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” MIK ” マウントシステムでリアラックと一体化!「Bontrager MIK Utility Trunk Bag」レビュー!

なんだか最近鞄ばかり買っている気もします。別に沼ってるわけではないのですが、利便性を求めてついつい色んなものに手を出してしまうのですよね・・・。今回は、TREK のアパレルやアクセサリーを扱っているブランド ” Bontrager(ボントレガー)” から発売されている「MIK Utility Trunk Bag」という、ワンタッチでリアキャリアに脱着することの出来るトランクバッグを買ってみました。

この「Bontrager MIK Utility Trunk Bag」、販売店の紹介記事はちょくちょくあるのですが、実際に使っている方のブログはあまり見かけません。ということで、しっかり目にレビューしておくことにしますので、購入を考えている方の参考にしていただければ幸いです。

■ 「Bontrager MIK Utility Trunk Bag」

自転車用の鞄としては、既に Bontrager の「Town Single Pannier」と、ABUS のパニアバッグ を持っているのですが、ABUS のパニアバッグは肩ストラップが無いのでバッグを持ち歩いて観光するのは疲れる、Town Single Pannier には肩ストラップが付けれるけどカメラとレンズを入れて長距離を移動するにはややフックの作りに不安があると、どちらも一長一短といった感じでした。

ABUS のパニアバッグはそのうち肩ストラップを取り付けられるように改造してやろうと思っていますが、どういう風にするのがいいかまだ構想段階で、いつ作業に取り掛かれるか分かりません(苦笑)。

今回購入した「Bontrager MIK Utility Trunk Bag」はずっと気になっていた製品だったのですが、既に 2つもパニアバッグを持っている上にちょっと値が張るので躊躇っていたのですよね。ところが、7月から Bontrager製品の価格改定があるとのことだったので、思い切って買ってしまったという次第です。

MIK Utility Trunk Bag

「MIK Utility Trunk Bag」も Bontrager の製品なので基本的に通販で購入する事は出来ません。TREK の直営店やコンセプトショップでの店頭購入のほか、ワイズロードでは一応オンラインショップで注文することは出来ますが、受取は必ず店舗で行わなければなりません。ただ、購入から 30日以内であれば如何なる理由であろうと返品可能な「30日満足保証プログラム」は魅力です。


「Bontrager MIK Utility Trunk Bag」の基本的なスペックは以下の通り。非常にしっかりした作りですが、バッグだけで 1kg 近い重量があります。まあ元々バイクの総重量を気にする方はリアラックなども付けないでしょうからたいした問題では無いですね。

寸法 350 (D) x200 (W) x200 (H) mm
重量 860 g
取付システム MIK(Mounting is Key)
最大積載量 13 ℓ
備考 キャリーストラップ、レインカバー付属

13ℓ と、そこそこの容量があります。レインカバーとショルダーストップ付属は嬉しいですね。

右サイド 左サイド


左右にはそれぞれ 2箇所ずつポケットが設けられているので、補給食や筆記具、着替えや雨具などを整理して入れておくことが出来るようになっています。ちょっとした旅行にもとても便利そう。

前部 後部


バッグ後部には持ちやすい取っ手とリアライト用のマウントが設けられているほか、反射素材が使われているので、夜間の視認性も充分に考慮されています。

上面 内部


バッグ上面のポケットは内部がスエードのような素材になっているので、スマホや財布などを収納するのに良さそうです。また、バンジーコードを使ってテントや椅子などを上に乗せて固定しておけるようになっています。荷室の蓋にもメッシュポケットが設けられるなど、よく考えて設計されている印象。

付属品 ストラップ使用時


付属品は MIKシステムの専用キーと脱着可能なショルダーストラップ。専用キーはもう少し小さいと良かったのですけどね。閉じた状態で 70x25x8 mm ほどあってちょっと嵩張ります。

レインカバー-1 レインカバー-2


バッグ前面のポケットは付属のレインカバー専用の収納スペースとなっていて、急に雨が降ってきてもこのようにレインカバーを引き出してバッグに被せることが出来るようになっています。カラーが黄色なのは悪天候時にも車から分かり易くなるようにとの配慮でしょうね。

■ カメラ用のインナーバッグを入れてみる

「Bontrager MIK Utility Trunk Bag」自体にはクッション性がありませんので、カメラやレンズをそのまま収納するのには不安があります。以前パニアバッグ用に買っていた下記のカメラ用インナーバッグを入れてみたところ、ちょうど良いサイズ感でした。


カメラの他に 11インチの iPad Pro や、小型三脚、サコッシュ程度ならバッグの中に収納できそうです。

インナーバッグ-1 インナーバッグ-2


インナーバッグの中仕切りは位置を変えることが出来るので、TAMRON 17-70mm F/2.8 (Model B070) を付けたままの SONY α6600 を横に入れたり、もう 1本レンズを持っていきたければ 11-20mm F/2.8 (Model B060) に付け替えて横に 17-70mm F/2.8 (Model B070) を入れたりすることが出来ます。

α6600+TAMRON B070 α6600+TAMRON B060+B070


インナーバッグ自体にも多少のクッション性はありますが、後輪の振動はわりとモロに伝わりそうな気がしたので、ETSUMI のウレタンフォーム をカットしてインナーバッグの下に敷いておくことにしました。ただちょっと分厚すぎた気がするので、30mm のもの で充分だったかも知れません。

いずれにせよカメラの持ち運びはかなり安心して出来るようになりました。目的地に到着したらラックからバッグを外し、ストラップを付けてそのまま肩から提げることが出来るので、撮影スポットを探し歩くにも非常に具合が良さそうです。

■ ” MIK ” マウントシステム

「MIK(Mounting is Key)システム」は、TREK / Bontrager の独自規格・専用規格ではありません。なので、Bontrager の MIK対応バッグを他社のキャリアに取り付ける事も出来ますし、逆に Bontrager の MIKシステム対応キャリアに他社の MIK対応バッグを取り付ける事も可能です。

「MIK」は、自転車用パニアバッグのマウントシステムとして使われている「BASIL」が 2019年にリリースした、自転車用リアキャリアへの脱着がワンタッチで可能になる新しいラックマウントシステムです。

「Bontrager MIK Utility Trunk Bag」には最初からこのマウントシステムが組み込まれていますが、実は一般的なリアラックを「MIK」に対応させるためのキャリアプレートや、手持ちの鞄の底に取り付けて「MIK」対応のバッグに改造するためのアダプタープレートも市販されています。


犬を乗せて一緒にサイクリングに出掛けることの出来るバスケット なんかも売られていますし、その気になればそれこそスーパーの買い物カゴを「MIK」対応のバスケットにしてしまうことも可能です(笑)。なかなか自由度の高いシステムだと思いますよ。

MIK-1 MIK-2


「MIK」マウントの肝の部分がこちら。これなら万が一壊れても交換は容易に出来そうですね。

装着方法-1 装着方法-2


取付時には赤〇の部分をラックの前の方にある取っ掛かりに押し当てつつバッグを下に下ろすことでフックが掛かって固定されるようになっています。

取外し-1 取外し-2


取外す際にはこのように専用のキーを差し込んでフックを解除します。この ” MIK ” マウントシステム、「防犯性」も謳われていますが、正直これはあまり期待できないかな・・・。鍵が掛かっていると言うわけでは無いので、マウントの構造を知っていれば専用のキーが無くても取り外すことは可能なんですよね。

■ やや値は張るが機能性に優れた上質なバッグ

TREK のクロスバイク「FX 3 Disc」のリアキャリアに取り付けてみました。乗降時に邪魔になりはしないかと気になりましたが、杞憂でしたね。慣れてしまえばどうということありません。

FX 3 Discと

MIKシステムの固定力はかなりがっちりしています。走行時の振動はもちろん、バイクを横に倒しても外れません。落車などで余程強い衝撃でも受けない限り大丈夫じゃないかと思います。

今回はカメラを収納してみましたが、ワンタッチで取り外してそのまま肩に提げて持っているので、通勤や通学に使うにも非常に便利でしょう。バッグとしての形もしっかり保たれているので、何かテイクアウトしてサイクリングに出掛け、景色のいい所でゆっくり食事するのも良いでしょう。

今回の価格改定で 2万円近い販売価格となってしまったため、コストパフォーマンスが優れているとは言えなくなってしまいましたが、収納スペースも多く、使い勝手がとてもよく考えられたバッグだと思います。TREK の取扱店に行けば置いてあると思いますので、気になる方は是非一度見に行ってみて下さい。