まだまだ暑い日々が続きます。ということで、今回もあまり遠出をする気にはなれなかったので、以前から気になっていた玉子焼き(明石焼き)を食べられるというお店に行ってみることにしました。明石焼きなら明石近辺にも食べることの出来るお店はいくらでもあるのですが、こちらのお店は加古川近くの「東二見(ひがしふたみ)」の漁師町の中にあります。東二見の辺りまで行くとほとんど明石焼きのお店を見掛けることは無いので珍しいなと思っていたのですよ。
明石焼き(玉子焼き)は、たこ焼きと似ていますが、蛸と小麦粉と卵の他に ” じん粉 ” という小麦のデンプンを精製したものを使って焼き上げる点で異なります。” じん粉 ” が入ることでふんわりとした食感になるようですね。また、ソースの代わりにお出汁で食べるという事は知っている方も多いでしょう。
国道 2号線を西に走る時の定番となった「大蔵海岸」でいつものように小休止。海水浴場はもっと東の方にありますが、この前でも水遊びくらいなら出来るようになっています。それにしても明石海峡大橋は何度見ても見飽きることがありませんね。
淡路島へ渡る「ジェノバライン」の乗り場を通り過ぎ、これまたいつものように明石の海岸沿いを走る「浜の散歩道」を通って行く事にします。さすがにもう慣れましたが、このルート 1箇所罠があるんですよね(笑)。左の写真。いかにも左の方をそのまま自転車で行けそうな感じがしますが、しばらく行ったところで行き止まりになっているのです。なのでここは一旦右の方へ降りなくてはなりません。
途中、北の方(三木・小野方面)にもの凄い入道雲が出ていました。こっち来んなよ・・・。
35℃を越える暑さだったため、水場を探しながら休み休み進みます。鳥居の向こうに海が見える神社としても知られている江井ヶ島の先の「住吉神社」でも小休止。ここは以前 紫陽花を観に来た神社 です。創建が雄略 8年(西暦 464年)という大変な古廟でもあるんですよ。
■ 東二見の「玉子焼 にし尾」へ到着!
こちらのお店は以前に加古川・高砂方面へのルート探索をしていて偶然見つけたお店でした。その後、Google MAP で確認してみたところ、なんだか評判がかなりいいじゃないですか!ということで、ずっと前からチェックしていたお店です。
「玉子焼 にし尾」さんの問題は、東二見の漁港付近にあってお店の場所がかなり分かりにくい点。周囲は写真の様な感じで完全に漁師町といった感じですし、道路上にお店の看板などは出ておらず、駐車場の奥の建物の壁の看板を見てようやくここだと分かるレベルです。なので、だいたいの場所を把握していても注意していないと通り過ぎてしまいます(笑)。
「玉子焼 にし尾」
住所 : 兵庫県明石市東二見町2022-3
電話 : 078-942-2744
営業時間 : 11:00 ~ 17:00
定休日 : 月曜日
席数 : 店内 6席程度 + 屋外テラス 8席程度?
駐車場 : 3台分
備考 : 現金決済のみ、テイクアウトの予約可
サイクリングなんかで「住吉神社」の方から道なりに走って来るとそのまま「東新島」という人工島の方へ連れて行かされそうになりますが、「東二見橋」を渡らずそのまま真っ直ぐ少し行った辺りに「玉子焼 にし尾」はあります。駐車場は 3台分。どのみちお店はかなり狭いので、これ以上車を停めたところで入れません。お店の看板はあったものの、本当にここで合っているのか不安に思いつつ横の道を中に入っていくと・・・。
メニューが書かれたイーゼルがありました。どうやら合っていたようです。自転車はこの近くに停めさせて頂くことにしました。看板メニューの「玉子焼き(明石焼き)」の他に、蛸飯のおにぎり(土日限定・2ヶ入り)やおでんなんかも楽しむことが出来るのですね。
イーゼルの先にお店の入り口を発見!外でも食べられるようですが、さすがに夏場は暑すぎるかも。
お店に着いたのが 13時半くらいでしたが、たまたま席が 1つ空いていてラッキーでした。席に着くやいなや、とりあえずお 1つ焼初めていいですか?とお姉さん。そりゃそうですよね。玉子焼きを食べに来ているのですから(笑)。土日限定の蛸飯のおにぎりは残っているか聞いてみたところ、幸いこちらもありました。こちらは人気が高く、売り切れになってしまうことも多いのだとか。
蛸飯のおにぎりは 2個入ってたったの 250円!玉子焼きの方も最近少し値上げがあったようですが、それでも 10個入りで 400円と非常にリーズナブル。明石じゃ倍はしますからね・・・。この日はチャキチャキと玉子焼きを焼いていくお姉さんと娘さん(?)、おばあさんの 3人でお店を回してはりました。
おでんやビールもありますが、自転車なのでここは我慢・・・。おばあさんが大阪のノリで面識の無い客同士も巻き込んで結構ぐいぐい会話に引き込んで来ます(笑)。最近はこんな感じのお店も減っちゃいましたね。久しぶりにほっこりした時間を過ごさせて頂けました。
お出汁で食べる玉子焼きはもちろん出来たてなのでフワフワの熱々です。蛸飯のおにぎりも久しぶりに食べることが出来ました。この東二見の辺りは昔から「蛸壺漁」が盛んな地域なのだそうです。神戸近辺では「イカナゴ」の不漁が近年話題になっていますが、「蛸」の方もこのごろはかなり漁獲量が減ってしまっているのだとか。明石は鯛も有名ですが蛸も本当に美味しいですからね。なんとか漁業資源の回復を頑張って欲しいところです。
■ 稲美町の方をサイクリングして帰宅
お腹も満たされたことですし、このまま引き返すのも物足りないのでルート探索を兼ねて北上し、稲美町の方を少しウロウロして帰ることにします。
その前に「ふたみおおはし」を渡って対岸の「東新島」という人工島(写真右側)へ。何度か迷いこんだ(笑)ことはあったのですが、きちんと回ったことは無かったので 1周してみることにしました。
工場と公園がいくつかあるくらいでほとんど何もありませんが、休日は交通量も少ないので平地でトレーニングしたいという方にはいいかも知れません。あと、アサヒ飲料の明石工場の側に「三ツ矢サイダーミュージアム」というのがあって、事前予約が必要ですが無料で工場見学が出来るそうですよ。
土山を超えて「天満大池公園」にやって来ました。この時間、西脇の方ではもの凄い雷雨になっていたようです。この近くには、春にネモフィラを観に来た「にじいろ農園」があります。余りに暑いので側にある「にじいろふぁ~みん」でジェラートを食べていこうと思ったのですが、15時で閉店だったらしく撃沈・・・。あと 30分ほど早く来れていれば・・・。
収穫の近そうな稲を眺めながら稲美町をポタリング。
お気に入りの場所の 1つ「いなみ野水辺の里公園」に到着。暑い日でも池の近くはいい風が吹いていたりしてやっぱり涼しいですね。
この後神出から神戸ワイナリーの前を通るいつものルートで帰ってきました。
今回の走行記録です。朝晩はようやく一息付ける気温になって来ましたね。もう少ししたら秋のロングライドに出掛けてみようと思います。