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iPhone・iPad で撮影した写真を iCloud 経由で Windows PC に取り込む方法

iPhone・iPad で撮影した写真は即座に iCloud にアップロードされ、他の端末からでも閲覧・修正を行えるようになっています。iPhone・iPad で撮影した写真を Windows PC に取り込む方法はいくつかありますが、ここではこの iCloud を経由して行う方法について書いておくことにします。この方法だと iPhone などをケーブルで PC に繋いだりする面倒は無いので、今のところ一番楽な方法じゃないかと思います。

■ 「iCloud for Windows」のインストール

事前準備としてまず Windows PC に「iCloud for Windows」をインストールしておきます。以前はスタンドアロン版のソフトウェアを Apple の HP からダウンロードする事が出来たのですが、今は Microsoft Store を通じた配布のみになっているようです。まあ自動的に最新版にアップデートされるので、こちらの方がいいかも知れませんね。

「iCloud for Windows」は、以下のページから「Microsoft Store から Windows 用 iCloud をダウンロードする」をクリックするか、直接 Microsoft Store で検索して入手して下さい。

ちなみに最新版の「iCloud for Windows」のインストール要件は、Windows 10(May 2019 Update 以降推奨)または Windows 11 の PC となっています。インストールが完了したら iPhone や iPad で使用している Apple ID を使ってサインインして下さい。

コントロールパネル iCloud の設定画面が表示されたらチェックボックスでどの機能を Windows PC で使うか指定します。個人的には「ブックマーク」のチェックは外しておいた方がいいんじゃないかと思います。以前に PC の Webブラウザのブックマークをぐちゃぐちゃにされて困ったことがあるので(苦笑)。「写真」のほか、「iCloud Drive」にもチェックを入れておくと、iPhone・iPad に Windows PC の方から画像やファイルをアップロードすることも出来るので便利です。
ちなみに「写真」となっていますが、iPhone や iPad で撮影した動画も PC に取り込むことが可能です。

写真オプション 「写真」の「オプション」をクリックすると、「iCloud 写真」の機能を使うかどうかの設定と、「共有アルバム」機能のオンオフと共有するフォルダを任意のフォルダに変更することが可能になります。やや動作に癖がある部分もありますが、便利な機能なので有効にしておくとよいでしょう。

■ iPhone・iPad の設定を確認

次に iPhone・iPad 側の設定を確認しておきます。画面は iOS 16.0.3 の iPhone のものになります。

iPhone・iPadの設定

「設定」アプリを起動したら下にスクロールさせて「写真」と「カメラ」の項目を確認しましょう。

まず「カメラ」ですが、「フォーマット」という項目で写真・動画撮影時のファイル形式をしていすることが出来ます。デフォルトは「高効率」となっていますが、こちらは「HEIC(High Efficiency Image File)」「HEVC(High Efficiency Video Coding)」という Apple 独自のファイル形式になります。

これらは少ないデータ容量で高画質な画像や映像を記録することの出来る優れたファイル形式なのですが、他の端末で表示させる際の互換性という点でやや難点があるので、気になる方は「互換性優先」に変更しておくとよいでしょう。まあ Windows 11 では標準の「フォト」アプリで「HEIC」や「HEVC」のファイルも表示・再生することが出来るようになっているので、編集せず閲覧する程度ならそれほど気にすることは無いでしょうが。

また、「写真」の項目の「iCloud 写真」がオンになっていれば iPhone・iPad で撮影した写真や動画が自動的に iCloud にアップロードされます。下にスクロールさせたところにある「MAC または PC に転送」という項目で「自動」にチェックが入っていれば Windows PC に転送する際には自動的に HEIC ファイルは jpeg 形式に変換されて転送されますが、これが確実なのはどうやらケーブルで PC と直接繋いで転送する際のもののようですね。iCloud 経由の場合はやや気まぐれな挙動になるようです。

■ Windows の「エクスプローラー」を使ってファイルを管理

「iCloud for Windows」のインストールと、iPhone・iPad 側の準備が出来れば後は Windows PC でエクスプローラーを使って任意のフォルダに画像や映像データをコピーするだけです。タスクバー上の「エクスプローラー」アイコンを右クリックして「エクスプローラー」をクリックすれば複数のエクスプローラーのウインドウを開くことが出来るので、並べて作業するのがよいでしょう。

エクスプローラー


「iCloud for Windows」をインストールすると、エクスプローラーを開いた時に左のフォルダツリーに「iCloud Drive」と「iCloud 写真」という項目が追加されます。iPhone・iPad で撮影した写真や動画は「iCloud 写真」に格納されているので、PC にコピーしたければこちらを見て下さい。

コピーはドラッグ&ドロップでOKです。「iCloud 写真」側から PC の任意のフォルダにコピーすることも出来ますし、逆に PC に保存している画像ファイルを「iCloud 写真」にコピーして iPhone や iPad で表示させることも可能です。

但し、Windows のエクスプローラー上で「iCloud 写真」に保存されている元の画像を消去することは出来ないようです。「予期しないエラー~」というウインドウが表示されてしまいますので、元の画像を消去する場合は iPhone・iPad の側で操作して下さい。

基本的に「iCloud 写真」フォルダを開く度に同期されますが、iPhone・iPad で撮影してすぐの場合など、上手くデータが同期されないことがあるようです。しばらく経てばいつの間にか同期されていることもありますが、駄目な場合は PC を再起動してみて下さい。

取り込んだ写真は Windows 11 標準の「フォト」アプリで閲覧することが出来るほか、ペイントなどのソフトを使って修正することも可能です(Microsoft Store から無料で入手することのできる「HEIF 画像拡張機能」のインストールが必要になる場合があります)。

■ 「HEIC」形式で写真が取り込まれてしまった場合

iPhone・iPad の設定で「互換性重視」にしていた場合、基本的に Windows PC に取り込んだ場合は JPEG形式や MOV形式で取り込まれるはずですが、「HEIC」や「HEVC」という拡張子のファイルが取り込まれてしまうことがあります。

これらは Apple 独自の少ないデータ容量で高画質な画像や映像を記録することの出来る優れたファイルフォーマットで、「HEIC」形式の画像ファイルについては Windows 11 標準の「フォト」アプリで表示可能です。また、「HEVC」形式の動画ファイルについては別途コーデックを導入することで Windows 11 の「メディアプレーヤー」で観ることが出来るようになります。

ただ、取り込んだ画像をレタッチしたりしようとすると、HEIC 形式のまま編集する事の出来るソフトは少ないため JPEG などの形式に変換する必要が出てきます。もちろん有料ソフトを使って変換しても構いませんが、Windows 11 では標準の「ペイント」アプリを使えば簡単に希望のファイルフォーマットに変換することが可能です。

ペイントを使ったフォーマット変換 対象の画像を右クリックし、「プログラムで開く」から「ペイント」を選択します。アプリのリストに「ペイント」が表示されない場合は、「別のプログラムを選択」から「ペイント」を探してください。

画像を開いたら「ファイル」から「名前を付けて保存」へ進み、ファイル形式で「JPEG 画像」を選んで(他の形式も可)名前を付けて保存するだけです。
尚、「HEVC」形式の動画ファイルの編集を行えるようにするには、Microsoft Store から「HEVC ビデオ拡張機能(有料・120円)」を導入する必要があるようです(別途編集ソフトも必要)。