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au損保(SBI 日本少額短期保険)の自転車盗難保険と車両保険がセットになった「すぽくる」に加入しました

自転車用の保険には、自身が事故の加害者・被害者になってしまった場合に備える「自転車損害賠償責任保険」と、駐輪中の盗難やひったくりに備える「自転車盗難保険」があります。

このうち「自転車損害賠償責任保険」ですが、こちらは絶対に入っておくべきです。「不慮の事故」という言葉があるように、どんなに注意していても事故に遭うまたは起こしてしまう可能性をゼロにすることは出来ません。近年こうした事故に対する賠償金の額が高額になってきており、事故の被害者・加害者双方を救済するという観点から加入を義務化される自治体が増えて来ています。

私の場合、「自転車損害賠償責任保険」については au損保の「Bycle(バイクル)」に加入しています。こちらの保険は、自転車が事故や故障など自走できなくなってしまった場合に、車輌を希望の場所まで搬送してくれる「自転車ロードサービス」が付帯(島嶼部など対象外の地域もありますが)しているのでお薦めの保険です。「Bycle(バイクル)」については以下の記事でもご紹介しています。

一方、「盗難保険」については加入義務があるわけではありません。保険というものは何も無ければ無駄になってしまうもの。勿体ないと思う方も多いでしょう。ですが、自転車盗難の認知件数は近年減少傾向にあるとは言え令和 3年度中に 10万件以上も日本各地で発生しているそうです。しかもロードバイクのように高価な自転車が戻ってくる可能性は 3~4% 程度でしかないのだとか。最近はフレームは足が付きやすいからとパーツ毎に分解されて販売されたりしてしまうそうですからね・・・。

丈夫な鍵を付けていれば安心というわけでもありません。中には人目も気にせず大型のボルトクリッパーやグラインダーまで持ち出して鍵を壊されてしまうケースもあるのだとか。警察しっかり仕事しろってところですが喚いていても埒が明かないので、万が一に備えて私も盗難保険にも入っておくことにしました。ということで、今回はどんな盗難保険が良さそうなのか、ちょっと考えてみることにします。

■ 「TREK 自転車盗難サポートプラン」

TREK 直営店では「TREK 自転車盗難サポートプラン」という盗難保険が用意されているようで、納車時にこちらの盗難保険への加入を勧められます。万が一自転車盗難に遭ってしまった場合は、補償額と同額が新しい自転車を購入する際に割引されるという形になるようです。免責はありません。

「TREK 自転車盗難サポートプラン」の概要は以下の通り。

加入可能期間 納車日より 90日間
保険料 1年間:補償額の 5% または 2年間:補償額の 10%
備考 「ひったくりお見舞い金(1万円)」付き

「TREK 自転車盗難サポートプラン」の引受保険会社は「ZuttoRide 少額短期保険(株)」で、補償額は自転車本体の購入金額または自転車本体にパーツ・アクセサリを含めた金額のいずれかで設定可能です。

掛金が 5%(1年)または 10%(2年)と分かりやすいですが、最長で 2年間までの盗難保険となります(契約更新は不可)。また、新車購入日より 90日以内のみ加入可能であり、中古で購入した車体や譲り受けた車体に保険を掛けることは出来ません。

パーツやアクセサリ類(ライトなど)まで補償されるのは魅力ですが、保険金の支払いは新車購入時の割引という形になるため、他のメーカーの自転車の購入には使うことが出来ません。「次も絶対 TREK の自転車に乗り続けるんだ!」という想いでも無い限り、特にこの保険に拘る理由はあまり無さそうです。まあ色々と手続き面でのショップのサポートは受けることが出来るでしょうけどね。

■ ZuttoRide の「ずっと自転車盗難車両保険」

「TREK 自転車盗難サポートプラン」とほぼ同じ内容なのがこの「ZuttoRide ずっと自転車盗難車両保険」です。「TREK 自転車盗難サポートプラン」の引受保険会社は「ZuttoRide 少額短期保険(株)」なので、当然と言えば当然ですね(笑)。 ZuttoRide の「ずっと自転車盗難車両保険」 画像:ZuttoRide

ZuttoRide株式会社は、元々は「ジャパンベストレスキューシステム株式会社(JBR)」の子会社としてスタートした企業です。2011年に MBO によって独立し、バイクや自転車に関する保険やロードサービスなどを運営しています。2016年から現在の商号になっているようですね。

「ずっと自転車盗難車両保険」は、「盗難被害」や、「交通事故による車輌損傷」を補償する保険です。盗難による「盗難全損特約」に、事故による全損を補償する「事故全損特約」と、自分で補償範囲を選ぶ事の出来る「事故分損特約」を組み合わせた保険となります。

「ずっと自転車盗難車両保険」の概要は以下の通り。

加入可能期間 納車日より 90日間
保険料 1年または 2年契約(保険料見積は「こちら」から)
備考 「協定保険価額」が 1万円未満になるまで契約更新可能

保険に加入することが出来るのは、自転車が納車された日より 90日以内のみです。中古車は販売店の金額明細書類があれば加入することが可能(但し個人売買は除く)ですが、自分で組み立てた自転車では加入することが出来ません。防犯登録は必須です。加入期間は 1年間または 2年間で選択可能、車両本体価格に保険加入前に取り付け済みのパーツ・アクセサリーも含めることが可能です。

「TREK 自転車盗難サポートプラン」と違って、「協定保険価額」が 1万円未満になるまで、1年契約の場合は 1年ごと、2年契約の場合は 2年ごとに契約の更新を行うことが可能です。「協定保険価額」は、毎年 10%ずつ減額されていくとのこと。更新する毎に保険料は安くなっていきますが、受け取る事の出来る保険金の額も減っていきます

保険を申請するには、自転車盗難の場合は「盗難届」が、交通事故の場合は「交通事故証明書」が必要となります。但し「分損」の場合は、5% の免責金額が生じます

保険料の見積は、購入日と購入金額を入力すれば下記サイトから簡単に行うことが可能です。見積では個人情報は必要ありませんので気軽に試してみて下さい。2年契約では若干の割引もあるようです。


■ ジャパン少額短期保険の「ちゃりぽ」

「ジャパン少額短期保険株式会社」は、「ジャパンベストレスキューシステム株式会社(JBR)」の子会社である「レスキュー損害保険株式会社」の子会社という位置にあるようです。他に自転車傷害保険や、火災保険、弁護士保険なども扱っているようですね。「ZuttoRide」とは全く関係がありません。

ちゃりぽ

画像:ちゃりぽ

「ちゃりぽ」の概要は以下の通り。

加入可能期間 納車日より 1ヶ月以内
保険料 1年または 2年契約(更新不可)
備考 免責 30%

補償プランは 5,000円 ~ 50万円までの範囲で自由に設定可能(自転車購入金額以下)で、中古車でも加入可能です(個人売買は除く)。後付けパーツも保険金対象に含めることが出来る点は他と同じですが、ちょっと保険料が高めなようですね。7% 程度でしょうか?

注意点として、免責が 30% もあります。そして契約更新が出来ません。最長 2年間で終わりです。まずこの時点で私なら候補から外します。まあそもそも私の場合、自転車の購入から既に 1ヶ月以上経っているので加入不可なのですけどね(苦笑)。敢えてここに入る理由は・・・。

■ au損保(SBI 日本少額短期保険)の「すぽくる」

au損保で取り扱われている「すぽくる」は、「SBI 日本少額短期保険」を引受保険業者とする自転車盗難保険です。au損保の自転車賠償保険の「Bycle(バイクル)」とセットになった「すぽくるプラス」という商品もあるようなのでその関係でしょうね。

すぽくる 画像:「すぽくる」

「すぽくる」の概要は以下の通り。

加入可能期間 いつでも加入可能
保険料 1年契約(設定購入金額の 4.92%、自動更新)
備考 免責無し、10万円以上の自転車で加入可能

「すぽくる」の特徴は、なんと言っても自転車購入時期に関わらずいつでも加入可能であると言う点です。購入金額が税込 10万円以上の自転車であれば、ロードバイクはもちろん、クロスバイクやマウンテンバイク、中古自転車でも加入することが出来ます。ライトやサイコンなどのパーツ類についても「すぽくる」加入時に自転車の購入金額に含めて申し込むことで補償対象となります。

「購入金額」の設定は 1万円単位。2023年1月の時点では保険料は設定した「購入金額」の 4.92% となるようです。支払い方法はクレジットカードのみ。免責金額はありません。保険契約は、保険料の改定がある場合を除いて解約しない限り 1年毎に自動更新されます。自転車が盗難被害に遭ってしまった場合と、衝突・接触・墜落・転覆のいずれかにおいて自転車が「全損」または「半損」になってしまった場合に保険金の支払い請求を行うことが可能です。

後から何か大きな金額のパーツ(ホイールなど)を取り付けた場合は、一旦保険契約を解約し、新たに含めたいパーツの金額を「購入金額」として設定して再契約することで保険料も増えますが、補償対象金額も大きくすることが出来るようです。但し、パーツだけが盗まれた場合は補償対象とはなりません。

■ 検討の結果、au損保の「すぽくる」に加入しておくことに

ひょっとしたらもっといい条件の盗難保険があるかも知れませんが、取りあえず調べた中で最も魅力的だった au損保の「すぽくる」に加入しておくことにしました。

ZuttoRide の「ずっと自転車盗難車両保険」と違って、「すぽくる」では契約更新時に保険料の漸減が無い代わりに、自転車購入からの経過年数に関わらず購入時の金額がそのまま補償されます。ここは人に拠って価値観の違いが出る部分ですね。減価償却の考え方は理解できますが、保険料が下がる代わりに保証金額も減っていく方式だと、万一盗難に遭ってしまった場合に同クラスの自転車を買おうとしてもかなりの追加負担が生じるかも知れないので、私としては「すぽくる」の方が有り難いかなと。

「すぽくる」見積もり 「すぽくる」の保険料の見積もり・申し込みには、「自転車防犯登録カード」と「売買契約書」が必要になります。「売買契約書」については、「購入金額」「商品名」「販売店」「購入日」が記載された、車両およびパーツ類の購入価格が確認出来るものとされています(上記 4点が記載されていればレシートなどOK)。

「お見積り・お申込みはこちら」という所から飛ぶ SBI日本少額短期保険のサイトで「購入金額」を入力すれば簡単に年間の保険料(例えば 30万円ならと年額 14,760円、50万円なら 年額 24,600円)が表示されます。1万円未満の金額は切り上げとのこと。
保険加入申込時に上記の書類を提出する必要はありませんが、保険金請求時に備えて大切に保管しておく必要があります(防犯登録番号は要入力)。「防犯登録代」や「取付工賃」を含むことは出来ません。

入力事項

「車体番号」は防犯登録番号と紐付いているので入力する必要は無いようです。「保険開始日」は任意の日付を設定することが可能です。各項目を入力し、支払い(クレジットカードのみ)を行えば契約完了です。紙の形での保険証券の発行は基本的にありませんが、後日送られてくる「契約完了はがき」に記載されている URL からログインする事で「eco 証券」という形で確認することが出来るそうです。

駐輪場所や時間にできる限り気を付け、きちんと鍵を持ち歩く事は当然するとして、取りあえずこれで一安心です。保険料は掛け捨てになるとは言え何事も起きないことが一番ですけどね。クロスバイク(FX 3 Disc)の方は今のところ盗難保険までは入っていませんが、買い物などで繁華街に駐輪することもありますし、そのうち考えましょうかね・・・。

尚、本記事中に記載している保険料や契約内容は改定される場合があります。契約前に必ず各サイトにて約款、重要事項説明書などを熟読し、納得した上で契約して頂きますようお願い申し上げます。