2025年2月末で IP電話サービスの「SMARTalk」がサービス終了となります。告知は昨年の 6月にされていたので、十分な猶予期間は取って頂けたかと思います。ただ、IP電話サービスは撤退する事業者が相次ぎ、実質的に乗り換える先はほとんどありません。「SMARTalk」に基本料金という概念は無く、使った分だけ後から請求が来る(しかも通話料も安かった!)方式なのでサブの電話番号を持っておくのにとても都合が良かったのですが致し方ありません。
スマホが広く普及したことに加えて、IP電話は振り込め詐欺などに使われる電話といったようなイメージが広がってしまったこともこうした動きの一因なのでしょうか?
うちでは RTX830 の下に PPPoE 接続した NVR500 をぶら下げる形で IP電話を使えるようにしていたのですが、 NVR500 を使い続ける理由が無くなってしまうので取り外してドナドナすることにしました。NVR500 の撤去ついでに RTX830 のコンフィグも不要な箇所を削除して少し見直しておきます。
私が IP電話用にリースアップ品と思われる Yamaha の「NVR500」を中古で購入したのは 2019年の 7月頃でした。「NVR500」自体の発売は 2010年の 10月。どれくらいの期間使用されていたものかは分かりませんが、少なくともトータルで 10年以上は優に稼働していたんじゃないかと思います。
驚くべきは 2010年に発売されたネットワーク機器にも関わらず、最後のファームウェアアップデートがあったのは 2022年の 8月なんですよ!家庭用のネットワーク機器なんて 5年、下手すりゃ 3年も経てば放ったらかしなってセキュリティ問題を引き起こしているメーカーもあるのに、如何に業務用機器だったとは言えこのサポート期間の長さにはビックリです。
10GbE に対応した「RTX1300」が発売され、うちで現在使用している「RTX830」もリースアップ品の流通が増えて 2万円ちょっとで、「RTX1210」「NVR510」なんかは 1万円台前半で調達出来るようになっているみたいです。Wi-Fi を使うには別途アクセスポイントを用意する必要がありますが、サポートやセキュリティがしっかりしている Yamaha のルーターを使ってみるのもいいんじゃないでしょうか。GUI が整備されて以前よりかなり設定も楽になっていますよ。