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Let's Note CF-J10S の Wi-Fiモジュールを交換

Let's Note CF-J10SYBHR の Wi-Fiモジュールを交換することにしました。元から付いていた Wi-Fiモジュールは「 Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250 」というモジュールでしたが、こちらは IEEE 802.11 a/b/g/n のみの対応で、リンク速度は最大 300Mbps となっており 11 ac は利用できません。

このモジュールは「PCI-Express mini」という規格なので、同じ規格のモジュールさえ手に入れば交換することが可能です。WiMAX は元々不要なのでさっさと「 Intel Dual Band Wireless-AC 7260HMW 」というモジュールに入れ替えてしまうことにしました。交換費用も 2,500円程度と非常にリーズナブルです。

Wi-Fi モジュールを交換するには一旦 Let's note をばらしてやらねばなりません。

cf-j10s 背面

背面の固定には 3種類の長さのネジが使われていて、黄色:短いネジ、赤色:中間の長さのネジ、緑色:長いネジ という配置になっています。トルクスなどの特殊ネジは使われていないので分解は普通の+ドライバーで容易に行えます。勿論作業を行う場合は発火や破裂と言った事故を防ぐためにもバッテリーは取り外しておいて下さい。

cf-j10s パームレストカバー部 裏のネジをはずしたらひっくり返してパームレスト右下のカバーを外します。カバーの部分は右方向へずらすようにしてやると外れます。カバーを外したらキーボード部分を固定している赤〇印の2箇所のネジを外します。左側のネジはキーボードに繋がっているフレキシブルケーブルの下にあるので先にそちらを外しておいた方が作業は楽でしょう。その下にある幅の狭いトラックパッド用のケーブルも外しておきます。それぞれのケーブルはノッチの部分を右方向へずらせば簡単に抜けるようになっています。
キーボードを固定しているネジとフラットケーブルを抜いたら持ち上げてキーボード部分を取り去ります。分解が非常に楽なのは Let's note のいいところですね。ただし、ケーブルは傷つけないように。

cf-j10s 内部

上の写真の赤の四角で囲った部分が今回交換する Wi-Fi モジュールです。左隣には内蔵されている方のメモリが取り付けられていて、こちらも外して容量の大きいものへ交換することができます。

WiMAX 6250 左の写真は Wi-Fi モジュール部分を拡大したものです。モジュールに繋がっている黒と白のアンテナケーブルを外し、基板に固定している赤四角のネジを外すと浮き上がってくるので右方向に抜き取るだけです。アンテナ線を抜く時はそれ程難しくなかったのですが、交換した Wi-Fi モジュールにアンテナ線をはめ込むのが思いのほか固くて苦戦しました。位置を合わせて上から押し込むだけなのですが固くて手でははめられず、ドライバーの柄の部分を使って押し込んでやりました。その際に滑ってすっぽ抜ければ接続部分をめげさせたり部品にダメージを与えてしまいかねないのでちょっとヒヤヒヤです。そこさえ乗り越えれば後は元通り組み立ててやるだけで、分解手順を把握していれば特に難しい所はありません。
今回交換に使ったのは下の製品です。

IEEE 802.11 a/b/g/n/ac と Bluetooth 4.0 に対応しています。うちの機種の場合は所謂「51番ピンのマスク」も必要では無く、単純にモジュールを差し替えただけで Bluetooth 機能もそのまま使えましたが、Wi-Fi モジュールを交換する前から Bluetooth が使えていた機種で無い場合は、必要な信号線自体の配線が省略されているケースもあるようなので少し注意が必要です。


元通りに組み立てたらドライバのインストール作業に移ります。このモジュールは Wi-Fi と Bluetooth のドライバが別れているのでそれぞれ Intel の「 インテル Dual Band Wireless-AC 7260 用のダウンロード 」から落とすことになります。記事執筆時点での Windows 10 用最新ドライバは以下の通り。

 ● Wi-Fiドライバ ver.21.10.1 PROSet64  (19/5/21)
     「21.10.1」はパッケージとしてのバージョンのため、実際にインストールされるドラ
     イバのバージョンは「18.33.17.1(19/4/29)」です。
 ● Bluetooth ドライバ ver.21.10.1  (19/5/21)

これらのドライバーは恐らくこの製品用の最終バージョンだと思われます。

また、別途ドライバを探してきて入れる必要はありますが、実はこのモジュールの Bluetooth は apt-x にも対応しているそうです。(私は apt-x 対応のイヤホンなどは持っていないので検証はできませんが。)音楽も聴こうと考えている方にはかなりの朗報でしょう。

ac7260 電波状況 期待通り 866.7Mbps でリンクアップしてくれています。あくまでもリンクアップ速度なので常時このスピードでやり取り出来るわけではありませんし電波状況によってリンク速度も上下しますが、メインのデスクトップPCとのファイル転送などはそれなりに早くなったように感じます。Bluetooth マウスも全く問題無く使えています。Let's note のクルクルトラックパッドでも大体は事足りますがマウスの操作性にはかなわないので、別途ドングルを付けることもなく無線マウスが使えるのはやはり便利です。Bluetooth イヤホンは beatsx で試してみましたが、こちらも問題無く使えるようです。beatsx のコーデックは SBC と AAC のみの対応なので多分 7260HMV とは SBC での接続でしょう、たぶん。

※ 追記 ※


2020年1月現在、既に「 Intel Dual Band Wireless-AC 7260HMW 」のサポートは終了されているため、今後セキュリティ面での問題が発覚したとしてもドライバーのアップデートはされないとされているので、公共Wi-Fi などの利用を考えている場合は要注意です。せめてセキュリティソフトは併用したいところ。小型Wi-Fiモジュール用の拡張スロット規格は既に「M.2(2230)」に置き換わっていて CF-J10S で使う事の出来る PCI-Express mini の新製品は出ていない状況なので致し方ないですね。

(2020.1.14)



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