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Anker の USB Power Delivery 対応充電器「Anker PowerPort I PD」を購入&レビュー

昨年秋に発売された iPad Pro 11インチモデルと 12.9インチモデルには USB Type-C が採用されていて、高速充電規格の「USB PD(Power Delivery )」に対応しています。これまで使っていた AUKEY の「PA-T15」でも普通に充電することはできるのですが、「PA-T15」は Qualcomm の「Quick Charge」という高速充電規格には対応しているものの残念ながら「USB PD」とは互換性が無く、Apple 製品と相性抜群とは言えません。

以前 USB Type-C で接続した iPad Pro からの映像出力を試した時に EIZO の EV2785 に接続してみたところ、同時に提供される USB PD による高速充電の速度に驚いたのでやはり普段の充電も USB PD で行いたい!ということで Anker から発売されている下の「Anker PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQ」という充電器を購入してみました。


Anker は米 Google 出身者らが2011年に創設した非常に若い企業ですが、低価格でありながら一定の品質を確保していて充電器やイヤホンなどスマートフォン・タブレット向けのアクセサリ類を中心に AUKEY と同じく確固とした地位を築いています。

Anker PowerPort Ⅰ PD パッケージ内容は右の写真の通りで、マジックバンド式のケーブルタイや机の横などに貼り付ける為の両面テープまで付いています。充電器は発熱があるので両面テープで貼り付けた場合粘着力が低下して剥がれて落ちてしまうことがるのですが、「Anker PowerPort I PD」は約 213g と軽く、急速充電中に触ってもほんのり温かくなる程度にしかならないので大丈夫そうです。対応できる入力電圧も AC100 - 240V となっているので海外旅行や出張の時にこれ一つ持っていけばかなり重宝するでしょう。
Anker PowerPort I PD 外見 5V=3A・9V=3A・15V=2A・20V=1.5A で最大 30W の出力が可能な USB Power Delivery に対応した USB Type-C ポートが1つと、5Vx6A で合計 30W (各ポート最大2.4A)まで対応可能な【PowerIQ】という Anker 独自の最適化技術を搭載した USB Type-A ポートが4つ備えられています。
本体カラーは白と黒の二色。本体サイズは約 103x78x28mm となっていて、iPhone 8 のディスプレイ部分のサイズよりやや横幅があるかなという大きさですね。保証期間は 18ヶ月となっていますが、Anker のサポートに関しては不具合時の交換対応などもして頂けるようで評判は上々なようです。1点だけ気になるのが、電源ケーブルを繋ぐと充電しているかどうかに関わらず充電ポート最上部の LED が常時点灯してしまう点。充電器本体が温かくなるといった事はないので特に問題はないのだろうとは思いますが、こうした仕様ならば電源スイッチが本体に欲しかったかなという気もします。


USB PD による充電を行なう場合はケーブルの方も USB PD 対応品であることが望ましいようで、事実ケーブルが非対応品だったために USB PD で充電できなかったということもあるそうです。(逆に対応を謳っていなくても検証してないだけで使える製品もあるようではありますが。)大きな電流が流れることもあるので特にあまりに細すぎるケーブルは避けておいた方がよいでしょう。ということで、ケーブルは下の Type-C to Type-C ケーブルもお買い上げ。


Nimaso USB ケーブル 私が購入したのはブラックの長さ 2m のモデルです。E-Marker の充電保護回路もきちんと搭載されているとのことです。「DisplayPort over USB Type-C(DP Alt Mode)」という映像信号伝送に必要な規格には対応していませんので1本で全てを済ませたいと言う場合はその点にだけは注意が必要です。お試しのつもりで購入してみましたがコネクタ接合部周りもしっかりしていて製品としての作りは良いと思いました。
Nimaso の製品はスマホ・タブレット用のガラスフイルムを以前に何度か購入したことがありますが、充電ケーブルなども販売していたことは今回調べていて初めて知りました。他にもスマホケースや充電器なども扱っていたのですね。

実際に「Anker PowerPort I PD」を利用してみた感じですが、USB Type-C による iPad Pro 11 inch の充電、USB Type-A → Lightning による iPhone 8 と beats X の充電、USB Type-A → USB MicroBによる Powerbeats3 とPS4 のコントローラーの充電、USB Type-A → 専用ケーブルを使った Garmin 245 の充電(延長ケーブルも使用)と手持ちの機器のいずれにも充電に関する問題は見受けられませんでした。

iPad Pro 11 inch に充電して比較してみたところ 53% から100% になるのに「Anker PowerPort I PD」を使用した場合が約 90分、AUKEY の「PA-T15」を使った場合が約150分とはっきりと分かる差がありました。ただ、この種の検証をするにはやはり電圧・電流チェッカーは欲しいですね。なのでとりあえずは参考ということで・・・。

※ 追記 ※


Type-Aチェッカー USBチェッカーを購入したので iPhone 8 充電時の状態を見てみました。こちらは USB Type-A → Lightning ケーブルで充電した場合です。iPhone 8 は最大5V/2.4A までの充電に対応しているそうですが、ほぼ最大に近い速度がきちんと出ているようですね。
Type-Cチェッカー こちらは USB Type-C to Type-C で iPad Pro 11 inch へ充電している際の様子です。この時点で 28W 程度の出力が出ていました。この充電器自体の USB PD での出力が最大 30W ということなのできちんと性能は出ているようですね。iPad Pro 付属の純正の充電器が最大出力 18W とのことですからどうりで早いわけです。

しばらく状態を見ていましたが iPhone や iPad などは満充電に近づくにつれ徐々に充電スピードを落としてバッテリーにダメージをなるべく与えないようになっているのですね。ちょっと感心しました。だいたいバッテリー容量の 80% 程度までは急速充電し、その後速度を落としているそうです。iPhone 8 でも別途「USB-C Lightningケーブル」を使えば USB PD での高速充電が可能なようですね。