(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。


▼ 当ブログはアフィリエイトサービスを利用しており、リンクにはプロモーションが含まれます ▼
当ブログではアフィリエイト広告により得た収益をブログの運営・維持に充てさせて頂いております。提携しております ASP につきましては「プライバシーポリシー」よりご確認下さい。
尚、企業様より商品またはサービスの提供を受けて掲載した記事につきましては、別途「PR・プロモーション」カテゴリに分類し、記事冒頭にその旨を分かりやすく記載するよう心掛けております。
当ブログ記事の記載内容や広告の掲載方法に関するご指摘がございましたら「こちらのフォーム」よりお問い合わせ下さい。

KIOXIA(キオクシア)製 USBフラッシュメモリ「TransMemory U301」の 64GBモデルを使ってみました

最近はちょくちょく TV CM も見かけるようになりましたが、「KIOXIA(キオクシア)」というブランドはどの程度認知されるようになったのでしょう?自作PC 界隈ではそこそこの地位を築いているかなとは思いますが、まだまだ ” 旧東芝メモリ ” と聞いた方が分かり易いという方のほうが多いかも知れません。

KIOXIA は、2017年に東芝の半導体メモリ事業がスピンオフして設立された「東芝メモリ」が前身で、2019年に商号変更して今の社名になりました。半導体メモリ事業は当時の東芝の主力事業の 1つだったのですが、東芝本体の債務超過解消のため、投資ファンドのベインキャピタルを主軸として新たに設立された「Pangea(パンゲア)」に事業譲渡されました。

その後の東芝による再出資などにより、現在の筆頭株主は東芝(40.64 %)となっているようですが、このところの急激なフラッシュメモリ市場の需要低迷の流れには逆らうことが出来なかったようで、2023年3月期には 990億円の営業赤字、1,381億円の純損失を計上するに至った模様です。業績悪化を受けてか、報道によると元々関係の深い Western Digital との経営統合も噂されているようですが、SK Hynix の出資が残っていたはずなので、実現の可能性は不透明と言えるでしょうね・・・。

TransMemory U301-1 それはそうと、ビックカメラの株主優待割引券の使用期限が迫っていたこともあって、最寄りのコジマで KIOXIA の USBフラッシュメモリを入手して来ましたのでレビューしておくことにします。

パッケージ裏と USBメモリ本体には ” Made in Japan ” と明記されています。四日市の工場辺りで製造しているのでしょうか。


「TransMemory U301」シリーズは、KIOXIA の USBフラッシュメモリの中で「スタンダードモデル」として位置付けられている製品です。主な仕様は以下の通り。

容量 16 GB / 32 GB / 64 GB / 128 GB / 256 GB(16 GB はホワイトのみ)
対応インターフェース USB 3.2 / USB 3.1 / USB 3.0 / USB 2.0
外形寸法 514x214x84 mm(キャップを含む)
質量 約 8g
製品保証 購入より 1年間

取扱説明書は入っていません。たいしたことは書かれていませんが、必要な方は以下より入手下さい。

KIOXIA USBフラッシュメモリ取扱説明書(PDF)


以前に KIOXIA の microSDカードを購入した際は非常に取り出しにくいパッケージだったのを覚えているのですが、今回の USBメモリはすんなりと取り出すこと出来ました。

TransMemory U301-2 TransMemory U301-3


USB端子の保護キャップが付いているのですが、斜めにカットされていて表裏を間違えると着けられないのは地味にイラッとします。こういうのは真っ直ぐでいいよ・・・(苦笑)。

認識状態


取りあえずは動作確認です。PC の USBポートに差し込んだところ問題無く認識されました。見かけ上の容量も問題は無いようです。ただ、” FAT32 ” でフォーマットされているので、このままだと FAT の制限から 4GB 以上のファイルの読み書きが出来ません。大容量のファイルを取り扱いたいという方は exFAT でフォーマットを掛ける必要があります。逆に exFAT を認識しない機器もあるので、この辺りは臨機応変に。Windows のインストールなどは FAT32 で行う必要があるようです。

USBメモリや SDカードなどは容量偽装がよくあるデバイスです。今回は購入元がコジマなので大丈夫だとは思いますが、初期不良の洗い出しも兼ねて「H2testw」を使ってフラッシュメモリ全域のチェックも行っておくことにしました。 H2testw

「H2testw」でのチェックには書き込みテストで約 1時間 20分、検証に 5分、結構時間が掛かりましたが全く問題無いことが判明。これで気兼ねなく使う事が出来ます。まあ最初の 1回くらいはきちんとテストしておいても良いのではないでしょうか。

「H2testw」については以前に以下の記事でご紹介していますので、併せてお読み頂ければ幸いです。

「H2testw」でテスト中に書き込み速度が遅いような気がしたのでベンチも採ってみました。

CrystalDiskMark

「CrystalDiskMark」を使って、手持ちの TDK の USBメモリと速度の比較を行ってみました。やはり KIOXIA の「TransMemory U301」は、読み取り速度に関してはかなり優秀だと思うのですが、書き込み性能がかなり低いですね・・・。ちなみに TDK の USBメモリは 2016年に購入した USB 3.0対応のもの。

実際のファイル転送に掛かる時間ですが、試しに 2.84GB(ファイル数 229)の撮影画像データをコピーしてみたところ、8分 30秒ほど掛かりました。まあ実際にはコピーするファイルを指定して放っておくだけなのでさほど気にはならないかも知れません。

TransMemory U301-4 使用中はキャップを後ろに取り付けておくことが出来るようになっています。今回購入した KIOXIA の「TransMemory U301」は、書き込み速度の遅さがやや気になる所ではありますが、この容量(64GB)の USBメモリが 1000円ちょっとで買えるのですから、本当に安くなったものですね。これは USBメモリに限った話ではなく、SDカードや SSD などフラッシュメモリ全般にも言える事ではありますが・・・。