(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。

今更ですが EIZO FlexScan EV2750 を購入しました

EIZO FlexScan EV2750 を購入しました。はい、新製品の「EV2760」ではなく「EV2750」の方です。「EV2750」は 3月くらいから直販サイトの「EIZOダイレクト」で「テレワーク応援」と題したセールが行われていて非常に格安で入手出来るようになっています。更に株主優待の併用も可能です。1ヶ月ほど使ってみましたのでレビューしてみたいと思います。

EV2750ラベル 格安で販売されていると言っても、6月初旬に発注してうちに届いた個体は 2020年3月の製造でしたし、在庫処分セールというわけでもなさそうです。(「パネル」の在庫処分という可能性はありますが。)実際 EIZO のディスプレイはほんとに目が疲れないので在宅ワークに向いていると思いますし、上手く時流に乗っているのではないでしょうか。こんな時期ですが頑張っているのが伝わってきます。

今回購入したのは、現在 2ndディスプレイとして使用している「EV2736」の稼働時間が 4万時間に近づいて来た(まだ全然不具合などは出ていませんが)為です。「EV2736」は 3rd に回す事にして現在の「EV2785」+「EV2736」+「RDT241XPB(I・O DATA製)」を「EV2785」+「EV2750」+「EV2736」という構成に入れ替えることにしました。「RDT241XPB」は里子に出します。使用時間はまだ少ないのですし決して悪いディプレイではないのですが、24インチFHD ではやはりちょっと狭いなと思っていたのですよね。27inch で揃えられればバランスも良くなります。まあ場所はかなり取るわけですが・・・。

EV2750正面

「EV2750」の販売開始は 2015年とかなり前ですが、今風のフレームレスデザインが採用されています。スイッチ類はタッチパネル式で、ディスプレイ右下に配置されており、これとは別にメイン電源スイッチが本体裏に用意されています。

16日に「FlexScan EV2795」「FlexScan EV2495」という新製品が発表されました。「EV2795」も27インチWQHDモデルですが、「EV2750」の直系の後継機は ↓↓↓ の「FlexScan EV2760」になります。

「EV2750」と「EV2760」でどう違うのか、新製品の「EV2795」や、4K対応モデルの「EV2785」も交えてちょっと性能を比較してみます。ここに挙げた機種は全て 27インチモデル、パネルはアンチグレアの IPS方式、バックライトは LED 方式となっています。

EV2750 EV2760 EV2795 EV2785
発売日 2015.9.11 2020.3.6 2020.8.28 2017.11.30
直販価格(税込) ¥59,950
(セール価格)
¥71,500 ¥93,500 ¥132,000
¥109,560(改定)
最大解像度 2560x1440(WQHD) 3840x2160(4K)
画素密度 109 ppi 163 ppi
表示色・色域 1677万色 8bit sRGB相当
視野角 178°(上下)x178°(左右)
輝度 350 cd/㎡
コントラスト 1000:1 1300:1
応答速度 5ms(中韓階調域)
消費電力(最大値) 22W(67W) 16W(67W) 16W(164W) 31W(163W)
モニター部外径 611.6 x 359 x 48.5 mm 611.7 x 364.4 x 53.7 mm 611.4 x 356.6 x 56 mm 611.4 x 356.3 x 50 mm
重量 約 7.9kg
(モニター部:約 5.1kg)
約 8.5kg
(モニター部:約 5.7kg)
約 8.5kg
(モニター部:約 5.7kg)
約 8.2kg
(モニター部:約 4.9kg)

※ 価格は 2020年9月現在の直販ストアのもの

基本スペックは EV2785 が 4K対応になっている部分以外はほぼ同じようなものです。最大消費電力に差があるのは USB給電能力の差によるものです。

EV2750 EV2760 EV2795 EV2785
映像入力端子 DisplayPortx1
(HDCP 1.3)
DisplayPortx2
(HDCP 1.3)
DisplayPortx1
(HDCP 1.3)
DisplayPortx1
(HDCP 1.3)
HDMIx1
(HDCP 1.4)
HDMIx1
(HDCP 1.4)
HDMIx1
(HDCP 1.4)
HDMIx2
(HDCP 2.2/1.4)
DVI-Dx1
(HDCP 1.4)
DVI-Dx1
(HDCP 1.4)
USB Type-Cx1
(DP Alt Mode/HDCP 1.3)
USB Type-Cx1
(DP Alt Mode/HDCP 1.3)
USB端子
(UP)
USB 3.1 Gen 1(type-B) USB 3.1 Gen 1(type-B) USB 3.1 Gen 1(type-B)
USB 3.1 Gen 1(type-C)
(DP Alt Mode/USB-PD 70W)
USB 3.1 Gen 1(type-C)
(DP Alt Mode/USB-PD 60W)
USB端子
(DOWN)
USB 3.1 Gen 1(type-A)x2 USB 3.1 Gen 1(type-A)x4 USB 3.1 Gen 1(type-A)x3
USB 3.1 Gen 1(type-C)x1
(DP Alt Mode/USB-PD 15W)
USB 3.1 Gen 1(type-A)x2
(うち 1つは最大 10.5W給電)

EV2795 / 2785 については、USB Type-C端子を PC やタブレットなどに接続した場合は映像入力させつつ給電も行うことが出来ます。(但し、接続する機器が「DP Alt Mode」に対応している必要あり。)

また、EV2795 / EV2760 は最新世代なだけあって、USB Type-C による「ディジーチェーン」に対応しており、ケーブル 1本で複数のモニターを接続(最大 4台まで)することができるようになっています。こうなってくると「EV2785」の後継モデルも待たれますね。秋頃には出てくるのでしょうか?

「EV2750」の端子群ですが、ディスプレイ下部に左から「DVI-D」「HDMI」「DisplayPort」「USB Type-B」「3.5mmオーディオIN」、ディスプレイ左サイドに「USB Type-Ax2」「3.5mmヘッドホンジャック」が配置されています。

EV2750端子群

映像入力は 3系統、これだけあれば大体なんとかなるでしょう。HDMI もあるので、もし足らなければ AVアンプなどを挟んで切り替えてもいいですしね。「EV2736」の方には DisplayPort と DVI-D の 2系統しか無かったのでちょっと使いにくい面もありました。

EV2750スタンド取付部 惜しいのはこの純正スタンド。スタンド自体は非常に使いやすいく、緑□のボタンを押しながら矢印方向にスライドさせることでワンタッチで取り外しが出来るようになっているのですが、その反面スタンドの取付部に写真の赤〇のような突起があるので EIZO のこの世代以降のモニターでしか使えません。流用すると言う事ができないのですよね。
「EV2736」以前の世代では VESAマウントにネジで取り付ける方式だったのでできればここは変えて欲しくなかった点です。

「EV2750」自体は 100x100mm の VESAマウント用の取り付け穴が用意されているので一般的なモニターアームを使用することができます。ただ、上記の理由で取り外したスタンドに使い道が無く余ってしまうのはなんとも残念ですね。爪を切って穴を開ければ使えますが・・・。

「EV2750」の方は付属の 2m の DisplayPortケーブルで接続できましたが、スライドさせた「EV2736」の方はちょっとメインPC の置き場所から離れているので、3m の DisplayPortケーブルを新たに購入しました。(上のリンクの製品。)ちょっとケーブルの径が太い(約6mm)ので取り回しがあまりよくありませんが、コネクタ部分をはじめ作りはかなり良い製品だと思います。映りも全く問題ありません。

操作パネル部 操作パネル付近を比べてみました。EV2750 と EV2785 はタッチパネル式、EV2736 は物理ボタンです。こうしてみると結構違うものですね。EV2785 の横長の穴はスピーカーです。いずれのモデルも 1W+1W のスピーカーを内蔵していますが、EV2785 はディスプレイ前面から音が出るようになっているのですよね。いずれにせよせいぜい AMラジオ程度の音質でしかありませんが。
EV2785 と EV2750 は電源アイコンの近くをタップするとメニューがポップアップするのですが、タッチセンサーはあくまでもフレーム部分にあるので慣れるまでちょっと操作に戸惑うかもしれません。(ついついポップアップした所を押してしまいます。)

今回購入した EV2750 は純正スタンドは取り外し、ergotron のアームに付けて縦画面にして運用します。初期設定のままでは首を傾けないと本体メニューの操作ができなくなってしまうので、まずは設定メニューを回転させて見やすくしておきます。タッチセンサーの適当な部分に触れて操作メニューを出したら「menu」→「本体設定」と進んで「メニュー回転」という所を「270°」に設定すればOKです。

EV2750管理者モード 電源を切った状態から本体一番中央寄りのスイッチに触れながら電源スイッチに 2秒以上触れると「Administrator Sttings」メニューが立ち上がります。DisplayPort を使用している場合、モニターの電源On/Off でウインドウの配置が乱れてしまうことがあるので「Compatibility Mode」が「On」になっていることを確認しておくとよいでしょう。(デフォルトで On になっているはずですが。)

■ 「Screen Instyle」について

「Screen Instyle」は、EIZO のモニター制御ソフトの名称です。(Windows 10 / 8.1 のみに対応)

Screen InStyle-1 PC とディスプレイを USBケーブルで接続し、付属の CD-ROM か「こちら」から最新版をダウンロードしてインストールしておけば使用出来るようになります。
メインメニューは左のような感じになっています。EV2736 は世代が古いのでサポート外となっていますが、複数のモニターもこのソフト1本で集中管理出来るようになっています。
こちらのソフトを使う事で、使用しているアプリ(WebブラウザPhotoshop など)に合わせてディスプレイのカラーモードを自動変更させたり、ホットキーを登録して簡単に入力信号を切り替えたりすることが出来るようになります。

Screen InStyle ホットキー また、昨年12月にソフトウェアアップデートがあり、従来のホットキーによる信号切り替えに加えてカラーモードの切り替えが出来るようになりました。これがまた非常に便利で、私は「Ctrl + 数字」の組み合わせを EV2785 に、「Ctrl + Shift + 数字」の組み合わせを EV2750 に割り当てています。(他に「Ctrl + Alt + 英数字」の組み合わせも可能です。)
このように非常に便利なソフトなのですが、複数のモニターを制御する場合は若干癖のようなものがあるのでその点について少し書いておくことにします。

  • 電源の連動

    「Screen Instyle」を起動しておくと、デフォルトの状態で1台のモニターの電源スイッチの On/Off で対応したモニター全ての電源を連動させることが出来るようになっています。

    Screen InStyle-電源 これはこれで便利なのでしょうが、作業をしない時に使わないモニターだけ消しておこうとした際に使用している最中のモニターの電源まで消えてしまって困りました。
    これは右の画面の「モニターの電源ボタン」のチェックを外しておけば防ぐことができます。(代わりに一斉 On/Off は出来なくなりますが。)
  • カラーモードの切り替え

    先ほども書いたように「オートカラーモード」を設定しておけばアクティブにしたアプリ毎に Paper や Movie、sRGB と自動切り替えが可能でとても便利なのですが、どうやら複数のモニターを接続していると一斉に全てのモニターのカラーモードが切り替わってしまうようです。問い合わせもしてみたのですが、残念ながら全てのモニターのカラーモードが連動するのを許容するか、オートカラーモードは諦めてホットキーの切り替えで我慢するか、それとも連動させたくないモニターの USBケーブルを外しておくか(この場合はハブも使えなくなりますが)しかなさそうです。ここだけは個人的にちょっと残念な点でした。モニター毎に切替を連動させるかどうかの選択ができれば完璧だったのですけどね。

EV2750縦画面 EV2750 を縦画面で使うとこのような感じになります。表示倍率は 100% のままで、スケーリングは行っていません。27インチなので縦にするとかなりの存在感になりますが、FHD のディスプレイを縦で使うのと比べるとやはり WQHD の横幅が縦で使うのにちょうど良いのですよね。下のブラウザの部分は SONY の「PC TV Plus」で nasne のテレビ画像を映したりネット配信番組を流したりしているのですが、作業しながら横目でニュースを見たりするのにとても便利です。

ドット欠けなどもありませんでした。EIZO はパネルの画素欠けに関しては常時点灯している画素が無い「無輝点保証」のみ提供しています。


EIZO ダイレクトの「テレワーク応援」セールはいつまでやっているか分かりません。販売開始からもうすぐ 5年になりますが、発売当初は 11万円程してました。後継機の発売でその後何度かの価格改定が行われましたが、それでも元値の半額程で手に入るのはかなりのお買い得感があります。また、EIZO のディスプレイは保証期間が 5年間(又は累積使用時間 30,000時間)と長く、万が一故障した場合も代替機を無償で貸し出してくれたりとサポートもしっかりしているようです。

もちろん後継機で改良されている部分もあるのでどちらを選ぶかはお好みですが、目の疲れにくい 27インチのモニターを探している方は候補に入れてみても良いのではないかと思いますよ。


こちら ↓↓↓ は 4K対応モデル