(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。


▼ 当ブログはアフィリエイトサービスを利用しており、リンクにはプロモーションが含まれます ▼
当ブログではアフィリエイト広告により得た収益をブログの運営・維持に充てさせて頂いております。提携しております ASP につきましては「プライバシーポリシー」よりご確認下さい。
尚、企業様より商品またはサービスの提供を受けて掲載した記事につきましては、別途「PR・プロモーション」カテゴリに分類し、記事冒頭にその旨を分かりやすく記載するよう心掛けております。
当ブログ記事の記載内容や広告の掲載方法に関するご指摘がございましたら「こちらのフォーム」よりお問い合わせ下さい。

ソニーのハイレゾ対応ヘッドホン「 h.ear on MDR-100A 」をレビュー

もう長いことヘッドホンは audio-technica の「ATH-A900」を使っていたのですが、後継機が出て安くなっていた SONYハイレゾ対応ヘッドホンの「h.ear on MDR-100A」を購入してみました。

ATH-A900 は 2002年に発売されてから 2011年まで実に 9年間も販売され続けたヘッドホンで、ボロボロになったイヤーパッドを数回交換した以外ケーブルの断線や故障がなくデザインも気に入っていたのでなかなか買い換えるきっかけがなかったのですよね。(イヤーパッドは上位の ATH-A1000X 用のものに交換して使用していました。)

f:id:Vulpes-ferrilata:20200107234242j:plain

      【主な仕様】
● 形式:密閉ダイナミック(耳覆い型)
● ドライバーユニット:40 mm、ドーム型
  (CCAWボイスコイル)
● 感度:103dB/Mw
● 再生周波数:5Hz~60,000Hz
インピーダンス:24Ω (1kHz)
● 最大入力 :1500mW (IEC)
● 質量:約 220 g (本体のみ)

 Bluetooth 接続やノイズキャンセリングのない有線モデルですが、家で使うつもりなので問題ありません。2015年の発売当初は 2万円を超えていましたが幾度かの値下げで随分買いやすくなっていました。

 この秋には後継の「h.ear on 2」シリーズが発売されており、「MDR-100A」の生産は終息に向かっているようなので、購入を考えている方は早めに決断した方がいいかも知れません。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200108004327j:plain

箱の中にはこのように折りたたまれて入っています。付属のポーチに入れてコンパクトに持ち歩けるようになっているのですね。付属ケーブルはリモコン・マイク付きと無いものの 2種類がありますが、両方とも 1.2m の L型コネクタを採用していることからも主にスマホDAPWalkman などでの利用を想定しているのが分かります。リモコンを使っての曲の再生開始・停止やスキップなどはできますが、残念ながら音量の調節機能は付いていません。 

f:id:Vulpes-ferrilata:20200108004613j:plain

ケーブルはきしめんタイプですがやや癖が付きやすいようです。絡みつきはほぼ気になりません。リケーブルは可能ですがヘッドホン本体のコネクタがやや特殊なので選択肢はあまり多くなさそうです。一応 SONY純正の「MUC-S12SM1(3.5mmミニプラグ/1.2m )」なども用意されていますが、ヘッドホン本体の価格を考えるとちょっと勿体ないような気がしてしまいます。 

 

 

★ 装着感 ★
 

本体自体の軽さもあってフィット感は悪くないですね。内部が広くなるように立体縫製されたイヤーパッドが耳全体を覆って顔の輪郭で支えるような形になるので側圧で耳が圧迫されて痛くなるようなことはあまりなさそうです。ケーブルが衣服に擦れたりして拾ってしまうノイズはケーブルの材質もあってあまり気にならないレベルでした。 

★ 音質 ★
 

ベース辺りの音域がやや強く出ている感じは受けましたがバスドラムも心地よく響く感じで変に誇張されておらず、このあたりの調節はさすがSONYだなと思いました。高音部も刺さるような感じは受けず聴き疲れはしにくそうです。遮音性に関してはある程度外の音も聞こえますしそれなりに音漏れもあるようです。個人的には弦楽器や女性ボーカルとの相性が特にいいように感じました。現状の価格を考えれば充分に満足のできる音質だと思います。

-------------------------------------------------------
 
MDR-100A は一応リケーブルができるので断線による故障リスクへの心配はさほどないのですが、ヘッドホンで一番痛みやすいのはやはりイヤーパッド。使っていれば加水分解は避けられず、どうしても破れができたりボロボロと表皮が剥がれ落ちてきてしまいます。ATH-A900 は幸い安価で入手しやすい交換用イヤーパッドが市販されていたので数年毎に取り替えながら延命させることができたのですが、どうやら MDR-100A 用のものはほとんど市場で見かけない様子。 
 
そこでソニーのサポートチャットで聞いて見たところ、保守部品を購入して自分で交換すること自体は可能とのこと。将来に備えてとりあえず見積を取ってみたのですが支払い方法は代金引換払いのみだそうで・・・。なんと片側一個につき 3,888円、これに代金引換払い手数料込みの送料 648円がプラスされて左右ワンセットで合計 8,424円!(全て税込み) 。
 
もっと上のクラスのヘッドホンならいざ知らず、とても現状の MDR-100A の購入価格には見合いません。このヘッドホンに関しては実質イヤーパッドの寿命=製品寿命と考えた方がよさそうですね。ノイズキャンセラー搭載モデルやコラボモデルなどバリエーションも多数出ているので純正イヤーパッドでもせいぜい左右ワンセット 3,000~4,000円位で入手できるかと思っていたのですが甘かったようです。下手にカラーバリエーションが豊富なのも一因なのでしょうか。非常に残念です。 
 
取りあえず問い合わせ先は こちら です。問い合わせに対する返信自体は2時間ほどで頂けました。
 
ソニーのヘッドホンユーザー向けサイトの記述によるとイヤーパッドを少しでも長持ちさせるにはパッド表面に付着する汗や皮脂などを時々拭き取ってやるのがいいのだそうです。保守部品の入手性に難があるのは本当に残念ですが大事に使ってやれば 3~4年くらいは保ってくれるだろうと期待しています。
 
 

MDR-100A の直系の後継機はこちらになると思います。 ↓↓↓