(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。


▼ 当ブログはアフィリエイトサービスを利用しており、リンクにはプロモーションが含まれます ▼
当ブログではアフィリエイト広告により得た収益をブログの運営・維持に充てさせて頂いております。提携しております ASP につきましては「プライバシーポリシー」よりご確認下さい。
尚、企業様より商品またはサービスの提供を受けて掲載した記事につきましては、別途「PR・プロモーション」カテゴリに分類し、記事冒頭にその旨を分かりやすく記載するよう心掛けております。
当ブログ記事の記載内容や広告の掲載方法に関するご指摘がございましたら「こちらのフォーム」よりお問い合わせ下さい。

4K Ultra HD Blu-ray版「TENET(テネット)」を米国 Amazon から取り寄せてみました

米国 Amazon から クリストファー・ノーラン監督の最新作「TENET(テネット)」の 4K Ultra HD Blu-ray版を個人輸入してみました。最近映画作品を購入する場合は Apple の iTunes Store で配信版を購入する事がほとんどになっているのですが、PlayStation 5 を入手したこともあって一度 Ultra HD Blu-ray を試してみたかったのですよね。(4K画質での映画鑑賞自体は Apple TV 4K で全く問題ないのですが。)

この映画自体がずっと気になっていたことのほか、米国版の 4K Ultara HD Blu-ray版であれば日本語字幕があるらしいという情報があったので実際に試してみたかったこと、ここ最近の国際物流事情がどうなっているのか気になっていたというのが今回個人輸入するに至った動機です。

どういった映画なのかは取りあえず下の予告編を観てみて下さい。難解だと言われている映画ですが、初回はあまり情報をインプットしないまま観てみることをお勧めします。


■ 配送は ECMS Express と日本郵便でした

米国 Amazon で注文したのが 5月6日です。以前は時間が掛かる代わりに一番安上がり(早い時もありますが)な「AmazonGlobal Standard Shippinng」という配送方法も選べたのですが、新型コロナが広まってからは「AmazonGrobal Expedeited Shipping(速達便)」と「AmazonGlobal Priority Shipping(急送便)」しか選べなくなっているようです。

ECMS Express 追跡 翌日には発送されたようですが、今回は配送が「ECMS Express」という初めて聞く業者でした。以前は「Apex」と表記されていたそうです。調べてみると「ECMS Japan」という日本法人もあるようで、「こちら」から荷物の追跡を行うことができます。個人輸入を行う際の配送業者に日本法人があるというのは非常に有り難いですね。これまで良く目にしていた i-percel より余程安心できそうです(笑)。
日本の税関を通るところまでは非常に順調でしたが、日本の配送業者に引き継がれた 5月11日以降の荷動きが分からなくなってしまいました。上の追跡情報では配達完了まで表示されていますが、これは手元に届いた翌日に更新されたものです。

そこで有り難いのが「ECMS Japan」の存在。早速問い合わせフォームから引き継がれた配送業者の追跡番号を教えてくれるようお願いしてみました。

ECMS Japan 問い合わせ

「サポート」→「FAQ・お問い合わせ」→「お問い合わせフォーム」と辿り、「サービス内容、貨物の配送に関するお問い合わせ」から荷物の追跡番号と氏名、メールアドレス、問い合わせ内容を入力して送信するだけです。

日本郵便追跡 問い合わせは営業時間中に行いましたが、僅か 30分程で既に日本郵便に引き渡し済みである事と、新しい追跡番号を回答して頂けました。郵便局のほうでは「80」サイズとなっていますが、これは単に入力ミスでしょうね。ポスト投函可能なプチプチ封筒で届いています。

結局今回の注文では 8日間で届いています。当初の到着予定では 5月18日となっていましたから、かなり順調だった方ですね。少なくとも航空貨物に関してはかなりまともに物流網が動くようになって来ているようです。
昨年の今頃は米国を初め国際物流網が新型コロナの影響で本当に酷い状況でしたからね。外国から日本へ個人輸入しようとするとロストや大幅な遅延を覚悟しないとまともに出来ない状態でした。ワクチン接種が広まりつつある今、果たして本当に状況は良くなってきているのか、それとも一時的なものに過ぎないのかは変異ウイルスが猛威を振るっている最近のインドやブラジルの惨状をニュースで見るに付けても全く分かりませんが、少なくとも空運の方は壊滅状態の旅客輸送需要減少によるダメージを少しでも緩和しようと旅客機を貨物機として転用する動きもあってか、今のところそれなりに機能しているようです。(海運の方はコンテナ不足や船員・荷役人の不足といった、また別の問題もあって酷い状況が続いていますが・・・。)

配送状態 所謂クッション封筒でしたが、表面はビニール素材になっていたので雨に濡れても全く問題なさそうでした。特にダメージも無く、非常に良好な状態で届けて頂くことができてよかったです。
パッケージ内容は、4K Ultra HD Blu-ray(本編)、Blu-ray(本編)、Blu-ray(特典映像)が各1枚の 3枚組で、デジタルコピーの引き換えコードが付属していますが、こちらは残念ながら米国とカナダでのみ使用可能なようです。ここは致し方ありませんね・・・。

TENET パッケージ内容

4K Ultra HD Blu-ray のディスクだけですが、日本語字幕の他になんと日本語吹き替えの音声まで入っていました。本編が入った Blu-ray は英語・仏語・西語・葡語の音声と字幕、特典ディスクは英語音声のみで英語・仏語・西語・葡語の字幕が選べます。英語の字幕を表示しておけばまあなんとか特典ディスクも観れなくはないですね。特典ディスクも Blu-ray なだけあってビットレートが概ね 30 Mbps 程度あるので非常に映像はクリアでした。4K Ultra HD Blu-ray の映像の素晴らしさは言うまでもありません。

TENET 本編ディスク

本編ディスクの音声フォーマットは UHD BD、BD 共に DTS-HD Master Audio 5.1ch で収録されていました。本作は低音の迫力がかなり凄いです。サブウーファーの本領発揮どころですが、ズゴゴゴゴ・・・ととにかくものすごい重低音で鳴る時があるので、近所迷惑にならないよう時間帯と音量には注意した方がいいかも知れません。音質も非常にクリアでした。

さて、PlayStation 5 での Blu-ray 視聴ですが、映像の質、音声の質に関しては全く問題ありません。ビットストリームで出力すれば DTS-HD Master Audio の 5.1ch 出力も素晴らしい臨場感で楽しむことが出来ます。ただ、UI がいただけません。PlayStation 5 には専用リモコンがオプションで用意されているのですが、このリモコン、はっきり言って円盤視聴時の操作には向いていません。どうやらストリーミングサービスの視聴のことしか考えて作られていないようです。

PS5 BD UI 一時停止・再開やチャプターのスキップ程度は問題ありませんが、ディスク停止や排出のボタンが無いため、右の様なみすぼらしいメニューを表示させて操作しなければなりません。しかもアイコンの配置の酷いこと。むしろ DualSense の方が操作しやすいです。
まだまだシステムソフトウェアの開発に忙しいのか、円盤視聴機能の方は発売日に無理やり間に合わせたという感じで、使いやすさはおざなりになってしまっているようです。1日でも早く使いやすい UI にしてくれるといいのですけどね。リモコンに NETFLIX とか Disney+ の専用ボタンなんて要らないです。

■ ストーリーは難解だが見応えたっぷり

ジャンルとしてはタイムサスペンスといった感じになるのでしょうか。「時間」がテーマの本作品は通常の時間軸に沿って進む「順行」と過去に向かう「逆行」が入り乱れるためとかく難解と言われていますが、冒頭でも触れたように初回はあまり深く考え込まず、できるだけ素直に物語の流れるままに観てみることをお勧めします。私も途中で何度か頭が混乱してくることもありましたが、ストーリーが進むと「ああ!」と合点がいくことも何度もありましたし、散りばめられたヒントを追うのは 2度目以降にじっくりやればいいのではないかと思います。何度も見返すことが出来るのは購入者の特権ですから(笑)。

非常にテンポの早い映画です。冒頭の迫力たっぷりのオペラハウスでのテロシーンから何がどうなっているのか理解する暇もなく物語に巻き込まれていきます。理解が追いつかなくて混乱することはあっても退屈なんてしてる暇はないでしょう。「順行」と「逆行」が同じシーンで描かれているという演出も凄いアイデアです。よくこんなの映像化できたなと感心することしきり。映像もサウンドも素晴らしいので、是非ホームシアター環境を整えて観てみて下さい。

「TENET」は、2020年を代表する作品の 1つとなるはずでしたが、新型コロナの猛威のために上映スケジュールは翻弄され、当初の予定されていた 7月17日から 1ヶ月少し遅れたての劇場公開となりました。米国より先に公開されていた欧州圏や UAE などでは順調な立ち上がりだったようですが、肝心の米国では再開の見通しの立たなかった映画館でようやく公開が始まるも、その後また無期限閉館となってしまったこともあり、興行成績的には惨敗といっていい状態になってしまったようです。この影響は甚大で、2020年に公開を予定されていた映画の多くが 2021年以降に公開延期となってしまいました。

さて、今回は PlayStation 5 の Ultra HD Blu-ray 再生機能を試してみたいという目的があったのでディスク版を購入しましたが、特典のブックレットや特製パッケージが欲しいというのでもない場合は iTunes Store で配信版を買うのもお勧めです。同じ 4K画質(Apple TV 4K などが必要になりますが)な上に多数の言語に対応していて価格も安いです。配信版は Amazon の Prime Video でも購入できますが、あちらは HD画質どまりなのですよね・・・。