転車は輪行バッグに入れたとしても同額の自転車持込料が必要になります。船内にサイクルラックが設置されますので、わざわざ輪行スタイルにする必要は無いでしょう。

ちなみに明石と岩屋を結んでいる「ジェノバライン」の乗船料は、大人片道 600円 + 自転車持込料 280円の計 880円です(2024.8 現在)。比べると須磨~岩屋便の料金は少々割高に感じますが、須磨~津名便については航行距離を考えると妥当なラインではないかと思います。

予約〆切りは出発の 4日前です。まだ先の話なので、天候を見ながら参加するかどうか決めたいという方も居るでしょうが、既に残席僅かとなったプランもあるようなので、天秤に掛けるのも程々にしておいた方が良いかと。今のところ日曜日出発の便には比較的余裕があるようです。

船便なので、当然ながら天候の影響を受けて欠航となる可能性があります。運行会社側の都合により催行中止となった場合は指定の口座に全額返金され、この場合のキャンセル料は掛かりません。 一方、申込者側の都合でによりキャンセルした場合は、20日前(日帰りの場合は 10日前)から段階的にキャンセル料が発生します。当日キャンセルでも 50% は返金されると書かれていますが、神姫観光の営業が 10時からで土日祝日は休日となっているので連絡が付くかどうかは分かりません(前日キャンセルは 40% だそうです)。尚、連絡無しに参加しなかった場合は返金されません。

乗船当日は、「予約完了メール」に記載されている申込書をダウンロードして印刷し、必要事項を記入の上、当日持参する必要があるそうです。昨年度はメール画面の提示だけで OK だったと記憶しているので、ここは少々面倒になりましたね。こういうのは QRコードなんかを活用して欲しいところです。


とりあえず無事に申し込みは済ませることができました。あとは当日の天候に恵まれることを祈るばかりです。こればかりは神頼みするしかありませんからね・・・。無事に参加出来ましたら改めてその様子を当ブログでご紹介させて頂きたいと思います。

⬆ 実験参加は上記のサイトからどうぞ!グループが参加してバタバタと残席が無くなってしまう可能性もありますので、検討中の方はお早め!