(新)タイトルいつ決めるのさ

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風呂場と台所に ELPA(エルパ)の ” ワイヤレスチャイム ” を設置してみた

え~・・・。3月中旬の事ですが、早朝に母が倒れました。早朝にトイレに行こうと 1階に降りたところ、母の部屋から戸を叩く大きな音が・・・。何をやっているのかと覗いてみると、左手足が動かないと言います。頭をよぎったのは脳卒中か脳梗塞でしたが、意識ははっきりしており、動く方の脚で戸を蹴って報せようとしていたようです。兎にも角にもすぐさま救急車を呼び、病院へと搬送して頂きました。

3~4時間ほど待ったでしょうか。CT やらレントゲンやら色々検査して頂いた結果、年間でも 10万人あたりで 0.1人程度しか罹患しないという非常に稀な「脊髄硬膜外血腫」を発症し、首の後ろの脊柱管内に出来た血の塊(血腫)が脊髄神経を圧迫して麻痺を引き起こしていたのだそうです。

かなり逼迫した状況だったらしく、そのまま緊急手術に入ることに。かなり高齢なのでリスクもあり、手術を行っても重い後遺症が残る可能性はありましたが、このまま放っておいて良くなるわけは無く、呼吸にも影響が出かねないとのことなので選択肢はありません。

幸い運ばれた先の病院が脳神経外科の専門医の方が常駐している病院で、腕の確かな先生方に執刀して頂いたお陰で手術は無事成功!術後の意識回復も数日は麻酔下に置くことになるかもと言われていたのが、手術室から出てきた段階で覚醒しており、麻痺していた左手足まで動くようになっていてビックリです。

もともと買い物などでよく歩いて体力があったお陰もあってか術後の回復も目覚ましく、ICU は手術の翌日に出て一般病棟へ。リハビリ転院が必要かもという話だったのも順調に回復し、僅か 10日程で退院となりました。やや歩行のスピードは落ちていますが、ほぼ後遺症と言えるような症状も残らず、日常生活が概ね支障なく行えるまでに回復出来たのはひとえに執刀して下さった先生方、リハビリをお手伝い頂いた看護師の方々のお陰です。

後で知ったのですが、冒険家の三浦雄一郎さんは ” 頸椎 ” 硬膜外血腫という同じような病気を発症されていたのですね。当初はかなりの後遺症が残ったそうですが、その後のリハビリを経て回復され、次は 95歳までにモンブランの氷河をスキーで滑降することを目標にされているのだとか。あの方のバイタリティにはいつも驚かされるばかりですが、どうか無事に成就されますようお祈り申し上げます。

■ ELPA(エルパ)のワイヤレスチャイムを設置してみた

さて、ほぼ日常生活を送るのに支障ない程度にまで無事回復した母ですが、さすがに風呂に入るのを少し気にしている様子。私としても気をつけるようにはしていますが、家に居るときはだいたい 2階の自室に居るため、風呂で何かあってもすぐに気付けないかも知れません。

なにかいいものは無いかと考えていたところ、「ワイヤレスチャイム」なるものの存在を知りました。ボタンを押せないような状況になってしまった場合は役に立ちませんが、何もないよりは余程マシでしょう。防水性能を持ったスイッチなら風呂場に設置しても大丈夫そうです。

Amazon などを見ているとこれまた多種多様な製品が販売されていますが、例え製造が中国だとしても国内メーカーの製品の方が信頼は出来るだろうという事で、「ELPA」ブランドのものを買ってみることにしました。「ELPA」は、大阪・大東市にある「朝日電器株式会社」のブランドで、電源タップなどで見掛けたことのある方は多いんじゃないでしょうか。

ワイヤレスチャイム-1


基本セットの「WC-S6040AC」は、ワイヤレスチャイムの送信機と受信機のセットです。電池式のものだといざという時に電池切れで使えないなんてことがあり得ますが、こちらのスイッチは押したときの力で自己発電するとのこと。受信機側は壁のコンセントに直接差して電源を取るようになっています。


こちらが防水スイッチの「WC-P61」。同じく電池が要らない自己発電式のスイッチで、防水等級 IP67 に対応しているとのこと。ただ、風呂場では水蒸気の影響が大きいと思うので、どれくらい耐久性があるかはしばらく使ってみないことにはなんとも言えません。

ワイヤレスチャイム-2

通常のスイッチには固定用の両面テープと木ネジのセットが、防水スイッチの方には吸盤用のベースシールが付属しています。取扱説明書は、今回購入した「WC-S6041AC」の方のものが見つからなかったので、「WC-S6040AC」と追加スイッチの「WC-P60」のものを置いておきます。

WC-S6040AC 取扱説明書
WC-P60 取扱説明書


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こちらはスイッチの方ですが、どちらの方も思っていたよりかなり大きくてビックリ。自己発電式ということである程度のストロークが必要なのでしょうか。

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こちらは受信機側。こちらもかなりの大きさなので、電源タップなどを使って挿そうと思っている方は要注意です。電池交換を気にせず付けっぱに出来る点はよいですが。

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防水スイッチは吸盤(取外し可)で設置する方式ですが、自重がわりとある(89g)なので壁面設置は難しいようです。IP67 とは言え、さすがに水没はまずそうなので引っ掛けたりして浴槽に落としたりせず、ある程度押しやすい場所を探す必要はありますね。

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とりあえず台所と浴室に設置してみました。取りあえず今のところ階段の上り下りに支障は無さそうですが、今後足腰が弱ることもあり得ますからね・・・。ボタンを押せばカチカチ言いますが、インターホン機能があるわけでは無いので押せているかどうかちょっと分かりにくいかも。受信機の方は元気よく鳴るのですけどね。電波到達距離は見通しで約 90m とのことですが、1階と2階の距離でも問題無いようです。

スイッチの方は最大 4つまで受信機とペアリング出来るとのことなのですが、押した場所によってチャイムの音色を変えるということまでは出来ないようです。せっかく通常の呼び出し音以外にも「部屋で呼んでます」「風呂で呼んでます」などのチャイム音が用意されているのに押すスイッチによって音色を変えることが出来ないというのは残念です。

前にも書いたように、スイッチすら押せない状況になってしまった場合は全く役に立ちませんが、保険的な意味で気休めにはなるかなと。台所の方に設置したスイッチは今のところ単に用事がある時に階段を上ってこなくてもいいようにというだけのことです。台所や部屋なんかには Amazon の Echo シリーズ を置くのもいいのですが、うちの母は機械嫌いなのでたぶん使いこなせないんですよね(苦笑)。