ダイレクトメールや請求書などの郵便物には住所氏名が記載されているのはもちろんのことですが、個人情報が記載された書類って結構あるものです。特に公的な書類や銀行・証券会社といった金融機関から送られてくる書類などは出来る限り他人の目には触れさせたくないもの。ああ、古い預金通帳などはその最たるものの 1つですね。
そのような書類はなるべく細かく破って捨てるようにしていましたが、先日掃除をしていたところ過去の書類が大量に出てきてしまいました。昔だったらそのような大量の書類は庭で焼いたりしていましたが、さすがに今それをやっていると下手したら通報されかねません(苦笑)。
以前からシュレッダーは家にあってもいいんじゃないかと思っていたこともあり、サンワダイレクトから発売されている「400-PSD030」という家庭用コンパクトシュレッダーを買ってみることにしました。
シュレッダーは各メーカーから様々な製品が発売されていますが、紙の書類だけでなく出来ればクレジットカードなども細断出来るものの方がいいなということで、候補として他に hp の「B1506CC」という製品や、アイリスオーヤマの「P6HCS-W」などを検討したのですが、結局価格に負けてサンワダイレクトの製品を買うことにしました。
サンワダイレクトの事務機器は、安い割に使い勝手がよいものが多いと思うのですが、型番からはそれが一体何なのか分かりにくいのは困ったものです。
価格帯が違う理由の 1つは連続稼働時間のようですね。候補に挙げていた hp やアイリスオーヤマの製品と違って今回購入したサンワダイレクトの製品はオーバーヒート までの時間が約 2分間しかありません。冷えればまた使えるようになるのでたまに使う分に問題は無いと思いますが、大量の書類を日常的に処理するような場合は連続稼働時間の長い製品を選んだ方がいいかも知れません。
「400-PSD030」の主な仕様は以下の通り。
細断形状 | クロスカット(4x33 mm) |
同時細断枚数 | 最大 6枚(カードは 1枚) |
ダストボックス容量 | 10 ℓ |
対応メディア | A4コピー紙、ホッチキス、カード(投入幅 220 mm) |
連続稼働時間 | 2分 |
本体サイズ | 290x140x350 mm |
本体重量 | 約 3.2kg |
消費電力 | 190W |
シュレッダー屑の細断形状には大きく分けて「ストレートカット」と「クロスカット」の 2種類があります。「ストレートカット」は縦に短冊状に細断される方式で、「クロスカット」は文字通り縦横両方向に細断され、より復元するのが難しくなります。更に細かく細断する「マイクロカット」方式のシュレッダーもありますのでお好みで。
シュレッダー本体とダストボックスの 2つのパーツに分かれています。10ℓ の容量があるので結構余裕があるのかと思いきや、書類って細断するとかなり体積が増えるんですね・・・(圧縮すればそれなりの体積にはなりますが)。わりとすぐにダストボックスが一杯になるなという印象です。
取扱説明書の PDF は上記のリンクからどうぞ。まあ使い方は操作パネルを見れば分かりますが。
A4サイズのコピー用紙を 6枚まで 1度に細断出来るとのことですが、6枚入れると結構無理しているような感じなので、4枚程度までで分けて使った方がいいかなと思います。万が一細断中に紙詰まりが発生した場合は焦らず「逆回転」させてください。
シュレッダーの裏側の電源コードが出ている辺りに安全のためのマイクロスイッチが仕込まれています。ダストボックスに本体をセットした際にこのスイッチが押されて初めて装置が動くようになっていますが、裏側は歯が剥き出しになっているので、細断屑を捨てる時は触らないようご注意を。
一応の安全装置は付いていますが、取扱説明書に衣類や髪の毛などを巻き込まないよう注意せよとあるので、子供の手に触れるような場所には置かない方がよいでしょう。音が出て紙が吸い込まれて・・・って、こんなの好きそうですよね(苦笑)。
メキメキとパワフルに裁断してくれますが、音は結構出ます(公称約 70dB)。夜間に使うのは止めておいた方がよいでしょう。10号針(幅 8.5mm、針の長さ 5mm)までのホッチキスは針を外さずにそのまま投入しても大丈夫なようです。
切れ味が悪くなってしまったら「メンテナンスシート」を細断することで刃研ぎと注油まで行えるとのこと。1枚辺り 200円以下なので、まあ用意しておいてもいいかな。「メンテナンスオイル」も販売されているようです。
実際に細断してみました。だいたい 4mmx33mm の大きさにカットされます。文字が読めないことは無いですが、ここから意味のある文章にまで復元するのは相当大変でしょう。捨てる際に細断屑をかき混ぜておけばより効果的。


カードの裁断も可能とのことだったので、ちょうど期限切れを迎えるクレジットカードで試してみました。プラスチックカードは割れるので、紙を細断した場合よりも細かく砕かれるようです。カードに搭載されている磁気テープや ICチップも粉砕されるので安心して廃棄することが出来ますね。
ずっと買うか迷っていたシュレッダーですが、やはりもっと早く買っておくべきでした。安心して書類やカードを廃棄できるのはもちろんですが、何より圧倒的に楽です(笑)。価格も機能も様々なシュレッダーが販売されていますが、一家に一台はあっていいと思いますよ!