クラウドファンディングが日本で認知されるようになってからもう随分経ちました。市場としても 2019年末には「Makuake」が東証に上場するほどにまで成長し、「CAMPFIRE」についても今年中の上場を目指して準備に入っているそうです（ソース：日経）。
クラウドファンディングの黎明期には、それこそ無名の人々がまだ世に存在しない新たなコンセプトの商品の開発費を賄うといった「開発支援型」の案件が多くありました。現在では「ソーシャルレンディング」と呼ばれる ” 投融資型 ” のクラウドファンディングも人気のようですが、先日 SBIホールディングスが撤退を表明して話題となったように、信用が低くて銀行などに相手にされにくい主催者が資金調達の手段として利用する案件が多いため、ハイリスク･ハイリターンなものが多いというのが実情です。
一方、「購入型」と呼ばれるクラウドファンディングの場合は、市場調査と試験生産・試験販売的な目的でクラウドファンディングを利用するケースが多いため、他の種類のクラウドファンディングに比べるとかなり安全性は高いと言って良いでしょう。もちろんファンディング期間が終わってからモノやサービスが提供されるまである程度の期間が開くケースがほとんどなので絶対安全などとは言えませんが、キヤノンやアシックスなどの大手企業が主催者となっているケースも増えて来ているので、案件をよく吟味してから申し込めばかなりのリスクを低減させることが可能です。まあ面白みには欠けるという事はあるかも知れませんけどね。
というわけで、今回は ellese のスポーツ用サングラスの案件の購入支援を行ってみました。主催者の「株式会社トライ-アングル」さんは、過去に Makuake で何度も案件をこなしてきているので実績は充分。プロジェクト成立後に商品化されている製品も複数あるようです。案件としての安全性はかなり高いと思って良いでしょう。
こちらの案件は私も含めて 244名から 216万円ちょっとを集めて 6月10日に締め切られました。かなりの数が余ってしまっていますが、元々市販先行のテスト販売案件だったようなのでまあ問題は無いのでしょう。割とこまめに生産状況などの進捗をアップデートして頂けたので、安心して届くのを待っていられる案件でした。割とあるのでですよね・・・放ったらかしの案件も。
リターンが届くのは当初の予定では「7月末迄に」ということになっていましたが、余程順調に生産が進んだのか、6月24日に届いてしまいました。あ、出荷の連絡もきちんと頂けましたよ。
フレームは赤を選んでみました。主にランニングに使用する予定です。レンズは取り替え式になっていて、” レッドリボミラー ” と ” クリアー ” が耐衝撃強化レンズ、” スモーク ”、” ブラウン ”、” ライトスモーク ” が偏光レンズとなっているようです。偏光レンズはゴルフや釣りに良いようですね。まあ私の場合はほぼミラーのみかな。使うのは。5枚とも全て 99.9％ の UVカットレンズになっているそうです。
付属のケースの品質も上々で、全てのレンズを収納して持ち歩けるようになっています。カラビナが付いていますが、これだけはトラスコ辺りのもうちょっとましなものに交換した方が良さそうでした。
6月中に届けて頂くことができたので、日差しの厳しくなってくる季節に間に合って良かったです。今までは Amazon で買った中国メーカーの格安品を使っていたのですが、くもり易すぎてちょっとストレスになっていたのですよね。フレームも ” アジアンフィット ” ということで、圧迫感も無くランニング中にズレてくる心配も少なそうです。レンズ込みで 30g以下という軽さも気に入りました。
3年程ランニングとサイクリングに愛用していましたが、鼻パッドが加水分解を起こしてしまったらしく、ニチャニチャのボロボロになってしまいました。
交換用の鼻パッドは市販されていないようなので、もうこのまま廃棄するしかないかなと思っていたのですが、ダメ元でクラファン主催者のトライアングルさんに問い合わせてみたところ、パーツを分けて頂けることに。
ネジを 1本外せば交換出来ることは分かっていたのでサクッと交換完了！
何枚かのレンズは傷が付いたりしてもう使えそうにありませんが、予備レンズはたくさんセットになっていたのでランニングの方にはまだまだ使っていけそうです。鼻パッドに関しては市販してくれるようお願いしておきました。もし同様の問題に遭遇している方が居られましたら一度問い合わせして見て下さい。
（2024.4.18）
