(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。

11インチ iPad Pro を A12X 搭載の第1世代機から ” M1 ” 搭載の第3世代機へ買い換えました

これまで使用していた 11インチの iPad Pro は 2018年に発売された A12X Bionic 搭載の第1世代モデル。買い換えするなら噂されている「M2」搭載の新機種が出てからでいいかなと考えていたのですが、7月1日深夜の寝る前に Twitter を見ているとトレンドワードに Apple製品値上げの話題が多数!

値上げ幅にかなりインパクトがあったので慌てて通販サイトを確認してみたところ、その時点ではまだ Amazon やヨドバシカメラ、ビックカメラなど価格改定前の価格で販売されているところがいくつかありました。Apple製品は在庫の無いところで買うとかなり(月単位で)待たされることがあるので、Apple Care+ にも同時加入することの出来たビックカメラで買う事に。後で分かりましたが、一部には注文が強制的にキャンセルされてしまったショップもあったようですね・・・。

深夜の高額決済だったため、不正取引を疑われたのかクレジットカードで決済拒否されるなど色々ありましたが(笑)、なんとか無事に値上がり前の価格で抑えることが出来ました。購入したのは⬇の機種。


この秋には「M2」搭載の新型 iPad Pro が出てくるかも知れませんが、「M1」と「M2」の性能差は「A12Z Bionic」から「M1」に切り替わった時ほど劇的なものでは無さそうなので私の用途には充分すぎるでしょう。価格も更に上がりそうな気もしますしね・・・。

■ まずはスペックの比較から

まずは大まかなスペックの比較を行っておきます。11インチの iPad Pro は第1世代と第3世代を、また、同じく「M1」チップを搭載してきた 10.9インチの第5世代 iPad Air も比較対象としています。これらについては全て Wi-Fiモデルでの比較となります。カメラモジュールの比較はまた後ほどに。

機種 11 inch (第3世代) 11 inch (第1世代) iPad Air (第5世代) 
ストレージ容量 128GB / 256GB / 512GB / 1TB / 2TB 64GB / 256GB / 512GB / 1TB 64GB / 256GB
SoC Apple M1 A12X Bionic Apple M1
RAM 8 GB (記憶域 128GB/256GB/512GBモデル)
16GB(記憶域 1TB/2TBモデル)
4 GB
(記憶域 1TBモデルのみ 6GB)
8 GB
ディスプレイ Liquid Retina(IPS)
2,388x1,668 pixel
264 ppi 最大 600ニト
リフレッシュレート 120Hz
Liquid Retina(IPS)
2,388x1,668 pixel
264 ppi 最大 600ニト
リフレッシュレート 120Hz
Liquid Retina(IPS)
2,360x1,640 pixel
264 ppi 最大 500ニト
リフレッシュレート 60Hz
スピーカー 4箇所 4箇所 2箇所
Wi-Fi Wi-Fi 6 最大 1.2Gbps
(802.11 a/b/g/n/ac/ax)
Wi-Fi 5 最大 866Mbps
(802.11 a/b/g/n/ac)
Wi-Fi 6 最大 1.2Gbps
(802.11 a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.0
バッテリー容量 7,743 mAh
(28.65Wh)
7,938 mAh
(29.37Wh)
7,730 mAh
(28.6Wh)
生体認証 Face ID Face ID Touch ID(トップボタン)
LiDARスキャナ
コネクタ USB Type-C(Thunderbolt / USB4 対応)
Smart Connector
USB Type-C
Smart Connector
USB Type-C
Smart Connector
Apple Pencil 第2世代対応 第2世代対応 第2世代対応
サイズ (mm) 247.6x178.5x5.9 247.6x178.5x5.9 247.6x178.5x6.1
重量 466 g 468 g 461 g
発売開始 2021年5月21日 2018年11月7日 2022年3月18日

バッテリー容量については Apple が開示している Wh表示からリチウムイオン電池の内部電圧 3.7V として mAh表示に換算したものも併記しています。容量だけで見れば第1世代の 11インチ iPad Pro の方が大きかったようですが、微細化や省エネ技術の向上などで実稼働時間の差は無いようです。

11インチの iPad Pro は第1世代も第3世代も全く同じサイズです。10.9インチの第5世代 iPad Air は、本体の厚さが僅かに違うこと以外はほとんど 11インチの iPad Pro と同じデザインになっています。このため、アクセサリ類では流用出来るものも多いでしょう(ケースについてはこの僅かな厚みの差が影響することがあるかも知れません)。

Apple謹製の「M1」チップは、4つの高性能コアと 4つの高効率コアを搭載した 8コアCPU です。更に 8コアGPU と 16コアの Neural Engine が組み合わされており、スマホ用 SoC の改良型が搭載されていた従来の iPad から大きく処理能力が向上しました。「A12Z Bionic」との比較ではなんと CPU 性能で最大 50%、GPU 性能で最大 40% もの差が付いているそうです。

■ ” M1 ” 搭載 iPad Pro がやってきた!

iPad Pro 2021 パッケージ ビックカメラで発注したのが 7月1日の深夜(早朝?)。「在庫あり」となっていたこともあって 7月3日に無事に届きました。

ビックカメラの配送は佐川さんになるのですね。まあうちの近所は佐川さんでもヤマトさんでもどちらも丁寧に届けて下さるので問題ありません。いつもありがとうございます。
付属品は充電器と USB Type-C to Type-C のケーブルのみ。充電器の出力は 5V3A または 9V2.22A で USB-PD に対応しています。対応電圧は 100V-240V となっているので海外旅行にも持っていきたい場合は「電源プラグ形状変換アダプタ」さえ用意しておけば大丈夫です。1つ持っていると非常に便利ですよ。

iPad Pro 2021-1 iPad Pro 2021-2


「クイックスタート」という機能を使って非常に簡単に新しい iPad にデータを移行差せることが可能です。移行には少し時間は掛かりますが、最初に少し操作すれば後はほったらかしでアプリケーションのインストールまで行ってくれるので楽ですね。但し、金融関係や電子書籍関係など一部引継ぎ操作や端末登録が必要になるアプリもあるので、移行元の端末を初期化してしまう前に必ず一度はアプリを立ち上げて動作確認しておきましょう。

データ移行-1 データ以降-2


左が第3世代、右が第1世代の 11インチモデルですが、正面から見比べただけでは全く違いが分かりませんね。背面もカメラモジュールの部分以外は全く同じに見えます。

iPad Pro 比較-1 iPad 比較-2


外周を見比べてみるとスピーカーの穴の数が減って中央に少し寄っていること以外に違いは見当たりませんね。各ボタンやスマートコネクターの配置などもほぼ同じようですね。

alt=iPad Pro 底面 iPad Pro 上部
iPad Pro 右サイド スマートコネクター


画面保護フイルムは以下のものを選択。iPhone 用を含め、NIMASO の製品は信頼性が高いです。


NIMASO いつも通りの付属品の充実ぶりです。特にガイド枠が非常に優秀で、画面サイズが大きくなってくるときちんと画面の位置に合わせてフイルムを貼るのが難しくなってくるのですが、パカッと予め iPad にはめておくだけで微妙な位置合わせに悩むこと無くフイルムを貼り付ける事が出来るようになっています。よく埃の立たない浴室で貼れという方が居られますが、しっかり画面をクリーニングして空調などを停めた状態で素早く貼れば大丈夫です。
ケース兼キーボードとして以前から使っているロジクールの「COMBO TOUCH(iK1176GRA)」をそのまま流用します。各ボタンやスピーカー穴の位置も全く問題ありませんでした。


「COMBO TOUCH」は Apple の「Magic Keyboard」が大幅に値上げされたおかげで非常に割安感が高まりました。なんと「Magic Keyboard」の半額程度で買えてしまうのに機能的な遜色は全くないと言っていいでしょう。下記記事でレビューしていますので、興味のある方は併せてお読み下さい。Apple Pencil の充電も問題ありません。

■ カメラをチェックしてみる

カメラの性能は第1世代の iPad Pro から大きく進化しています。スマホ並の性能を手に入れたと言ってよいでしょうか。第5世代の iPad Air とも ここが一番差別化されている点になるのでしょうかね。

機種 11 inch (第3世代) 11 inch (第1世代) iPad Air (第5世代) 
アウトカメラ 1200 万画素(広角)+ 1000万画素(超広角) 1200 万画素(広角) 1200 万画素(広角)
f値 / 1.8(広角)/ 2.4(超広角) f値 / 1.8 f値 / 1.8
2倍の光学ズームアウト
最大5倍のデジタルズーム
最大5倍のデジタルズーム 最大5倍のデジタルズーム
True Toneフラッシュ(改良型) True Toneフラッシュ
スマートHDR 3 スマートHDR スマートHDR 3

アウトカメラ 11インチの第3世代 iPad Pro のアウトカメラは、従来機からあった 1200万画素の広角レンズに加えて 1000万画素の超広角レンズが加わり、撮影の幅が大きく広がりました。例えば工事現場などで状況写真を残したりするにはかなり重宝するかも知れません。また、LiDARスキャナが実装されたことで暗い場所でのフォーカス性能が大きく改善されているようです。

機種 11 inch (第3世代) 11 inch (第1世代) iPad Air (第5世代) 
インカメラ 1200 万画素(TrueDepth / 超広角) 700 万画素(TrueDepth) 1200 万画素(超広角)
f値 / 2.4 f値 / 2.2 f値 / 2.4
2倍のズームアウト 2倍のズームアウト
センターフレーム センターフレーム
スマートHDR 3 スマートHDR スマートHDR 3
ポートレートモード
(ボケ効果・深度コントロール)
ポートレートモード
(ボケ効果・深度コントロール)
ポートレートライティング ポートレートライティング

インカメラは超広角カメラとなり画像センサーの画素数も 1200万画素に向上しました。「センターフレーム」に対応したことにより、Zoom を使用した会議などで非常に使いやすくなっています。

機種 11 inch (第3世代) 11 inch (第1世代) iPad Air (第5世代) 
ビデオ撮影 4Kビデオ撮影
(24fps、25fps、30fps、60fps)
4Kビデオ撮影
(30fps、60fps)
4Kビデオ撮影
(24fps、25fps、30fps、60fps)
1080p HDビデオ撮影
(25fps、30fps、60fps)
1080p HDビデオ撮影
(60fps)
1080p HDビデオ撮影
(25fps、30fps、60fps)
拡張ダイナミックレンジ
(最大 30fps)
拡張ダイナミックレンジ
(最大 30fps)
2倍の光学ズームアウト
最大3倍のデジタルズーム
3倍ビデオズーム 3倍ビデオズーム
オーディオズーム オーディオズーム
1080p スローモーションビデオ
(120fps または 240fps)
1080p スローモーションビデオ
(240fps)
1080p スローモーションビデオ
(120fps または 240fps)
タイムラプスビデオ(手ブレ補正) タイムラプスビデオ(手ブレ補正) タイムラプスビデオ(手ブレ補正)
ステレオ録音 ステレオ録音

動画撮影機能も大きく向上していますが、iPad で動画を撮る人はどのくらい居るのでしょう?正直ここまでの性能は必要無い気がしないでもありません。まあ私基準で物事を計るのはよくありませんね。

■ 保証期間と AppleCare+ for iPad

iPad の保証期間は原則として購入から1年間ですが、AppleCare+for iPad に加入すれば保証期間を延長することが出来ます。一括払いなら 2年間保証が効くようになりますが、期間満了後に月額払いに移行する事で実質的に延長することが出来るようになりました。保証期間の残りは、「設定」→「一般」→「情報」から確認することが可能です。

また、Apple製品は購入から 30日以内ならば AppleCare+ に加入することができるのですが、「今から〇〇日以内であれば~」とApple Care+ に加入する事の出来る残りの日数を表示してくれるようになっているのは有り難いですね。Apple のサイトの「保証状況の確認」から、シリアル番号を入力することで修理サービスや無償電話サポートを受けられる状態かどうかの確認もすることが可能です。

iPad の場合の保険料は以下の通り(保険料は機種によって異なります)。

月払い 一括払い(2年間)
12.9インチ iPad Pro 1,100円(税込) 21,800円(税込・一括)
11インチ iPad Pro 980円(税込) 19,400円(税込・一括)
iPad Air 580円(税込) 11,800円(税込・一括)
iPad、iPad mini 550円(税込) 10,800円(税込・一括)

※ 価格は 2022年7月現在のもの
AppleCare+ for iPad についても 2022年7月1日からまず一括契約と月払いの新規契約について価格改定が行われ、既存のサブスク契約者についても 8月分からの値上げが通知されているようですね。為替レートの影響のようですが、概ね 2割前後の値上げ幅になってしまうようです。私が購入したビックカメラでは 7月1日の一括契約分でもギリギリ旧価格のままだったので助かりました。

2年間加入する場合はやはり一括払いの方がお得になります。必要であれば 2年間の契約終了後に月払いに移行することが出来るようになっているので、どうせなら 2年間分先に支払っておいた方が良いでしょう。iPhone とは違って「盗難・紛失プラン」というものは用意されていないようです。いずれのプランでも「エクスプレス交換サービス」を利用することが可能という点は同じです。

iPad の修理サービスの内容については Apple の「こちらのページ」で詳しく書かれていますが、もうちょっと分かりやすいように Wi-Fiモデルの 11インチ iPad Pro の料金を示しておきます。

Apple Care+ for iPad 加入時 Apple Care+ for iPad 未加入時
過失・事故 4,400円(税込) 74,800円(税込)
バッテリーサービス ※ 0円(税込) 15,000円(税込)

iPad の不具合が Apple の製品限定保証の対象内である場合はもちろん費用は掛かりません。「エクスプレス交換サービス」を利用する場合は、送った製品の検査や手続きが終わるまでの間、過失・事故が原因であった場合の交換機価額がクレジットカードの与信枠として一時的に確保される点だけご注意下さい。

バッテリーサービスが無料になるかどうかは、概ねバッテリーの最大容量が 80%以下になってしまっているかという点が基準となるようです。確か Apple Store か正規サービスプロパイダに行く事が出来ればその場で診断してくれるはずですが、ちょっとハードルが高いですね。iPhone のようにバッテリーの劣化具合が一目で分かれば有り難いのですが・・・。

「自分で修理する権利」を Apple が受け入れたことによって、米国では 2022年から修理に必要なパーツ・工具・マニュアルの提供・レンタルが始まったようですが、日本でどうなるかはまだ不明ですし非常に繊細な作業になる事は必至です。iPad は高価なガジェットですし、やはり Apple Care+ は契約しておいてもよいのではないでしょうか。掛金がもうちょっと安ければいいのですけどね・・・。

スマホやタブレットなどを複数持っているのであれば Apple Care+ に入るよりも「さくら少額保険」というところの「モバイル保険」に加入するのもいいかも知れません。1契約で 3台までを月額 700円で補償してくれるようです(年間最大 10万円まで)。

■ 11インチの第3世代 iPad Pro に乗り換えてみて

ベンチマークも取って比較してみました。まずは Geekbench から。

Geek Bench

CPUスコアは Single Core、Multi Core 共に 1.5倍以上の伸びを示しています。GPU のレンダリング性能を示す Metal では 2倍近くもの性能差が出ていますね。

WildLife 3rd WildLife 1st


PC でも定番の「3DMark」シリーズで現状最も負荷の高いベンチマークソフトではないかと思われる「Wild Life Extreme」でも 1.8倍ほどの性能差が見て取れます。RAM の容量も 8GB とたっぷりありますし、今後また数年間はストレスなく使い続けることが出来そうです。

横に並べて同じ楽曲を聴き比べてみましたが、スピーカーからの音質は結構変わったようですね。音の出る穴の数は減りましたが、第3世代 iPad Pro の方がより音の広がりを感じられるようになりました。4箇所にスピーカーを搭載しているので縦でも横でも画面の向きに合わせて自然に聞こえるように左右のチャンネルの組合せが変わる点は第1世代と同じです。きちんと組んだホームシアター環境には及ぶべくもありませんが、高画質なディスプレイと合わせて手軽にリッチな環境で映画やドラマを楽しむことが出来る点は iPad Pro ならではでしょう。

第5世代 iPad Air との性能差はかなり縮まっていますが、敢えて iPad Pro を選んだのは主に手持ちのキーボードケースの「COMBO TOUCH」を引き続き使いたかったことと、” ProMotion テクノロジー ” によるリフレッシュレート 120Hz での描画、そして 4スピーカーによるオーディオ再生機能が手放せなかったからです。この辺りが気にならない方は第5世代の iPad Air が非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

秋には登場する予定の「iPadOS 16」では M1チップ搭載機限定の「ステージマネージャ」という目玉機能が用意されるようです。iPad でブログを執筆する際にかなり便利になりそうなこの機能、楽しみに待ちたいと思います。