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Panaracer「GRAVELKING X1」レビュー! ~ TREK Checkpoint ALR 5 のタイヤを履き替えてみた ~

私の愛車 TREK Checkpoint ALR 5 はチューブレスレディで運用しているので、パンクしたところで概ねタイヤシーラントが塞いでくれるため、今のところ出先で走行不能とまでなったことはありません(エアの補充は必要ですが)。とは言え後輪のパンクが頻発するようになって来たので、少しでもタイヤを延命させようと先日 前後のタイヤをローテーションさせた 私のグラベルロードですが、ローテーションを行うにはちょっとタイヤの摩耗が進みすぎていたのかも知れません。

今度は前輪に持ってきた減りの激しいタイヤの方でかなり盛大にシーラントを吹き出してくれました。自転車を停めてチェックしてみたところ、どうもシーラントだけでは塞ぎきれない程度の穴が空いてしまったようだったので、念のためハンドルバーに装着して持ち歩いていた TLRタイヤ用パンク修理キットの Muc-Off「STEALTH TUBELESS PUNCTURE PLUG 」の初めての出番となりました。 ” タイヤワーム ” と呼ばれる、恐らくプチルゴム辺りの素材で出来たゴム紐をタイヤに空いた穴に貫通させ、ねじ込んでパンクを直すというアイテムです。実際これで修理した状態で 100km 程度の道程を無事帰ってくることは出来ました。図らずともこの製品の実用性を身を以て体験する形に(苦笑)。

ただ、次のライドに出た際に一旦は収まっていた修理済みの部分が地面との摩擦で動くのか、スローパンクの様な状態になってジワジワとシーラントが滲出するようになってしまいました(右はタイヤ交換後に裏側の修理箇所を撮影したものです)。

旧タイヤ-1旧タイヤ-2

タイヤシーラントは空気中に噴出することで空気と反応して固まる性質のものらしいのですが、この様なシーラントの出方では勢いが足らず、シーラントがきちんと固まりません。すぐに走行不能になったりはしないものの、シーラントの補充頻度は確実に増えてしまいますし、前輪なので万が一走行中にビードが落ちるようなことがあると危険・・・ということで諦めてタイヤを買い換えることにしました。

■ Panaracer の「GRAVELKING」を試してみる!

今まで使っていたのは Pirelli の「Cinturato Gravel H」というタイヤです。


直近まではパンクも少なく、非常に走りやすく良いタイヤでした。Checkpoint が納車された時点で履いていた Bontrager の「GR 1 TEAM ISSUE」は思いのほかパンク頻度が高かったことを思うと良い買い物だったと思います。良いタイヤなのは確かなのですが、如何せん¥11,000 / 本 と値が張ります。

問題になっている前輪だけ交換する手もありましたが、この際別のタイヤも試してみたい!ということで、以前から気になっていた Panaracer の「GRAVELKING」を試してみることにしました。「Cinturato Gravel H」1本のお値段で「GRAVELKING」なら概ね 2本買えてしまうなどお財布にも優しい(笑)。

ただ、一口に「GRAVELKING」と言っても、昨年新モデルとして登場した「X1」、無印のスタンダードモデル、オンロードとグラベル双方での走行性能を求めた「SS」、グラベル特化の「SK」などの各シリーズに加えてレース向けモデルや耐パンク性能を高めたモデルなどかなりの種類が出回っています。

ぶっちゃけ通販サイトで買った方が安いのですが、いつもお世話になっている TREK のショップで相談させて頂いたこともあり、たまにはお店にもお金落としとかないとね(笑)ということで、ショップの方で取り寄せてもらうことにしました。ちょうどその時は定期点検の予約も兼ねていたのでちょうど良かったというのも理由の 1つですが。前後で違うタイヤを履くのも嫌なので 2本購入。

GRAVELKING X1 -1


購入したのは「GRAVELKING X1」の 700x35C サイズ。サイドは茶色のタイプ(F735-GKX1-D2)にしてみました。先日 タイヤブースターを購入したことでビード上げの不安は無くなった ので、タイヤは買って帰って自分で付け替えるつもりでしたが、バイクを点検に出しに持って行った時点でより酷くなっていたので、ついでにお店の方で交換もお願いすることにしました。

GRAVELKING X1 -2

GRAVELKING X1 -3GRAVELKING X1 -4

ということで、こちらの開梱写真はショップのカウンターで撮影させて頂きました。10.5x12x12 cm の箱に丸められた状態で収められているのですね。めちゃくちゃ新しいタイヤの臭いがする(笑)。

GRAVELKING X1 -8 画像:Panaracer
以前のモデルに比べて耐パンク性能が向上し、ビード周りが再設計されたことでフロアポンプだけでもビード上げを行いやすくなったのだそう。やはり自分で試してみたかったというのはありますね。古いタイヤについてはまだ使えそうな後輪だけ持って帰って予備として置いておきたいと申し出たところ、綺麗に洗浄までして頂いてほんと、有り難う御座います。もちろんタイヤ交換は完璧。点検もしっかりして頂けたので、これでまた安心してライドに出掛けられそう。いつもながら丁寧な仕事に感謝!です。

GRAVELKING X1 -5

この日は試走も兼ねて国道 2号線を垂水の「恋人岬」まで走ってから帰ることにしました。

GRAVELKING X1 -6

「GRAVELKING X1」のタイヤブロックパターンはこんな感じ。なんかちょっと阪神タイガースのエンブレムっぽい?w 最初に使っていた「GR 1 TEAM ISSUE」は高速走行時に「ブーン」という如何にも空気の抵抗を受けていそうな音がしていましたが、こちらのタイヤは至って静か。

GRAVELKING X1 -7

タイヤサイドの刻印が少し見にくいのが難点ですが、空気圧は TLR 運用時が 400 kPa(4.0 bar)まで、チューブを入れた状態で 525 kPa(5.3 bar)までとのことです。ロード走行が多い私はほぼ上限近辺での運用が多くなるかな。

Cinturato GRAVEL H

ちなみにこちらは交換前に履いていた Pirelli の「Cinturato Gravel H」タイヤを装着した状態。

GRAVELKING X1 -8

そしてこちらが交換後の Panaracer「GRAVELKING X1」タイヤを履いた状態。同じタイヤサイドが茶色のタイプなので、ぱっと見では交換したかどうか分かりませんね。走行性能については「Cinturato Gravel H」とほぼ遜色無さそうな感じです。

「GRAVEL KING」と言えば昨年モデルチェンジした頃に大規模なインフルエンサーマケティングが行われたようで、余りに良い評価ばかり目にしたので正直ちょっと疑って掛かっていたのですが、なるほど、これは悪くないですね。1週間放置した状態でも「Cinturato Gravel H」よりかなりエアの保持率が高い印象です(もちろんライド前に補充は必要ですよ)。

タイヤパターンを見ると転がり抵抗はそれなりに有りそうに見えますが、トラクションの掛かりはいいのにロードノイズも少なく、転がり抵抗もほとんど感じません。比較的価格も抑えられているのでこれはかなり有り難い。私の様にカメラやレンズを積んで走る方にもお勧め出来るタイヤだと思います。あとは耐パンク性能ですが、これはもうしばらく走ってみないことには評価できませんね。