(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。

ONKYO のハイレゾ対応イヤホン「E700M」を購入

ランニングに出かける時は「Powerbeats3」を、外出する時は「BeatsX」と最近は主に Bluetooth接続のイヤホンを使っているのですが、やはり家で使う有線のイヤホンも 1つは用意しておきたかったので、「ONKYO E700M」というハイレゾ対応イヤホンを昨年の 11月下旬に購入してみました。数ヶ月使ってみた感想などを書いてみようと思います。

家の中ではこれまでエレコムの「EPH-CH1000」を使っていたのですが、右側ドライバの音の出が極端に小さくなってしまったので買い換えです。2年ほど使い続けてきたものの実は装着感とケーブルの絡みつきの酷さが気に入らなかったのでようやく買い換えできてやれやれです。雑に扱っている物ほどなかなか壊れなかったりするのはなんなんでしょうか(苦笑)。購入にあたっては予算目処を 1万円程度と設定して SONY「MDR-EX750AP」やその後継機の「IER-H500A」、若干予算オーバーの RHA「MA750」なども候補にしていましたが、結局評判と価格などから E700M に決定しました。

まずはパッケージを手にして驚きました。非常にしっかりして高級感のあるパッケージです。蓋に仕込まれた磁石でカチッと閉まるようになっていたりもして、なかなかコストが掛かかっているなという印象を受けました。販売開始は 2015年の 11月、保証期間は 1年間となっています。

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【主な仕様】


 ●  形式       :カナル型セミオープン
 ●  ドライバーユニット:Φ 13.5 mm
 ●  ハウジング    :アルミ製
 ●  再生周波数    :6Hz-40,000Hz
 ●  感度       :108dB/Mw
 ●  インピーダンス  :32Ω
 ●  最大入力      :30mW
 ●  本体質量     :18 g

プラグ部分は Φ3.5mm の 4極ステレオミニプラグでストレート型(L字型コネクタでは無い)です。また、コントロールユニットにはマイクとリモコンが搭載されています。
イヤーピースはシリコン製のものが 3サイズとコンプライの低反発ポリウレタン製のものが 1ペアの 4種類から選ぶことができます。付属の専用ポーチはがま口のようにパカッと開くタイプで使い勝手はまずまずです。オンキヨーはギターで有名な米国の楽器メーカーである Gibson社と資本・業務提携しているのですが、パッケージ下部にも Gibson の名前が記されているとおり、このイヤホンには Gibson社の技術も採用されているようです。尚、Gibson の傘下にはティアックが居たりもします。

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☆ デザイン ☆


アルミ製のハウジングが高級感を醸し出しています。白と黒の 2種類が用意されていてどちらも甲乙付けがたいですが、在庫状況を見ていると黒の方がやや人気のようです。かなり割高にはなってしまいますが、オリジナルパッケージとハウジングに刻印のされた本体がセットにされたアーティストやアニメキャラクターとコラボした限定モデルも色々展開されているので気に入ったものがある方は狙ってみるのも良いかも知れません。「けものフレンズ」とコラボしたモデルなどはかなりの人気となったようですね。

☆ 装着感 ☆


コンプライのイヤーピースはさすがですね。旅行用の耳栓などと同じ感じで、指先で小さく纏めて耳の中に入れるとゆっくり自分の耳の形に広がっていくタイプなので人気があるのも納得の装着感です。ただ、コンプライのイヤーピースは耐久性が乏しく、毎日使っているとおおよそ 3ヶ月程度でへたってくるようなので定期的に買い換えが必要になります。交換にはコンプライの「T-200シリーズ」が適合するようですが、だいたい 3ペアで 2~4,000円程度と、価値には見合っているとは思いますが安くはないです。なので私はシリコン製のイヤーピースの方で常用していますが、こちらもポロッと外れたりするわけでもなくしっかり耳にフィットして良好な装着感を得られています。

☆ 操作性 ☆


リモコンのボタンは大きめで押しやすいので操作性は悪くありませんが、せっかくリモコンが付いているならボリュームの調節機能も欲しかったなと思います。スイッチ 1度押しで再生開始・停止、2度押しで次曲へのスキップ、3度押しで前曲へのスキップが可能です。

☆ 音質 ☆


使い始めは低音が出ずシャリシャリした感じでアレッ?と思いましたが、使っているうちに高音部が落ち着いてきて心地よい低音も出るようになってきました。価格帯も違うので当然と言えば当然でしょうが EPH-CH1000 に比して情報量が断然多い印象を受けました。定位や分離具合も良好で変な強調のない豊かで自然な聴き心地を得られると思います。色々聴いてみましたがボーカルの伸びもいいですね。セミオープンタイプなので音漏れはそれなりです。E700M はある程度の音量で鳴らした方がいい音が出るようですが電車などで使う場合は音量の上げすぎには注意した方がいいでしょう。ケーブルのタッチノイズはあまり気になりませんでした。現在の販売価格を考えれば相当お買い得感が得られるのではないでしょうか。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200108130217j:plain:w320,left 以前使っていたエレコムのイヤホンはとにかくケーブルの巻き癖と絡みつきが酷かったのですが、こちらのケーブルはツイストされたものになっていて、やや固めで癖は付きますが絡みにくい方だと思います。気になる点としてはイヤホン本体部分・プラグ部分ともに付け根辺りの補強があまりされていないような感じを受けるので断線が少し心配です。また、プラグがストレート型なのでスマホDAP に繋げてポケットに入れておく場合などはちょっと気を遣った方がいいかも知れません。
発売から 2年経った今も未だに品薄傾向が続いている模様で、入荷しても早くに品切れになってしまう店舗も多いようです。ただ、ONKYO 製品全般に言えることですが発売開始時点からの価格の下落がかなり激しいですね。販売店側の要求が厳しいのか評価も上々で品薄が続いているのに価格はどんどん下がっていくというよく分からない状態になっています。高品質の製品を安価に入手できるのは購入する側としてはとてもありがたいのですが、国内でオーディオ機器を設計・販売しているメーカーも随分減ってしまいましたし、きちんと利益を出して末永く良い製品を作り続けて欲しいと思います。

しかしこれ、使い込んでいくにつれポータブルヘッドホンアンプも試してみたくなってきてしまいますね・・・。困ったな(笑)。

※ 追記 ※


2018年 4月 10日付けで米国 Gibson社との業務提携終了が発表されました。残念ながら「e-700M」の生産も終了されることになりそうです。手に入れたければ流通在庫か中古を探すしかないでしょうね。なにか後継機が出てくればいいのですが、ONKYO 自体もかなり経営的に厳しい状況が続いています。Gibson社の方はその後 5月 1日付けでチャプター11 の適用を申請して破綻、投資ファンドの KKR傘下となって再建を図っています。「ギター」という超弩級の戦力があるのでやがて復活は果たせるでしょう。