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” CMR ” 方式のドライブを採用した BUFFALO の外付けHDD「HD-SGDA6U3-B」レビュー! ~ SONY のブルーレイレコーダーと組み合わせて使ってみる ~

先日 故障してしまった外付けHDD の中身を入れ替えて SONY のブルーレイレコーダーの外付けHDD として使おうという目論み は失敗してしまったので、新たに BUFFALO が販売している「HD-SGDA6U3-B」という 6TB の外付けHDD を購入しました(どうやら入れ替えに使った手持ちの中古 HDD が AVコマンドに対応していなかったらしい)。

SGDA6U3-1


付属品は取扱説明書の他に ACアダプターと USBケーブルだけとシンプル。保証期間は購入から 1年間です。「HD-SGDA6U3-B」の主な仕様は以下の通り。

容量 6TB
書き込み方式 CMR
インターフェース USB 3.2(Gen1)/ USB 3.1(Gen1)/ USB 3.0 / USB 2.0
USB端子形状 USB 3.0 Micro-B
最大消費電力 18W(AC 100V 50Hz / 60Hz)
外形寸法 114x33x171 mm
質量 約 900g

付属品として付いてはいませんが、「DISK FORMATTER 2」というフォーマット用のソフトウェアを BUFFALO の HP からダウンロードして使うことが可能です(Windows版のみ)。

SGDA6U3-2SGDA6U3-3

BUFFALO が製造・販売している ” Made in Japan ” な USB接続の外付けHDD なのですが、BUFFALO が Seagate の HDD の製造をしているわけは無いので、ガワ(殻)に入れて動作検証等を行っている程度だろうと思われます。まあ少なくとも国内メーカーの テレビや BDレコーダーなどとの組合せを検証してくれているのは安心出来ますね。

SGDA6U3-4SGDA6U3-5

非常にシンプルな外観。放熱用のスリットなども見当たりません。縦置き・横置きに両対応しているのでゴム脚が何カ所か付いています。HDD の動作状態を示す LED がケース左面上端後部の隅っこにあるので動作状態の確認がし難いのだけは難点。なぜ前に付けないんだろう?

この LED は故障予測サービスの「みまもり合図」に対応していて、HDD から故障予測が検知されたら LED がオレンジ色に点灯、異常が発生したら緑色とオレンジ色に交互点灯して知らせてくれるようなのですが、見にくい位置にあってもねぇ・・・(苦笑)。

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外付けHDD では恐らく一般的なのでしょう、HDD 本体との接続に「USB 3.0 Micro-B」という他ではあまり見ない形状の USBコネクタが採用されています。特に抜けにくいというわけでも無いので、もういっそのこと USB Type-C でいいと思うのですけどね・・・。背面にネジがあるところを見ると、多少は分解が楽なのかも知れない(保証が切れるのでやりませんが)。

SGDA6U3-8

HDD は NTFS でフォーマットされていました。とりあえず Western Digital の「Data Lifeguard Diagnostic(DLGDIAG)」で拡張テストまでエラー無くクリア出来ているので大丈夫でしょう。ちなみに Seagate の HDD なのに Western Digital のツールを使ったのは、どういうわけか Seagate のツールは USB接続の HDD を認識してくれないからです。さすがに 6TB となると拡張テストに 14時間近く掛かってしまいますね。テストはノートPC など消費電力の少ない PC で行うことをお勧めします。

CDICDM

「HD-SGDA6U3-B」に内蔵されていた Seagate製の「ST6000VX008」という HDD は、「Skyhawk」という常時稼働の監視システム向けの HDD でした。同時ストリーミングを行う最大 64台の HDカメラからの映像をコマ落ちすることなく記録できるようチューニングされているらしく、映像記録用途に向いているということでこの HDD が採用されたのでしょう。

データの記録方式は「CMR(Coventional Magnetic Recording)」方式を採用しています。「SMR(Shingled Magnetic Recording)」という言葉も耳にするかと思いますが、こちらは「瓦磁気記録方式」または単に「瓦」なんて呼び方もされる記録方式で、データの一部分を屋根の瓦を葺く時のように重ねて記録することで面積あたりの記録密度を高めた記録の仕方です。

「瓦」方式でデータを記録する HDD は容量あたりの単価を引き下げることが比較的容易で、大容量かつ手に入れやすい価格帯の製品が多いのですが、データの記録と読出しを行う際に「CMR」方式では不要な演算が必要になるため、やや動作速度が劣るというデメリットもあります(「CMR」方式では同心円状にデータが重ならないように記録していく)。また、データに欠損が生じた場合は影響範囲も大きくなる可能性はありますね。

動作方式とパフォーマンスの違い 画像:BUFFALO
上の図は「HD-SGDA6U3-B」の製品HP に掲載されていたものですが、この様に「CMR」方式の HDD は同時録画に強いとのことのようです。今回組み合わせる SONY の 4K Blu-ray レコーダーの「BDZ-FBT2200」はトリプルチューナー搭載モデルで、3番組を同時録画することも可能なため、相性としてはかなり良さそうです。

■ SONY の Blu-ray レコーダー「BDZ-FBT2200」に接続してみる

一通り検査とベンチも済みましたので、「BDZ-FBT2200」に接続してみたいと思います。こちらの機種は内蔵されている HDD の容量が 2TB しかないため、早く増設したいなと思っていたのです。4TB モデルも販売されていますが、価格が跳ね上がってしまうのですよね・・・。

配線に難しいところはありません。「BDZ-FBT2200」の背面にある USB端子と「HD-SGDA6U3-B」の USB端子(USB 3.0 Micro-B)を付属の USB Type-Cケーブルで接続し、HDD に ACケーブルを接続するだけです。「HD-SGDA6U3-B」には電源スイッチがありませんが、BDレコーダーの電源が入ると連動して動くはずです。逆に HDD を取り外したりする際は ACプラグより先に USBケーブルを抜いた方が良いでしょう(HDD の電源も安全に落ちるはずです)。

HDD接続-1HDD接続-2

外付けHDD を接続してもすぐに利用可能になるわけではありません。「BDZ-FBT2200」に接続した HDD を「登録」し、「フォーマット」する必要があります。当然ですが、HDD をフォーマットすると既に記録されているデータは全て失われますのでご注意を。

「BDZ-FBT2200」付属のリモコンで「ホーム」ボタンを押下し、「設定 / お知らせ」→「詳細設定」→「本体設定」→「外付け USB HDD の設定」と進んでください。

HDD接続-3HDD接続-4

「USB HDD の登録」へ進み、「初期化して登録」を選択。

HDD接続-5HDD接続-6

しばらく待つと、接続した外付け HDD に録画データを記録できるようになります。接続したHDD の名前は変えてもいいし、そのままでも構いません。ご自由にどうぞ。

さて、一通りのご説明は終わりましたが、実は私の場合、すんなりと新たに接続した HDD が認識されたわけではありません。恐らく他の HDD を接続しようとしたりしていたせいだと思うのですが、このように HDD がすんなりと認識しない場合は、一旦「BDZ-FBT2200」の電源を完全に落として再起動してみれば良かったようです(本体の電源ボタン長押しで再起動します)。

ただ、後から気付いたのですが、ひょっとしたら本体の「リセットボタン」を押すだけでも良かったのかも知れません(リセットボタンはレコーダー本体右下のカバーを開けば見つかります。)。

フォーマット前フォーマット後

さて、とりあえず仮設置という形で無事購入した HDD が使える事を確認出来たので、きちんと設置し直す前に HDD のパーティション構成になにか変化があったのか確認してみました。

「BDZ-FBT2200」に登録する前は NTFS でフォーマットされた 1パーティションの HDD だったものが、登録後は 300MB 程の未割り当て領域と、残りの5.5TB 程の exFAT でフォーマットされた領域に分かれていました。恐らく「未割り当て領域」の方をシステムで使用し、「exFAT」でフォーマットされた領域に録画データが記録されるようになるのだろうと思われます。

とにもかくにも無事 HDD を増設することが出来てホッとしました。これで録画可能領域はだいたい 2TB + 6TB(所謂 ” 天使の取り分 ” によって実際の録画可能領域は多少減ります)となりました。先日買い溜めした(し過ぎた?)BD-R、BD-RE XL のディスク もたくさんあるので、これで録画容量の不足を心配する必要はまあ無くなるでしょう(笑)。