(新)タイトルいつ決めるのさ

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東芝の 4K Blu-ray レコーダー「REGZA DBR-4KZ200」を導入しました

うちの PC には TVチューナーカード を差しているので PC上で TV を観たり番組を録画することが出来るのですが、録画中はずっと PC の電源を入れっぱなしにしておかなければなりません。加えて何を考えているのか、番組表が黒一色で非常に見にくい点が不満でした。BS 4K に対応した TVチューナーカードが発売されたら入れ替えたいなとは思っていたのですが、開発元の PIXELA 社の経営は火の車。いつ飛んでしまってもおかしくない状況のため、後継機の発売は絶望的でしょう。

BAFFALO 製になって生まれ変わった「新生 nasne」も使っていますが、こちらはこちらでファンの音がうるさく、映像出力も 720p 止まりらしい。番組表は非常に見易く操作レスポンスも快適、アプリを用意すれば iPhone や iPad、PlayStation 5 などでも視聴可能といい所も多いのですけどね・・・。

映画や音楽ライブを観たり、スカパーと契約してツール・ド・フランスを楽しんだりするにはやはりもっと高画質で観てみたい。BS4K も観れるものなら観てみたいということで、Blu-ray レコーダーを導入することにしました。PC で録画するのはもう止めることにします。

Blu-ray レコーダーも各メーカーから様々な製品が発売されていますが、4K チューナー搭載機となるとそう多くはありません。だいたいどのメーカーも上位の機種くらいでしょうか。

2TB の HDD を搭載したモデルはメーカー販売終了ということで非常に安くなっていたことと、非公式かつ保証が無効になってしまうというデメリットはあるものの東芝の Blu-ray レコーダーなら HDD の換装も行えるらしいということで、「REGZA」ブランドの「DBR-4KZ200」という機種を買ってみることにしました。もちろん HDD の容量に関しては普通に外付け HDD を増設するという手もあります。


「REGZA DBR-4KZ」シリーズの主な仕様は以下の通り。

チューナー 通常録画専用:地デジ / BS / 110° CS / 4K(新衛星対応)x2基
通常録画・タイムシフトマシン兼用:地デジ / BS / 110° CS 用x1基
タイムシフトマシン専用:地デジ / BS / 110° CS 用x2基
タイムシフトマシン専用:地デジ専用x3基
音声出力 AAC、Dolby Audio、DTS、L-PCM
内蔵 HDD 2TB / 4TB / 6TB
外付け HDD 最大 6TB までの HDD を同時に 4台まで接続可能
再生可能メディア UHD BD、BD-R、BD-R DL、BD-R XL、BD-RE、BD-RE DL、BD-RE XL
DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW
録画可能メディア BD-R、BD-R DL、BD-R XL、BD-RE、BD-RE DL、BD-RE XL
DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW
LAN・Wi-Fi 100BASE-TX、IEEE802.11 a/b/g/n/ac
消費電力 動作時最大 58 W、高速起動待機時 約 36 W、通常待機時 約 0.8 W
外形寸法 430x59x270 mm(突起部含む)
質量 約 3.5 kg

8基ものチューナーを搭載していますが、普通の感覚で同時録画出来るのは 3番組まで(4K 放送は 2番組まで)です。「タイムシフトマシン」として予め決めておいたチャンネルを自動的に録画する場合は 6チャンネルまでの録画が可能ということのようです。

外付けHDD の容量は 1台あたり最大 6TB までとされていますが、それより大きな容量のものでもいけそうな気はします(試したわけではありません)。但し、録画リストに表示出来るのは 3000番組まで(” SeeQVault ” 対応の HDD を取り付けた場合は +3000番組まで)とのことです。

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付属品は、リモコン(電池)、miniBCAS カード、アンテナケーブル(1.5mx1)、取扱説明書類でした。HDMIケーブルは付属していないので自分で用意する必要があります。4K 映像視聴時には安価なケーブルでは帯域不足になる恐れがあるので「ハイスピード対応」と書かれたものを用意して下さい。また、外付け HDD 接続用の USB端子は背面に 1つしかないので、複数の HDD を接続したい場合は USBハブ(BUFFALO の ” BSH4A110U3VBK ” など)を用意する必要があります。

「かんたんガイド」と「取扱説明書」が付属していますが、機能を把握するのに十分とは言えません。「かんたんガイド」「取扱説明書」と共に、「機能操作編(WEB版)」「スマホ de レグザ編」も Web上で公開されているので PDF としてダウンロードしておき、スマホやタブレットで見れるようにしておくのがよいでしょう。

かんたんガイド(PDF)
取扱説明書(冊子)(PDF)
機能操作編(WEB版)(PDF)
スマホ de レグザ編(PDF)


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前面パネルの蓋を開けると BDドライブのトレイや miniBCAS カードのスロットにアクセスすることが可能です。頻繁に抜き差しすることは無いと思うので miniBCAS カードスロットは背面で良かったんじゃないかと思いますが・・・。前面にも USB端子はありますが、こちらは「メモリ専用」とのこと。電源スイッチと BDドライブのトレイ開閉ボタンを除いて操作ボタンは一切ありません。こりゃリモコンが無いと何も出来ませんな。

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背面には排気ファンの吹き出し口があります。発熱はそう大きくは無さそうですが、密閉式のキャビネットなどに収納するのは止めておいた方が良さそうです。地デジと BS/CS のアンテナ入力は分かれていますが、アンテナケーブルは地デジ用の 1本しか付属していません。そう言えば LANケーブルも別途用意せねばなりませんね・・・。まあ Wi-Fi でも大丈夫でしょうが。

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特に封印シールのようなものが貼られているわけでも無く、ネジを何カ所か外すだけで簡単に内部にアクセス出来る構造だったので天板を開けて中を確認してみました。基板の隅に「HISENSE」の刻印がありました。「東芝」のブランド名を冠した BDレコーダーではありますが、「DBR-4KZ」シリーズを製造している「TVS REGZA」は東芝本体の事業再編の流れを受けて中国の「HISENSE(ハイセンス)」傘下の企業に事業譲渡されています。恐らく基板生産は「TVS REGZA」から「HISENSE」に発注されているということなのでしょう。ちなみに「DBR-4KZ」シリーズより前の世代は先日不可解な破産申請で話題になった「船井電機」が OEM 生産していたそうです。

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使用されている HDD は東芝の「DT02ABA200V」でした。5,400rpm の 2TB モデルで、監視ビデオシステム向けとされる高耐久の HDD です。データ記録方式は「SMR」方式。「瓦」のように一部のデータを重ねて記録する方式の HDD です。TVチューナーモジュールは型番から SONY の製品が使われているようですね。ネットワークコントローラーは REALTEK の 1000BASE-T に対応した「RTL8211F-CG」が採用されていますが、「DBR-4KZ」シリーズの有線LAN は 100BASE-T までの模様。まあ映像の配信には充分だと思います。

黒いヒートシンクに覆われた大きなチップが 3つありますが、2つはサムスンの DDR4 に、1つは SK hynix の DDR3 に接続されていました。どちらかが「レグザレコーダーエンジン RR1」なのだと思われますが、ヒートシンクまでは剥がしていないので不明です。

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初期設定はアンテナ線の接続方法も含めてきちんと画面で順を追って解説してくれるので分かりやすいでしょう。ただ、郵便番号入力するんだったら住居地域の選択なんて要らんよね?

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後半のタイムシフトマシンの設定やスマホとの連携機能などは面倒であれば取りあえずスキップしてしまっても大丈夫です。後からリモコンの「スタートメニュー」からいつでも変更できますので。

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録画に関する機能は満載なのですが、動画配信サービスは、「dTV」「U-NEXT」「Net-VISION」の 3つのサービスにしか対応していません。私は別に STB として Apple TV を使っているので問題ありませんが、Amazon Prime Video や Apple TV は疎か、YouTube の視聴も出来ない点には注意が必要です。

「nasne」と連携させて使っている PC用の「PC TV Plus」や、iPad Pro に入れている「スマホ de レグザ」などのアプリから録画した番組の視聴は出来るのですが、現在放送されている番組をライブ視聴することは出来ません。こちらの機能は過去の REGZA レコーダーでは出来たそうなので、削られてしまったのは残念でなりません。

UHD BD のソフトは「テネット」しか持っていませんが、もちろん問題無く視聴することが出来ました。PlayStation 5 でも BDドライブを搭載していれば UHD BD の再生は可能ですが、UI がオマケ程度のものでしかないので、やはり操作性は段違いですね。” レグザエンジン ” が効いているのか、映像の発色や画質も「DBR-4KZ200」の方が勝っているように感じました。古い DVD を再生する時もアップコンバート機能がよく効いていると思います。

いずれにせよ、これで PC からチューナカードを取り外すことが出来ます。これまでは録画中はずっと PC を点けっぱなしにしておかないといけなかったので、年間を通じた電気代も結構節約出来そうです。肝心の BS 4K はアンテナが古いので ” 右旋 ” の放送しか受信出来ませんが、紀行番組などは楽しめています。再放送などが多いようなので、もう少し番組のバリエーションが増えてくれるといいのですけどね。