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OPPO RENO A の携帯音楽プレーヤーとしての使い勝手を試す

スマホを携帯音楽プレーヤーとしても使っている人は多いと思います。そこで、OPPO Reno A の音楽プレーヤーとしての使い勝手について、いくつか試してみた結果をまとめておきます。

■ 再生可能なオーディオフォーマットについて

まず OPPO RENO A 標準の「音楽」アプリで再生可能なファイル形式についてですが、m4aALACAAC-LC)、mp3flacogg のフォーマットについては、そのまま何事も無く再生できることを確認しました。wav も問題無いはずです。MQA はそれ自体が既存のフォーマット(wav、flac、alac等)に組み込まれる形になっているので、こちらも標準アプリで再生は可能です。(本来の音質で聞く為には外部DAC などが必要になると思います。)

DSD に関しては標準アプリではファイルの認識すらされません。これは「foobar 2000」でも同じでした。DSD ファイルを再生したい場合は、「ONKYO HF Player」「Music Center(SONY)」といった一部のアプリを使えば再生することができます。(ONKYO HF Player は無料版の場合は 8曲までの試聴制限あり)ハイレゾ音源を試してみたい方は「e-onkyo music」や「2L」社のサンプル音源でどうぞ。

音楽ストリーミングサービスについては Spotify、Amazon Music、radiko 等いずれも問題無く再生する事ができました。ハイレゾストリーミングサービスについては契約していないので確認することができません。\(__ )

■ 楽曲の転送方法について

Android スマホに楽曲を転送するのは初めてだったので、どうやればいいのかちょっと戸惑いましたが、購入済みやリッピング済みの楽曲を PC から RENO A に転送する方法は非常に簡単なのですね。iPhone に Windows PCから楽曲ファイルを転送する場合は iTunes 経由で行わないと「Apple Music」アプリなどが転送したファイルを認識してくれなかったりするのですが、Androidスマホでは USBストレージ的な扱いになるようで、ケーブルで繋いだだけで直接転送することもできました。

OPPO Reno A に楽曲ファイルを転送する方法については以下の記事を参照して頂ければと思います。

いくつか方法はありますが、「ファイルマネージャ」アプリを使って Wi-Fi経由で転送する方法が一番手軽でお薦めです。


■ 内蔵スピーカーとイヤホンジャックについて

内蔵スピーカーは手前左の一箇所のみのモノラル出力で残念ながらあまり音質も良いとは言えません。非常にコストパフォーマンスに優れた端末なのですが、こうしたところにコストカットのしわ寄せが来ているのでしょう。iPhone に搭載されているスピーカーの音質には遠く及ばないと思います。まあ元の価格帯が違いますが。
最近のスマホからは駆逐されつつある「3.5mmイヤホンジャック」が搭載されていることはありがたいですね。全く期待していなかった付属の Ear Pods もどきのイヤホンが意外にまともなものだったのには驚きました。音質にこだわりが無ければそれなりに使えそうなものでした。

ただ、このイヤホンジャックは ONKYO の E700M との組み合わせではあまり相性がよくないようです。低音の鳴りが弱くシャカシャカしてしまい、最大音量にしてやっと普通に聞こえるレベルでしか音量も取れません。少なくともポタアンは噛ませた方が良さそうでした。いずれにせよイヤホンやヘッドホンを使う場合は「設定」メニューの「サウンドとバイブ」から「Real Sound技術」はOFFにしておいた方が良さそうです。ON にした状態ではどうにも定位が不自然な感じを受けました。

■ Bluetooth イヤホンとの接続について

RENO A BT 開発者オプションにて確認したところ、Bluetoothオーディオコーデックは SBC の他に AACaptXaptX HDLDAC に対応していました。Android端末で使うなら素直に aptX や LDAC に対応したイヤホン・ヘッドホンを買っておいた方が良いのでしょうが、残念ながら私はそれらの機器を持っていないので AAC にまで対応している手持ちの「Powerbeats Pro」と「beatsx」で確認してみました。
Reno A-beats いずれもペアリングに問題はなかったのですが、iPhone の場合と違って Google Play から「beats」のアプリを入れないと電池残量が分からないようですね。これはちょっと不便です。コーデックについては「beatsx」は「設定」から「Bluetooth」で「beatsx」を選択して「高品質オーディオを使用」をオンにすれば AAC で接続されることを確認出来ましたが、「Powerbeats Pro」の方ではそのオプションが表示されず SBC での接続になってしまうようです。初めてペアリングさせた時はあまりに酷い音質で音量も上げられず愕然としたのですが、右の beats のアプリを入れてみたところ音質がはっきりと改善され、音量も取れるようになりました。
そのままでは Android側のシステムで上手く扱えていなかった感じなのでしょうか?ただ、Powerbeats Pro は beatsx と違ってアプリを使ってもファームウェアバージョンの確認までは行えないようです。まだ最適化されていないのでしょうか。遅延についてはどちらも YouTube で動画を見る程度なら気になることはなさそうです。とりあえず beats 製品も問題無く使えることは確認出来ました。

■ ONKYO のポタアン「DAC-HA200」にも繋いでみました

OPPO Reno A にポタアンなどの USB DACを接続する場合は「OTG(On-The-Go)」という機能を使うことになります。「OTG」はPCを介さずに USB機器同士を接続して使う為に作られた規格なのですが、この機能を使う為にはまず OPPO Reno A 側の OTG(USBホスト機能)をオンにしなければなりません。

Reno A OTG

別に難しい訳では無く、「設定」→「その他設定」に「OTG接続」という項目があるのでスライダをオンにすればOKです。ただし、Reno A では常時この機能をオンにしておく事はできないようで、10分間操作しないと勝手にオフになってしまいます。試しに音楽を再生した状態で放置してみたのですが、スマホを操作しないと7~8分程度で再生がストップしてしまいますね。ちょっとこれはなかなかに迷惑な機能です・・・。なんでこんな仕様になっているのでしょうか。

それはともかく、Reno A 側の準備が出来たので USB DAC として以前に下の記事で紹介した「ONKYO DAC-HA200」に繋いでみます。

OPPO Reno A の USB端子は Type-C です。一方、ONKYO DAC-HA200 の方は USB Type-A と Micro USB なので、「Type-C to Type-A」か「Type-C to Micro USB」のケーブルで接続しなければなりません。ただこれ、面倒なことにどうもケーブルや変換アダプタを選ぶようです。

まず「Type-C to Type-A」ケーブルで繋いでみたのですが、「Aukey CB-CD2」と「Anker PowerLine+」では DAC-HA200 を認識してくれず、本体のスピーカーからしか音が出ませんでした。両者ともに 11インチの iPad Pro 11 と繋いだ場合は問題無く使用できるのですけどね。ただ、「Type-C to Type-A」のケーブルや変換アダプタであっても「OTG対応」と明記されているものがあるようなのでそうした製品を使えば使用できるのかも知れません。

次に、「Type-C to Micro USB」のケーブルとしては Amazonベーシックの製品を使用してみました。

DAC-HA200 後ろ側の入力切り替えスイッチを Micro USB に合わせて Reno A と接続し、ポタアンのスイッチを入れると一発で認識されました。商品説明には記載されていませんでしたが、こちらのケーブルは間違いなく「OTG」に対応しているようです。但し、DAC-HA200はバッテリーを内蔵しているので動作に電源供給は必要はないのですが、Reno A から DAC-HA200 への給電も行われてしまいますね。

Reno A HF Player

ONKYO 純正の「ONKYO HF Player」という音楽プレーヤーアプリも試してみました。本来は「ONKYO HF Player Unlocker(1,000円)」という拡張パックを購入しないとハイレゾ音源再生時に 8曲まで(入れ替えは可能)の試聴制限が掛かるのですが、「DAC-HA200」を接続していると無料で同等の機能を使うことができます。インストールしてみたところ無事にアプリでも認識されて機能ロックが解除され、FLAC や DSD、Ogg Vorbis などのハイレゾ音源の再生機能が無制限で利用できるようになりました。

ただし、これは USB経由で DAC-HA200 を接続している場合に限られるので、Bluetooth接続のイヤホンなどを使う場合は拡張パックを買わない限り試聴制限は掛かったままです。

このアプリを使うことで FLAC・ALAC の他に DSD・DSDIFF(2.8MHz/5.6MHz/11.2MHz、DoP/PCM変換)、OggVorbis(~192kHz)のファイルを Reno A で再生する事ができるようになります。また、このアプリはアップサンプリング機能も持っていて、DAC-HA200 との組み合わせでは 96KHz までのアップサンプリング出力が可能です。

ポタアンを使用することで駆動力に余裕もでき、ハイインピーダンスのイヤホンなどでも十分鳴らし切ることができるようになります。ヘッドホンとして SONY MDR-1AM2 を繋いでみましたが、低音部には深みが増し、中高音域の透明感も高くなりました。レンジが広がったという感じです。また、Reno A のイヤホンジャックに差したときに音量が取れなかった ONKYO E700M との組み合わせでも十分な音量を得ることができました。Reno A からポタアンに接続する意味は確かにあるのですが、如何せん、一定時間経つと勝手に OTG機能がオフにされて再生が止まってしまうという仕様が残念でなりません。


やはりポタアンなどを USB端子に繋いで使用した場合に 10分もしないうちに勝手に再生がストップしてしまうというのは音楽プレーヤーとしては致命的ですね。OPPO Reno A は残念ながらポタアンなどを接続してじっくり音楽を聴くという用途には向いていないと感じました。Reno A で音楽を聴く場合は、Bluetooth か 3.5mmイヤホンジャックで接続するイヤホン・ヘッドホンを使う事をお勧めします。少しでも高音質で楽しみたければ aptX か LDAC に対応したイヤホンなどを使うのが一番良さそうですかね。

楽天モバイル版の Reno A はストレージ容量が 128GBと十分なスペースを持っているのですが、それに加えて SDカードを使えるという点はやはり Android系スマホのメリットですね。旅行などに行くときでも好きなだけ曲を入れて持っていくことができます。

プレイヤーアプリについては Color OS 標準の「音楽」アプリはお世辞にも操作性が良いとは言えないので Google Play からアプリを探して入れておいた方がよいでしょう。中でも無料で試用できるSONYの「Music Center」は MP3、WMA、AAC、WAV、AIFF、FLAC、ALAC、DSD と幅広いファイル形式に対応していてお勧めです。(但しoggには対応していないようですが。)また、「ONKYO HF Player」もお勧めできます。(こちらは無償版ではハイレゾファイルは 8曲までという制限あり。ogg にも対応しています。)ハイレゾは FLAC・ALAC だけ対応していれば良いというのであれば「foober 2000」を使うのもよいでしょう。

ただまあ最近は Spotify や Amazon Music、Apple Music などといった定額音楽配信サービスが非常に充実してきているので楽曲ファイルをスマホに転送して聴くという人は減っているかもしれませんね。音質に関しても Amazon Music HD、mora qualitas といったハイレゾ配信サービスも始まっています。年に何枚か CD を買う金額で聴き放題になるのですからそりゃあ魅力的ですよね。

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