スマホにタブレットPC、Bluetooth イヤホンにランニングウォッチと、USBケーブル(Lightningケーブルも含む)を使って充電する機器が増えてきました。USBケーブルなどを使った充電だと以前のようにそれぞれの機器に専用の ACアダプタを何個も繋ぐ必要が無く、複数の充電ポートを持つ製品を使えばある程度まとめることができるというのはやはり便利になったなと思います。 規格共通化万歳!
以前から Anker の同種の製品を使っていましたが、そちらは枕元に設置することにしてデスク用にもう一つ購入することにしました。今回はケーブルやバッテリー、レンズなどのスマホ用品を数多く出している AUKEY の 5ポート USB充電器 【 PA-T15 】を購入してみました。AUKEY の製品はいつもだいたいこのようにとても質素なパッケージです。
AUKEY は中国・深圳の会社ですがここ数年で急速にブランド力を付けてきた会社で、今では ANKER と並んでスマホ用アクセサリーなどの分野ではかなりメジャーな存在になっています。製品には 2年間の保証がついており、サポートの評判も上々のようなので安心して使う事ができそうです。AUKEY の製品で何か気になっている製品がある方は時々「 AUKEY 公式ブログ 」をチェックしておくと良いことがあるかも知れません。(不定期でクーポンなどが配られています。)
充電器本体と電源ケーブルに簡易マニュアルが入っているだけです。本体は 94×60×25mm とクレジットカードより一回り大きいくらいのサイズですが、149gあるので意外にずっしりした感じを受けました。AC100~240 V に対応しているので、コンセント形状の変換プラグさえ持ち歩けば世界各地への旅行・出張へ持っていくことが出来ます。電源ケーブルにはマジックテープ式のケーブルタイが付いていて、さっとまとめることができるのでこうしたちょっとした心遣いは嬉しいものです。ケーブルの長さだけはもう少し欲しかったかなと思いますが。
充電ポートは 5つあるので Lightning や USB Type-C、Micro USB など機器ごとに規格の違う様々なケーブルをいちいちつなぎ替えなくて済むのでとても重宝します。「AiPower」という技術を搭載していて、それぞれのデバイスに応じた最適な出力に制御してくれるそうです。また、一番下の赤色のポートは Qualcom の「Quick Charge 3.0」という規格に対応していて、対応機器同志での急速充電を可能にしてくれます。
充電中はそこそこ発熱するようです。私は机の横に両面テープで貼り付けているのですが、ある程度耐熱性のある両面テープを使わないと熱で粘着力が落ちて剥がれ落ちてしまいます。特に百均のものはやはりだめですね。本体にマグネットなどが付いていればもっと便利だったでしょう。
iPhone、iPad はもちろんのこと Garmin のランニングウォッチ、Bluetooth イヤホン、PlayStation 4 のコントローラーといずれも問題無く充電することができました。残念ながら Quick Charge 3.0 対応の機器は手持ちにありませんので急速充電機能については検証できていません。コイル鳴きに関するレビューをやや見かけますが、少なくともうちに届いた個体は問題無いようでした。コンパクトで価格も手頃ですし、煩わしいケーブルの抜き差しからも解放されるので普通にお薦めできる製品だと思います。
【 PA-T15 】については 2021年9月現在、既に販売終了となっているようです。現在は後継機というわけでは無さそうですが。USB Power Delivery 3.0 に対応し、充電ポートの 1つが USB Type-C に変更された「PA-Y23」などが販売されているそうですね。ただ、Amazon の方では例のサクラレビュー疑惑から AUKEY製品の大量削除があったようで、現在取扱が無いようです。公式サイト からなら一応購入できるようですが・・・。あ、私はサクラとは関係ないですよ!念のため(笑)。
(2021.9.10)