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Apple製品を新品購入した時点で「保証期限切れ」となっていた場合は? ~ 購入情報の訂正方法 ~

Apple の製品には別途 AppleCare+ に加入しなくても購入時点から 1年間有効な「限定保証」が付いています。「限定」と言われるとなにか制限があるように思うかも知れませんが、通常の使用に於いて生じた故障などは問題無くサポートを受けることが可能です(水没や重過失がある場合はダメですが)。

これは Beats ブランドの製品についても同様なのですが、先日予備にするつもりで大手家電量販店で新品購入した Powerbeats Pro が、買ったばかりなのにも係わらず「保証期限切れ」となってしまっていました。ブログのネタ的には別の製品を買った方が記事にも出来ておいしかったのですが(笑)、処分価格になっていたのとランニング時の使用感が気に入っていたのですよね。

ちなみに購入した Apple / Beats の Bluetooth接続製品の保証状況の確認は、iPhone や iPad などの「設定」→「Bluetooth」で対象製品名右横にある「i」をタップすると確認する事が出来るほか、以下のサイトで製品シリアル番号を入力して確認することも可能です。

保証状況の確認(Apple)


ちなみに今回はイヤホンの購入価格が低かったので加入するつもりはありませんが、当然ながら製品保証が有効な状態でないと「Apple Care+ for Headphones」に入ることも出来ません。

購入品の製造年が 2019年、ファームウェアは最初期の ” 1E205 ”(現時点での最新版は ” 4A394 ”)」だったので、どこかの倉庫で死蔵品となっていたものを仕入れて来て販売していたのかも知れません。今のところ動作には問題無いようですが、やはり 1年間くらいは製品保証が欲しいですからね・・・。

■ 「購入情報」を訂正し、Apple の保証を受けれる状態にする方法

どうにか出来ないものかと調べていたところ、Apple のサポートに連絡して「購入情報」を正しいものに訂正してもらうことで「限定保証」を受けることの出来る状態にすることが可能であることが分かりました。今後同じ様な事で悩む方も居るかも知れないので、その手順について書き残しておくことにします。

流れとしては以下の様になります。

  1. 準備しておくべきこと

    • 製品シリアル番号の確認
         製品シリアル番号はパッケージや本体に記載されているほか、Bluetooth接続の製品で
         は iPhone などの「設定」→「Bluetooth」から購入品をタップすることで知ることも
         可能です。
    • 「領収書」の用意
         可能な限り「領収書」を用意しておいてください。「納品書」やレシートでも全く対応
         出来ないというわけでは無いようですが、「納品書」しかない場合は社内で確認や手続
         きに余分な時間が掛かるというようなことを言っていました。

         「領収書」や「納品書」は後でアップロードする必要があるので、事前に iPhone など
         のカメラで撮影したり PDF として入手しておくとスムーズです。

  2. Apple のサポートに連絡

    Apple のサポートに電話を掛け、製品購入時点で保証期限切れとなっていたため購入情報の訂正をして製品保証を利用出来る状態にしたい旨を伝えます。

    iPhone には「サポート」というアプリがプリインストールされているので、こちらのアプリを使って Apple とコンタクトを取ってみることにします。iPhone を持っていない場合は「0120-277-535」へ電話してみてください(電話番号は変更される可能性があります)。

    購入情報訂正-1

    Apple ID に紐付けられているデバイスの一覧が表示されるので、スクロールさせて「マイサービス」にある「Beats by Dre」をタップし、シリアル番号を入力して保証状況を確認します。

    購入情報訂正-2

    「AppleCare 契約の購入日や期限日を訂正する」の画面をスクロールさせると「購入日を更新するために Apple に購入証明書を送信する」という項目が表示されます。その後電話アイコンをタップすると、Apple の方から電話を掛けてきてくれます。

  3. 購入証明の提出

    ファイル送信 事情を説明して購入日を訂正して保証を利用出来るようにして欲しいと伝えたところ、Apple ID の登録メールアドレスに購入証明書を送信するためのリンクが書かれた HTMLメールが送られてきました。

    リンクをクリックすると Webブラウザが立ち上がるので、そこからファイルをドラッグ&ドロップして送信します。
    送信するファイルは iPhone などで撮影した領収書の写真や Webブラウザのスクリーンショットを送ればよいとの事でしたが、PDF でも大丈夫なようです。ただ、専門部署が既に営業時間を過ぎていたため、翌日もう一度電話して欲しいとのことでこの日の手続きはここまで。Beats の部署のことを言っていたのかも知れませんが、9:00 から 18:00 までだったようです。

  4. 再度電話して手続きを続行

    翌日、再び電話を掛けて名前と用件を伝えたところ記録が残っていたらしく、すぐに専門部署とやらに繋いで頂けました。実は昨日アップロードしたのは「納品書」だったのですが、やはり「領収書」が欲しいとのことだったので一旦電話を切り、購入店で領収書を発行してアップロードし直しました。どうしても領収書が用意できない場合は納品書でも対応してくれるそうですが、社内協議が必要とのことで最大 5営業日程度掛かるかも知れないとのこと。

しばらくして領収書の確認が済んだ事と、購入情報の訂正が済んだ旨の書かれたメールが送られてきました。「こちら」で確認してみたところ、確かに修正されて保証が有効になっています。

購入情報訂正完了 iPhone などの「設定」画面からの確認は手続き完了から最大 24時間程度で出来るようになるとのこと。実際に半日程度で確認出来るようになっていました。ついでに今回は加入するつもりはありませんが、「Apple Care+ for Headphones」にも加入することが出来るようになっていました。

ファームウェアは何度か使っていると勝手に更新されるようになっているのですが、こちらも無事最新版の「4A394」に更新されていました。これで安心して使っていくことが出来そうです。
新品購入したはずなのに「保証期限切れ」と表示されては驚いてしまいますが、正規のルートから購入した製品であればこのようにきちんと修正してもらうことが可能です。もしお困りになっている方が居られましたら是非試してみて下さい。Apple 関係の製品は高価なものが多いですが、やはりこのようにしっかりしたサポートを受けることが出来る点は魅力ですね。