サイクリングに出掛ける時、今日はここにしよう、次はあそこに行こう、とだいたい Google Map を見ながらサイクリングで行く場所を決め、比較的安全そうなルートを探して出掛けるようにしているわけですが、毎回考えるのも楽しさはある反面結構面倒くさいものです。
そんな折りに個人でも参加しやすい「CYCLE BALL(サイクルボール)」というイベントの存在を知りました。なんでも設定されたコースを完走することで賞品ゲットのチャンスまであるのだとか。
公式サイトの「CYCLE BALL(サイクルボール)」の説明は以下の様になっています。
サイクルボールとは
日本中に散らばったサイクルボールを集めるサイクリング・クエストです。日本中の名だたるサイクルステージを1周(完走)すると、走破の証に「サイクルボール(輪球)」がもらえます(数量限定・先着順)。そのサイクルボールを集めると、ボールの数や組み合わせによって、「自転車の女神」がサイクリストの願いを叶えてくれます(賞品をゲット)。
おいおい、なんだか面白そうな企画じゃないか!まだフルコースの ” アワイチ ” などに挑戦する力はありませんが、ショートコースという手軽に始められそうなコースも設定されているようです。ということで、私自身も参加すべく「CYCLE BALL(サイクルボール)」について簡単にまとめておく事にします。
■ 「CYCLE BALL(サイクルボール)」参加に必要な条件
「CYCLE BALL」は、一部のアテンド付きのツアーイベントを除いて基本的に無料で参加することが出来るようです。イベントが実施される各自治体のほか、TREK や Panaracer、Bicycle Club などがスポンサーになってくれているようですね。コースは佐渡島や伊豆半島、ビワイチやアワイチなど 30km 程度のショートコースから 240km に迫るロングコースまで様々なステージが用意されています。
「CYCLE BALL」イベント参加には以下の条件を満たす必要があります。
① LINE の友だち登録
LINE に友だち登録することで参加規約に同意したと見做され、イベントの参加方法が送られて
きます。LINE を通じて緊急連絡を行う場合があるとのことで、LINE 以外のイベントエントリー
方法は用意されていないそうです。個人的にはあまり使いたくないのですが仕方ない(苦笑)。
② 自転車・ヘルメット・グローブの用意
自転車はレンタルでも参加出来るようです。詳しくは各ステージページを参照せよとのこと。
③ 保険への加入
自転車保険の加入義務が課せられている自治体ではそれに従うこと。また、事故・傷病への備え
は各自で行っておく必要があります。私は万が一走行不能に陥ってしまった時のロードサービス
を期待して au損保の「Bycle」 に加入していますが、淡路島はロードサービスの対象外だったり
するので注意は必要です。
④ サイクリングアプリ「ツール・ド」のインストール
走行ルートの表示とチェックポイントの利用に専用アプリの「ツール・ド」のインストールが必
要です。iOS版、Android版がそれぞれ用意されていますので以下のバッジからどうぞ(無料で
利用することができます)。
アプリの登録に必要な情報は、メールアドレス、パスワード、性別、年齢、居住地域だけです。
尚、アカウント登録は Twitter や Apple のアカウントと連携させてしまうことも可能です。
⑤ モバイルバッテリーの準備
専用アプリはかなりバッテリーを消費するようです。途中でスマホがバッテリー切れになると完
走の証明が出来なくなるとのことなので、極力予備バッテリーは持っていった方が良いでしょう。
⑥ ライトの準備
日中にゴールするつもりであっても何らかの事情で日が暮れてしまうこともあるかも知れません。
また、トンネル走行時にはライトの点灯が必要ですし、天候悪化時にも自車の存在を車に報せる
為にライトの点灯は有効です。必ず用意して出発しましょう。
運営ではスマホホルダーの使用も推奨しています。私は SP CONNECT のスマホホルダー を使用していますが、脱着が容易かつしっかり固定出来るものを用意しておきましょう。走行中に吹っ飛んでいったら大変です。その他パンク修理キットや雨具、ドリンク・行動食などの用意も必要に応じて。
■ 「CYCLE BALL」のエントリー方法
LINE での友だち登録を終え、サイクリングアプリ「ツール・ド」のインストールを終えたらアプリを使って以下の様な手順でイベントへ参加します。
- 「ツール・ド」アプリで走行するコースを選択し、スタート地点で「START」ボタン押下
- コースMAP上に定められたチェックポイントにチェックインしながらゴールを目指す
- ゴール地点でアプリ上に「スペシャル音声を再生」ボタンが出現
- 「スペシャル音声」を聞いて「宝箱」の在処と鍵の番号を入手
- 完走特典の「サイクルボールカード」を GET !
設定されているステージの例は以下の通り。他にも色々なコースが用意されているようです。
サイクリングアプリ「ツール・ド」の使い方は「こちら」から PDF で確認することも出来ます。
注意点として、必ず「スタート地点」からスタートすること。これを守らないとせっかく 1周してきても完走として認定されません。また、コースの逆走は可能だそうです。前回時計回りで走ったから今回は逆回りでといったことはしても構わないようです。途中でルートを外れて寄り道するのも大丈夫そうです。
制限時間は特にあるわけでは無いようですが、特典(カード)の受取はゴール地点の施設の受付時間内でないと駄目なようです。せっかくゴールしたのに施設が閉まっていたでは勿体ないので、余裕を持った行動計画を立てておく方が良いでしょう。
サイクリングコースの設定はされていますが、コース上に誘導員が配置されていたり、エイドステーションが設置されていたりするわけではありません。ドリンクや補給食、パンク修理キットなど最低限の準備は整えてから出発するようにしましょう。とにかく無茶はしないこと。
試しに「ツール・ド」アプリで 100km 以下の兵庫県のコースを検索してみたところ、” アワイチ ” のショートコースを中心に何件か表示されました。「LIKE」ボタンを押下しておくと次からは「マイコース」で見ることが出来るようになります。
走り始める時にはスタート地点で「START」ボタンを。コースは Google Map で表示することも出来るので、道中のナビも使えそうです。今回の表示させたケースでは ⒶⒷⒸⒹ の 4箇所にチェックポイントが設定されているようです。このコースはちょうど前から行ってみたいと思っていた県立公園の「あわじ花さじき」を通るようですね。今はコスモスが見頃を迎えているはずなので、近日中に挑戦してみたいと思います(意外に登りもキツメなようですが)。
定められたいくつかのルートを完走して条件を満たせば、「願い」を申請して賞品ゲットのチャンスが巡ってきます。先着順のものは ” ガチ ” な方に掻っ攫われてしまうでしょうが、中には抽選になるチャレンジもあるようです。楽しくサイクリングした上に賞品ゲットまで出来るかも知れないなんてサイクリストには夢のような企画だと思いませんか?スポンサー様々ですよ。
上位のミッションを制覇しようとすると厳しい課題が待っていますが、ショートコースなど比較的達成しやすいコースも用意されています。腕に覚えのある方や、普段走っていない場所に出掛けようかと考えている方は是非一度検討してみて下さいな。レースではないのでのんびりゆっくりでもOK!