(新)タイトルいつ決めるのさ

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「BLACK PAWN」という 67キー省スペースキーボードを買ってみました

少し前にジャストシステム直営のECサイトのアウトレットセールでサブPC用に「BLACK PAWN」という CENTURY社 の 67キーのコンパクトキーボードを入手しました。購入したのは CHERRY 社の「茶軸」スイッチを採用したモデルで、ブルーLEDのバックライトが搭載されています。発売は 2013年末とかなり前のモデルですが、キーボードですからね。数年で劇的な進化があるわけでも無いですし。

メインPCのキーボードは以前購入した 東プレxJustsystems の「REALFORCE 108UG-HiPro」で定着しました。使い始めこそ独特のキートップの窪みに指が引っかかったりして若干の違和感がありましたが現在ではすっかり手に馴染んでいます。ジュースや珈琲でもぶちまけない限り10年は余裕で使えるでしょう。東プレの REALFORCE については下記の記事で紹介しているので興味のある方はご覧下さい。

実はサブPC用として PFUの「Happy Hacking Keyboard Lite2」を使っていたのですが、どうにも独特なキーの配列に馴染めず、メンブレンの打鍵感も好きになれなかったので小型で手頃な物は無いかと探していたところでした。また、サブPCのキーボードはあまり使うことが無いのでちょっと奥まったところに設置していることもあって夜間などはパスコードを打つだけでも難儀していたので、できれば目にうるさくない程度のバックライト付きのものが欲しいなと思っていました。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200106233158j:plain:w350,left 「箱破損品」ということでアウトレット扱いになっていたのですが、僅かに擦り傷や箱の広がりがある程度で綺麗な物でした。所謂「箱蹴り品」という奴ですね。Just My Shop のアウトレットはたまに掘り出し物が見つかります。ただここ、一度買い物するとスパムメール並に宣伝が届きます。Shuriken という Justsystem のメールソフトで迷惑メールフォルダに自動隔離するようにしていますが(笑)、一日に何通も届くのはさすがに酷いと思います。買い物をすると結構ポイントがついたりもするのですが、会員ランクによるポイントの利用制限などもあって正直あまり使いやすいとは言えません。
交換用のキートップが 4つとキーの引き抜き工具、1.5m の USBケーブルが付属していました。このキーボードの USBケーブルは着脱式でキーボードの左上に Mini USBコネクタがあります。今回の私のケースのように普段はほとんど使わないけどたまに手元に持ってきて操作したいというような場合には手持ちの別のケーブルを PC の USBポートに刺してさっと使えるので、このケーブルの脱着ができるというのはありがたいものです。ただこの Mini USBコネクタ、コネクタ規格自体の耐久性に問題があるらしく、現在ではほぼ使われなくなっています。あまり頻繁に抜き差ししていると認識しなくなったりするかも知れません。引き抜き工具は樹脂製の簡単な物ですがキーに傷を付ける心配も無くそこそこ使いやすく感じました。キーボードの掃除に一つあるととても便利なのでこの種のおまけは嬉しいですね。

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裏面には一部のキー配列を入れ替えることのできる DIPスイッチと滑り止めのゴムが付いていますが、キーボードの傾きを調節できるチルト機構のようなものは付いていません。

f:id:Vulpes-ferrilata:20200106235047j:plain:w350,left 漢字入力をよく使うので Esc キーだけ E/J キーに入れ替えました。説明書通りに裏面の DIPスイッチでキー配列を変更し、引き抜いたキーを交換するだけです。キートップは二色成形されていて文字部分がバックライトを透過して発光する仕組みになってるので、キーの文字が薄れてしまう心配はなさそうです。スイッチ上部に LED が付いていること以外は一般的な Cherry軸スイッチなので、発光を気にしなければ市販の Cherry MX軸用のキートップと入れ替えることができます。
f:id:Vulpes-ferrilata:20200106235433j:plain:w350,left 写真上が夜間に輝度を最大にした状態、下が最低にした状態です。写真では紫がかった色になってしまっていますが、実際は綺麗な青色です。輝度最低の状態でも文字の判別はしっかりできます。最上段は数字が発光するように数字と記号の印字を逆にして欲しかったですね。「0」にあたるキーは発光しません。67キーと最小限のキー数なのでファンクションキーや機能キー(Home や Print Screen など)は「FN」キーと他のキーの同時押しで使うことになります。FN+Vキーで発光のON/OFF 切替え、FN+Bキーで明るく、FN+Cキーで暗くすることができ、7段階に輝度を調節することが可能です。
W295 x D102 x H38mm と非常にコンパクトに作られていますが、570g程あって意外にずっしりとしています。裏面の滑り止めもあるので打鍵中に動いてしまうというようなことはないでしょう。下の写真は Happy Hacking Keyboard Lite2 との比較です。縦サイズがコンパクトなのでかなりスリムに感じます。キー配列もかなり素直なので他のキーボードを使っている方でも馴染みやすいのではないかと思います。

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「茶軸」の押し心地は「赤軸」と「青軸」の間の位置づけとのことで、軽めの打鍵感に僅かなクリック感が感じられます。人気の Cherry MX キースイッチだけあって打ち心地はさすがになかなかのものですね。気持ちよくタイピングすることができます。タイプ音はそれなりにするので夜間だと少し気になるかも知れません。


欠点としては、メカニカルキースイッチの宿命とも言えるのですが、「チャタリング」が起きるようになる可能性があります。過去に何度かこの問題でイライラさせられたことがあるので、私個人としてはメカニカルスイッチ式のキーボードをメインで使う気にはなれません。東プレの Realforce シリーズが採用している「静電容量無接点方式」では原理的にこの問題と無縁なので普段使いはやはりこちらを選んでしまいます。また、Delete キーが Fn キーと Back Sapce キーの同時押しで入力するようになっているため、PC起動時にはこの同時押しがうまく認識されないようで、Delete キーで Bios 設定に入るタイプのマザーボードでは Bios 画面に辿り着くことができません。このことに気付くまで若干悩みました。Back Space と Deleteキー の DIPスイッチによる入れ替えもできると良かったのですがね。こちらの件は Happy Hacking Keyboard Lite2 でも同様でした。

欠点もありますがコンパクトな割にしっかりとした作りですし、USBケーブルの脱着が可能、暗がりに置いてもバックライトのおかげでキーの判別が容易とサブで使うにはなかなかよさげです。

既に生産は完了していて市場に出回っているのは流通在庫か中古のみとなっています。ちなみに「BLACK QUEEN」という 63キーのモデルが後継機に当たるようで、記号では無く数字のキーが光るようになっていたりとそれなりに改良されている模様です。


※ 追記 ※


壊れました (ノД`) 3年保ちませんでした。コネクタを外して掃除をして繋ぎ戻したところ、Caps Lock キー横の LED だけが白く点滅し、PC に繋いでも一切認識しなくなってしまいました。別の PC に繋ごうがコネクタを差し直そうがウンともスンとも言いません。Century のHPを観てもこのような症状については何も書かれていませんでしたが、どうやら基板故障のようです。LEDが点かなくなったりチャタリングが起きたりということは想定していましたがまさかこのような壊れ方をするとは・・・。Mini USBコネクタであまり信用出来ないので気をつけるようにはしていたのですけどね。

一応分解して中も見てみましたがコネクタ周りを含めて少なくとも目視では異常が見当たりませんでした。LEDのせいか無数のチップ抵抗とダイオードが散りばめられていてちょっと手に負えない感じです。

サブPCの操作にコンパクトキーボードも一つは持っておきたいので次は Bluetooth のものでも買ってみますかねえ・・・。キーボードのこういう壊れ方は始めてですよ。ほんとに・・・。
(2020.6.4)