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何かの参考にして頂ければ幸いです。

自転車の洗車やメンテナンスが快適に!「MINOURA(ミノウラ) RS-1800 レーススタンド」を使ってみた!

別に無ければ出来ないという訳ではありませんが、自転車の洗車を行ったりクランクやディレイラー・チェーンなどの整備を行う際にメンテナンススタンドがあると作業がに捗る事は間違いありません。

自転車用のメンテナンススタンドは、サドルを引っ掛けて宙に浮かせるタイプ、シートポストやトップチューブを挟んで固定するタイプ、前フォークやリアエンドを固定するタイプなど様々な製品が販売されていますが、自転車用ケミカルなどを製造・販売している WAKO'S(ワコーズ)と共同開発したという MINOURA(ミノウラ)の「RS-1800 レーススタンド」を購入してみました。


この「RS-1800」は、先代の「RS-1700」を実際にワコーズのイベントや洗車講習会などで使用した際に寄せられたフィードバックを反映して様々な改良が施されたモデルなのだそうです。自転車ショップで業務に使っているところなんかもあるようですね。

セール時にはミノウラの半額程度になる GORIX の下記の製品とは最後まで悩みましたが、レビューを見る限りやや当たり外れがあるようでしたので回避しました。機能的には充分で価格も非常に魅力なのですが、工作精度と溶接の強度にやや難があるようなのですよね・・・。


実は 3月にロードバイク(グラベルロード)を予約済みです。ただ、納期が 5月中 → 6月中 → 9月とどんどん伸びていて、ほんとに 9月に入手できるのか分かりません(苦笑)。他のサイズはちょくちょく日本に入っているようなですが、自分のサイズは恐らくまだ 1台も入荷していないのかも知れません。全部チビが悪いんや・・・。それにしても元々は 1月には日本に入ってくるという話しだったのですけどね・・・。

今後ロードバイクの整備にも使うつもりですし、価格が安くても使い勝手の悪いメンテナンススタンドを買っても後々後悔しそうな気がしたので、ここは思い切ってミノウラの製品を買っておくことにしたという次第です。レビューしておきますので、今後メンテナンススタンドを買おうかと考えている方の参考にでもして頂ければ幸いです。

■ MINOURA RS-1800 レーススタンド

RS-1800 パッケージ 製品重量は 3.9kg とされていますが、梱包材や付属品込みで 5kg 程度の重さがあります。電車やバスで持って帰るのはちょっとしんどいかも知れません。ここはやはり通販の出番ですな。
取扱説明書は以下のリンクから PDF を入手可能です。スマホなどに入れておくと便利でしょう。

MINOURA RS-1800 自転車整備スタンド 取扱説明書(PDF)


「RS-1800」は、前フォークで固定する場合は 9mm のクイックレリーズと 12/15mm のスルーアクスルに対応、リアエンドで固定する場合は 120/125 135mm のクイックレリーズと 142mm のスルーアクスルの自転車に対応しているので、一般的なクロスバイク/ロードバイクならだいたい使えそうです。

RS-1800 本体

スタンドの脚はカメラの三脚のように折り畳むことが出来るようになっていて、収納時のサイズは長さが約 90cm、直径が 45cm程になります。素材はスタンド部分がアルミとステンレス、調節ノブ類は樹脂製です。” Made in Japan ” を謳っているだけのことはあって非常にしっかりした作りになっています。耐荷重制限は 30kg(推奨 20kg 以下)とのこと。

RS-1800 展開後

スタンドの設置には半径 1m 程度の場所が必要です。ブームを回転させて使う場合は半径 1.5m 程度の作業スペースは確保しておいた方が良いでしょう。ブームを水平にして使う場合、床面から BB受けまでの高さは 74cm ~ 107cm の間で自由に調節することが可能です。

BB受け フォーク固定部


BB受けや、床と触れる部分はゴムパーツで保護されていて、バイクや床を傷つけません。前フォーク受けとリアエンド受けは、ブームのレール上をスライドさせて自在に位置を調節することが出来るようになっています。

ブーム角度調整 高さ調節・回転機構


アームの角度はレバーを緩めることで 15度毎に調節する事が可能です。最初どうやって調節するのか分かりにくかったですが、レバーをクルクル回して緩めればよいだけでした(苦笑)。高さは支柱下部にある 2つのノブボルトをで調節します。下部のノブボルトだけを締めた状態で上部のノブボルトを緩めればその場でアームを水平回転させることができるという優れもの。

当面は TREK FX 3 Disc だけのメンテナンスに使うことになるので、前フォーク受けのアダプタを交換しておきます。FX 3 Disc(2021)のフロントフォークは、一見クイックレリーズなんだけど実はスルーアクスルの特徴を持った独自のスルースキューという方式が使われているので、購入時のままでは固定することが出来ないのですよね。

前フォーク受けアダプタ交換-1 前フォーク受けアダプタ交換-2


本体から前フォーク受けを取外し、裏にあるイモネジ(赤〇印)を緩めて最初から取り付けられているクイックレリーズを赤いガイドスリーブ毎抜いてしまい、代わりに付属の 100mm のスルーアクスル用アダプタ(青▢)を取り付けます。

前フォーク受けアダプタ交換-3 この時イモネジを締めすぎてはいけません。あまり強く締めすぎるとアダプタのパイプが押しつぶされて変形してしまい、アクスルが通らなくなってしまいます。左の写真の様に多少イモネジが出っ張ったままの状態でもアダプタが抜けない程度に固定されていれば充分です。この状態でもブームのレール上での前フォーク受けの位置調整には全く支障ありません。

■ 洗車~洗車~♪

洗車道具 早速「RS-1800」を使って洗車してみることにします。洗剤は別に車用のカーシャンプーでも問題ありませんが、バイクウォッシュというものがどういうものか気になっていたのでついでに試してみることにしました。以前からチェーンルブを使っている FINISH LINE というメーカーのバイクウォッシュを買ってみましたが、このスプレー部分はダメですね。全部 使い切る前に壊れてしまいそうな感じです。どうせ大量に使うことになるので最初から 1ガロン入りのもの を買っておき、100均でスプレーボトルでも買ってきて詰め替えて使う方が良さそうです。
今回洗車で使ったのは以下の品々。上の写真ではワコーズのマルチフォーミングクリーナーも写っていますが今回は使っていません。Amazon のクリーニングクロスは安くてお勧めです。


一番右の鳥みたいなパーツ(?)はホイールを外している時にうっかりブレーキレバーを握ってディスクブレーキのパッドがくっついてしまわないようにするためのものです。戻せない訳ではありませんが、非常に厄介な事になるのでディスクブレーキ車には必須のパーツです。自転車購入時に 1つは付いてくるはずですが、もう 1つは用意しておきたいもの。ちょくちょく欠品しているので見かけた時に買っておいた方がいいです。輪行する方には特に必需品となるでしょう。

それでは「RS-1800」に TREK FX 3 Disc を乗せて洗車してみます。

フロントフォーク固定 BB固定


まず前輪を外してブレーキパッドスペーサーを取り付け、「RS-1800」に乗せて FX 3 Disc のスルースキューを使ってフロントフォークを固定します。これだけでかなりしっかりと固定されますが、整備中にバイクがずれて転倒したりしないように、付属のベルクロを使って BB付近も縛りつけておきます。

準備完了

スライドアーム自体も前後に動かすことができるので、自転車を乗せた状態でバランスの取れる位置で固定します。三脚がしっかりしているので、非常に安定感が出ました。いちいち回り込まなくてもその場でバイクを回転させて反対側を洗うことができるというのは本当に便利です。

洗車中-1 洗車中-2


最初は後輪を付けたままディレーラーとチェーンの清掃を始めましたが、結局途中で後輪は取り外しました。こっちの方がやはり断然捗りますね。ワコーズのチェーンクリーナーも非常にいいですね。ただ、下記のチェーンローラーがあるともっと作業しやすかったろうと思います。そのうち手に入れよう・・・。


ワコーズのチェーンクリーナー は、チェーンに吹きかけることで油汚れを浮き上がらせてクリーニングし易い状態にしてくれます。これを付属の豚毛ブラシで軽くブラッシングし、水か マルチフォーミングクリーナー で洗い落とすだけでドライブトレインを綺麗にしてくれます。生分解性があるとのことなので、通常の排水として下水に流して構いません。今まで掃除しにくかったクランク周りやフロントディレイラー付近もピカピカになりました。

洗車中-3 洗車中-4


FINISH LINE のバイクウォッシュ は吹き付けると汚れを浮かせるようになっていて、そのまま拭き取るだけでも綺麗になりますが、もちろん水で流してもOKです。ディスクローターもこれでクリーニングしましたが、問題無いようでした。金属の表面を錆や酸化から守る成分も入っているということなので、確かに普通の中性洗剤やカーシャンプーよりはいいんじゃないでしょうか。

ちなみに洗車中に手に付いた油汚れもこのバイクウォッシュで落としてみましたが、特に手が荒れたりすることもありませんでした。まあ速やかに水で洗い流した方がいいだろうとは思います。

注油中

軽くクリーニングクロスで拭き上げ、チェーンに注油して前後のタイヤをはめれば作業完了です。ドライブトレインを綺麗な状態に保つなら ドライタイプのチェーンルブ が良いようですが、揮発性が高いため注油の回数が増えます。私の場合は汚れたらまた洗えばいいやということで、ウェットタイプのチェーンルブ を使用しています。

洗車完了

綺麗になりました。やはり愛車が綺麗になるのは気持ちのいいもので、より愛着も沸いてくるというもの。その場でバイクを水平回転させることができるため、自転車の周りを回り込んだり、腰をかがめたり立ったりを繰り返しながら作業しなくていいというのは非常に楽ですね。

今回はアルミのクロスバイクの洗車に使ってみました。トップチューブやシートポストを挟んで固定するタイプのメンテナンススタンドだと特にカーボンフレームのバイクでは不安を感じることがあるかも知れませんが、フロントフォークやリアエンドで固定するスタンドではそうした心配も無用です。

「RS-1800」はやや値が張りますが、非常にしっかりした作りで安定感抜群です。洗車講習会などからのフィードバックが生かされているというだけのこともあって作業性も良く、とてもよく考えて設計された製品だと感じました。正に痒いところに手が届くといった感じですかね。長く使っていけそうですし、洗車や整備もしっかりやっていきたいという方にお勧めの製品ですよ!