Garmin のスマートウォッチ「ForeAthlete 745」に買い換えた時にセットになっていた「ランニングダイナミクスポッド(以下 RDポッドと表記)」を使ってみましたので軽くレビューしておくことにします。「RDポッド」は、ランニングパンツの腰に取り付けて走ることでランニングフォームを解析してくれるセンサーのようです。アシックスとカシオが共同開発した「CMT-S20R-AS」というセンサーも販売されていますが、だいたい同じ様な機能を持っていると思って良さそうです。
キャンペーンのセット購入品だったので ForeAthlete 745 と同じパッケージに入っていました。Garmin のランニングウォッチ「ForeAthlete 745」については以下の記事でレビューしていますので、宜しければ併せてご覧下さい。
「RDポッド」のマニュアルは「こちら」から PDF が入手可能です。まあマニュアルと言っても装着方法とペアリング方法などが書いてあるくらいで詳しい使い方は載っていないのですけどね・・・。
「RDポッド」は非常に小型に作られています。クリップの付いたホルダー込みの状態でも幅 25mmx高さ 40mmx厚み 15mm くらいで、重さも 12g ちょっとしかありません、
「RDポッド」の本体はクリップの付いた黄色いシリコンケースにはめ込まれているだけなので、指先で押し出してやれば簡単に取り出すことが出来ます。電池は「CR1632」という直径 16mm、厚さ 3.2mm のボタン電池が使われていました。1日1時間使ったとして 1年くらいは保つそうです。
ForeAthlete 745 とペアリングさせるには、まず時計と RDポッドを近くに置いた状態で時計の左中央のボタンを長押しし、スクロールさせて「センサー」を選択します。「センサー追加」→「すべて検索」と進み、横に置いた「RDポッド」を上下に振っていると検出されるので、画面の指示に従ってペアリングを完了させるだけです。名前の変更も可能なので、好みに応じてどうぞ。
私の「RDポッド」は ForeAthlete 745 とのセット商品だったためか、既に「RDポッド」のペアリングは済んだ状態でしたが、バラで購入した場合でも難しい作業ではありません。ペアリング完了後はランニングパンツに取り付けて動くと自動的にスマートウォッチなどに接続されます。
「RDポッド」を利用することで、ピッチ、ストライド幅、地面接地時間と接地時間バランス、上下動、上下動比などを記録・分析することが出来るようになります。記録されたデータの表示は「Garmin Connect」アプリで。
Garmin のスマートウォッチを使って「Garmin Connect」アプリは使っていないという方はまず居ないでしょう。記録された走行データやルートをスマホの画面に表示してくれる非常に見易いアプリです。
ピッチ :1分間辺りの歩数
接地時間 :ランニング中に靴底が地面に接している各
ステップの時間
接地時間バランス:左右の靴底が接地している時間のバランス
ストライド幅 :ストライドの長さ
上下動 :走行中の胴体の垂直振動の振れ幅
上下動比 :垂直振動とストライド幅の比
私の場合若干右足の接地時間(Ground Contact Time)が長いようですね。過去に膝をやったことがあるので、知らずに少し庇うような走り方になっていたのかも知れません。歩幅のブレも酷いな(笑)。上下動に関しては、ちょうど「RDポッド」を着けている腰にドリンクを入れたウエストポーチを着けているので、ブレが大きく出ているんじゃないかという気がします。まあ分かりませんが。当然値は小さい方が脚にもいいはずなんですけどね。
非常に軽いこともあって、ランニング中に「RDポッド」の存在を感じるようなことはありません。忘れて寝転んで腹筋をしようとしたりするとイテッってなるかも知れませんが(笑)。クリップはかなりしっかりしているので、ランニング中に外れて無くなるという可能性はあまり無いと思いますが、小型なので紛失リスクにも気をつけたいですね。
「RDポッド」を使う上で最も注意したい点は、やはり外し忘れたまま洗濯してしまわないかという点。一応ランニング後のデータ保存時に取り外すよう通知は出ますが、これがまた案外忘れがちですよ(私だけ?)。既に 1度洗濯してしまいました・・・。一応 1気圧(水深 10m)までの防水性能はあるようですが、なるべく避けたいところです。
私はもうマラソン大会などに出ることは無いと思いますが、速くなるためにランニングフォームを改善させたい方、故障リスクを減らすために走り方を見直したい方などにとっては有用なアイテムだと思います。家に帰ってデータを眺めているだけでも楽しいので、日々のランニングのモチベーションアップにも一役買うかも知れませんよ。