メインディスプレイに EIZO の FlexScan EV2785 を使い始めてそろそろ 1年になろうとしています。EV2785 自体にはとても満足していて後はキーボードショートカットでカラーモードの切替が出来れば言うことは無いかなと思っているのですが、4K 解像度の 27インチディスプレイを何も調整しない状態のまま常用しようとするとさすがに文字が小さくなり過ぎてしまいます。

EIZO FlexScan 27.0インチ ディスプレイモニター (4K UHD/IPSパネル/ノングレア/ブラック/USB Type-C搭載/5年間保証&無輝点保証) EV2785-BK
- 発売日: 2018/01/30
- メディア: Personal Computers
インストールは不要で、ZIPファイルを解凍したら「noMeiryoUI.exe」をダブルクリックで即起動します。個別に設定することもできますが、一番上の「すべてのフォント」で使用したいフォントを選び「一括設定」を行うのが楽です。試行錯誤してみた結果、私は過去に購入した一太郎に付属していたと思われる「DHP平成明朝体W7」というフォントを「13pt」のサイズで使用することにしました。
変更の結果、文字が少し大きくなったおかげでエクスプローラーなどの表示が非常に見やすくなりました。簡単に変更出来るので自分が見やすいフォント・サイズが見つかるまで色々試してみるとよいでしょう。初期状態に戻すには「プリセット」から「Windows 10」を選んで「設定」を押すだけでOKです。
Webブラウザでの見え方に関しては、「Ctrl」+「+/-(プラスマイナス)」キーの組み合わせで自由自在に拡大・縮小することができます。Webブラウザではデフォルトの拡大・縮小倍率を設定出来るものが多いのでそちらも設定しておくとよいでしょう。新しいタブを開いたときにいちいち調節せずに済むようになります。
Excel やメモ帳など個別のアプリではそれぞれにフォントサイズを指定できるものが多いのでそちらで設定してやりました。メールソフトとして使っている JustSystems の「Shriken」の場合は「設定」→「共通の設定」の「表示・動作」から設定することができます。多少の手間は掛かりましたが最初だけの我慢ですし、スケーリングで使っていた時よりも広大な表示領域を享受しつつ見やすさも確保できる組み合わせにすることができました。
Webブラウザでの拡大・縮小の仕組みが全てのアプリ・ウインドウで可能になるような感じで Windows が改良されてくれればベストなのですがね。素晴らしいソフトを公開して下さっている「Tatsu」さんには感謝です。この方法だとメーカーを問わず自分に合った環境を構築することができると思います。