スマホだけでなく、ミラーレスカメラなどでも写真を撮っている人なら「peak design(ピークデザイン)」というブランドの名を聞いたことの無い人の方がひょっとすると少ないかも知れません。
「peak design」は、Peter Dering 氏によって 2010年に米国で設立された若い会社です。ザックの肩紐に簡単にカメラを着脱させることの出来る「Capture(キャプチャー)」という製品をクラウドファンディングサイトの「Kickstarter」で大ヒットさせ、その後も「Anchor Links(アンカーリンクス)」や三脚、カメラバッグなどのカメラ用品メーカーとして今やワールドワイドに知られる存在となりました。
私が使っている SONY のミラーレス一眼「α6600」には、普段はリストストラップを、撮影しながら歩き回る時には「速写ストラップ」を使うようにしているのですが、リストストラップを取り付けたまま速写ストラップも取り付けるとさすがにかなり邪魔に感じていました。
かと言って速写ストラップを使う際にいちいちリストストラップを付けたり外したりするのも面倒だったので我慢していたのですが、以前からずっと気にはなっていた peak design の「アンカーリンクス」を試してみることにしました。ちなみにリストストラップと速写ストラップについては以下の記事でレビューしていますので、興味のある方はついでに見ていって下さいな。
「アンカーリンクス」と言えば赤色のものが定番ですが、「ニコンダイレクト」では peak design とコラボして Nikon のイメージカラーを使った黄色のバージョンが販売されています。こちらはしばらく完売状態が続いていましたが、最近また入荷したようで、今のところ販売が継続されています。SONY のカメラなのに Nikon のコラボ商品?ああ、私そういうの全く気にしませんので(笑)。
こちらの黄色バージョンは「ニコンダイレクト」の限定商品ですが、特に Nikon のロゴが入ってたりすることはないので他社のカメラでも気兼ねなく使う事が出来ます。というわけで、α6600 にはこの製品を組み合わせてみることにします。他に 黒色バージョン も一般販売されていますね。かつて青色バージョンもあったようですが、あちらは日本での代理店となっている「銀一株式会社」の 60周年記念モデルとのことで、既に販売は終了されてしまった模様。白色バージョンもありますが、そちらは銀座の直営店でのみ購入可能なのだそうです。
パッケージデザインにも Nikon の文字などは無く、通常販売されているパッケージがそのまま使われているようです。ついでに言えばパッケージ写真も赤色デザインのまま(笑)。
「ニコンダイレクト」には直営の Webショップ もありますが、「ニコンダイレクト 楽天市場店」で購入すればポイントが付いたりして少しだけお得に購入する事が出来ます。
紐の付いた丸いパーツが「アンカー」ストラップなどを取り付けるベースを「アンカーハウジング」というそうです。「アンカー」4つに対して「アンカーハウジング」は 2つ付いていました。1つのストラップを 2つのカメラで使い回してくれということなのでしょう。まあ私の場合はハンドストラップの着脱に使うだけなので 1組で足りるのですけどね。
メジャーな存在になったせいか、Amazon では類似品が溢れかえっています。ただ、純正品は左のように紐の部分が 3層構造になっていて、紐の部分の摩耗具合で色が 黒 → 黄 → 赤 と変化していくそうです。耐荷重も 90kg と、ある程度の高さから落としてもそう簡単には切れることが無いよう設計されています。果たして中華のコピー商品にそこまでの余裕を持った設計がされているかどうか・・・。この種の製品はやはり正規品を買うのが安心でしょう。
重量は片側の「アンカー」と「アンカーハウジング」の組合せで僅か 10g ほどです。この程度の重量増なら全く気になることもありませんね。
製品名に「AL-4」と書かれているように、このアンカーリンクスは 4世代目にあたる製品のようで、アンカー本体の形状は V3 と同様のまま従来のアンカーハウジングとの互換性を維持しつつ紐の太さを見直して耐摩耗性の向上を図ったとのこと。
α6600 に取り付けてみました。これでリストストラップを簡単に脱着できるようになります。いやはや、便利の一言に尽きますね。さっと外してしまえるので、速写ストラップを使う際にもブラブラして邪魔になる事はありません。我慢なんてしてないでさっさと買っておけばよかったです。こりゃ大ヒット商品になるわけだ。SONY ももうちょっと関連グッズの展開頑張ってくれるといいのですけどね・・・。