(新)タイトルいつ決めるのさ

何かの参考にして頂ければ幸いです。


▼ 当ブログはアフィリエイトサービスを利用しており、リンクにはプロモーションが含まれます ▼
当ブログではアフィリエイト広告により得た収益をブログの運営・維持に充てさせて頂いております。提携しております ASP につきましては「プライバシーポリシー」よりご確認下さい。
尚、企業様より商品またはサービスの提供を受けて掲載した記事につきましては、別途「PR・プロモーション」カテゴリに分類し、記事冒頭にその旨を分かりやすく記載するよう心掛けております。
当ブログ記事の記載内容や広告の掲載方法に関するご指摘がございましたら「こちらのフォーム」よりお問い合わせ下さい。

iPhone アプリに待望の「Rakuten Link」が登場!iPhone SE (2020)での動作を確認!

こちらは楽天モバイルが MNOサービスを開始した当初の「Rakuten UN-LIMIT」において iOS版「Rakuten Link」を iPhone SE(2020)で使用した際の使用感を書いた記事です。

記録のために当時の記事を残していますが、現在は「Rakuten UN-LIMIT VI」とサービス名称が変更されており、iPhone で「Rakuten Link」を使用した際に電話が掛かってきた場合の挙動が変わるなど、サービス内容や料金体系が変更されていますので、最新の情報は必ず 楽天モバイル のサイト で確認して頂きますようお願い申し上げます。


先日累計申込数が 100万回線を突破したと報じられた楽天版MNOサービスの「Rakuten UN-LIMIT」。三木谷社長の当初の思惑通りに契約数が伸びているという訳では無いようですが、やはりサービス開始時に iPhone へのきちんとした対応が表明出来なかった事が影響しているのは間違いないでしょう。

その後 iPhone 向けに APN の設定情報が公開されたり Rakuten UN-LIMIT の SIM が使える機種が公開されたりしましたが、公式情報として利用出来ることが確認されたのは A12 Bionic 以降の SoC を搭載した iPhone(XS、XS Max、XR)以降の世代の機種のみ。また、利用可能とはされていても無料通話のできる「Rakuten Link」アプリが iOS 向けに存在しなかったり、ローミングエリアでの SMS の利用など一部機能に制限のある状態です。

その後有志の方々の力によって対象外とされた iPhone でも多くの機種で Rakuten UN-LIMIT を使用出来ることが実証されましたが、「キャリアバンドル」という設定ファイルの書き換えが必要になるなど、とても一般向けとは言い難い状態でした。(手順に従えば特段難しいというわけではないのですけどね。)


■ iPhoneアプリに「Rakuten Link」登場!

そんな不遇な状態に置かれていた iPhoneですが、7月8日の昼頃に待望の「Rakuten Link」が iOS 向けのアプリとして App Store に公開されました。(アプリは無料でインストール可能です。)App Store で検索する場合は「楽天Link」ではダメなようですね。「Rakuten Link」とすれば一覧に出てきます。

Rakuten Link

Rakuten Link

  • Rakuten Group, Inc.
  • ソーシャルネットワーキング
  • 無料

現時点でアプリの評価を見てみると、「起動出来ない」「落ちる」という評価をよく見かけますが、今のところうちの環境ではその種の不具合には遭っていないのですよね。参考になるかどうか分かりませんがうちの環境を書いておくと、iPhone SE (2020) 128GBモデル、iOS 13.5.1、物理SIM を使用中、ローミングエリア内、UQ mobile のキャリアバンドルに書き換え済みといったところです。SIM自体は無料サポータープログラムで入手したものをそのまま入れ替えて使用しています。

こちら」のページに拠ると対応機種は「iOS 13以降を搭載したiPhoneXS、XR、11」とされていますが、少なくとも iPhone SE (2020) にインストールし、楽天の電話回線を切って Wi-Fi だけの状態にしていても「Rakuten Link」からの通話と SMS の利用が出来る事は確認しています。まだ検証が十分でないのか書き漏らしかのどちらかでしょう。まあ楽天では良くある事です(苦笑)。

楽天Link インストール

初回セットアップは驚く程簡単でした。アプリを立ち上げたら位置情報と品質改善のためのデータ蒐集及び広告配信への同意の有無を選択し、楽天アカウントでのログインを行うだけです。(既に他のアプリで楽天アカウントにログインしている状態では現在のアカウントでそのまま使うかどうかの確認が表示されます。)この時 SMS認証は不要でした。iPhone に挿入している Rakuten UN-LIMIT の SIM の情報で契約の有無を確認していたようです。

尚、「Rakuten Link」アプリの利用には各サービスの許可(位置情報の使用、通知の送信、マイク、カメラ、写真、連絡先へのアクセス)が求められます。同意しなくても利用はできるようですが、正常に動作しない可能性があるということは留意しておいて下さい。

楽天Link再ログイン ただし、Rakuten Link から一旦ログアウトして再ログインする場合は SMS認証が必要になるようです。今のところローミングエリアでの SMS認証メッセージの受信が楽天Link にログインしていない状態の iPhone で出来たという話は聞いていないので、アプリのアップデートなどでログアウトになってしまった場合は注意が必要かも知れません。(バンドル書き換えでSMS認証ができるようにしておく必要があるのではないかと思います。)

この秋に出る予定の iOS 14 辺りでこういった制限も解消して欲しいところですがどうでしょうね。iOS版のアプリも出てくるくらいなので期待は持ってもいいとは思うのですが・・・。

楽天LinkはSIM必要 iPhone に Rakuten Linkアプリをインストールしたところ、自動的に 11インチの iPad Pro(2018)の方にもインストールされていたので起動してみたのですが、左の画像のように Rakuten UN-LIMIT の SIM が要求されてアプリのアクティベーションが出来ませんね。Wi-Fiモデルの iPad では使用出来ないようでした。
my楽天モバイル
今のところまだ iOS版の「my楽天モバイル」アプリはリリースされていませんが、楽天Link のアプリ内から Web版の my楽天モバイルのサイトへ行く事は可能です。右下の「・・・」をタップすれば右の様な画面が表示されます。

日付が変わったので昨日試しに使ってみた電話と SMS の発信について my楽天モバイルのサイトで確認してみましたが、きちんと Rakuten Link からの発信としてカウントされていました。これなら安心して電話も使って行けそうです。電話料金が追加で掛からなくなるというのはやはり大きいですからね。但し公式な動作確認が出ているわけでない点だけは留意しておいて下さい。


■ 「Rakuten Link」の挙動と制限事項

まず、アプリの挙動についてちょっと調べてみました。

  • Rakuten UN-LIMIT の電話回線が有効な状態での楽天Link からの発信
      ⇒⇒ 受け手側にはきちんと発信番号が通知されます。
  • Rakuten UN-LIMITの回線を無効にし、Wi-Fi のみの環境で楽天Link から発信
      ⇒⇒ 「非通知」扱いの電話として発信されます。
  • iPhone 標準のダイヤラーから発信
      ⇒⇒ Rakuten UN-LIMITの回線を使った「通常発信」の電話となります。(番号も通知され
         ます。)但しこちらの場合 30秒あたり 20円の通話料金が発生することは留意しておく
         必要があります。
  • 緊急通報(110番等)は iPhone 標準のダイヤラーからの発信となります。
      ※ 但し高精度な位置情報の自動通知などには制限が出るようです。
  • 遅延
      よくあるテレビの衛星中継ほど酷い訳ではありませんが、仕組み上音声の遅延が生じます。
      といっても普通に電話する程度では十分許容できる範囲内だと思います。
  • 一部楽天Link の無料通話の対象にならない「特番」が存在
      緊急通報以外にも 0120・0570・0180 などは楽天Link からの直接発信ができません。
      番号によっては通話料も発生します。「特番」については「こちら」参照下さい。

また、iPhone で Rakuten UN-LIMIT を使う場合は、ETWS(緊急地震警報や津波などの避難情報)が受信できないという制限はまだ残っているようです。 ⇒ 現在は受信出来るようになっています。

iPhone の Rakuten Link にログインしている状態のまま Androidスマホの楽天Link にログインしたらどうなるかも試してみましたが、特に iPhone の方でログアウトしていなくてもそのままの状態で Android機の方でもログイン出来てしまうようですね。ただし、電話は後からログインした方でしか掛けることが出来ないようです。

着信があった場合に iPhone 標準の電話アプリと Rakuten Link のどちらにも着信履歴が残るのはちょっと面倒ですね。尚、着信の場合、通話自体は iPhone 標準の電話アプリで受けることになるようです。これは電話回線を OFF にして Wi-Fi のみの状態で着信した時も同じ挙動でした。

現時点で早急な改善が必要だと思われる点についても書いておきましょう。

 ・最近 Android のアプリの方で追加された機能がまだ実装されていない。
    Rakuten Link 利用者同士でのビデオ通話機能やウォレット、ニュース(これは必要かどうか
    よく分かりませんが)といった機能は今のところ使えません。
 ・Rakuten Link の電話帳の使い勝手が非常に悪い。
    これはほんとに早く改善して欲しいです。同じ個人に複数の電話番号を設定したりすることが
    できません。そして固定電話だろうが携帯電話だろうが種別が全て「モバイル」になってしま
    ってどれがどれだか区別が付きません。固定電話に対してSMSが送れるようにすら見えてしま
    う始末です。

アプリがようやくリリースされたばかりということは重々承知の助ですが、特に電話帳の使い勝手に関しては一刻も早くなんとかして欲しい所です。ETWS も何かと災害が多い日本では重要ですね。


それはそうと、いつの間にか公式サイトに iPhone で Rakuten UN-LIMIT の SIM の初期設定をする方法について説明する動画が追加されています。

Rakuten UN-LIMIT の自社回線エリアの方はなかなか広がりませんね。現在のエリアマップは「こちら」から見ることができますが、4月以降あまり変化がない印象です。そしてこのエリアマップですが、自社回線エリアとされている所でも au のバンドでないと繋がらない場所がかなり多いです。ようやく iPhone への対応に本腰を入れ始めてくれたようですし今後への期待は持ち続けたいとは思いますが、エリア整備の方ももっと頑張って欲しいところです。

<広告>

 


※ 追記 ※


さて、iPhone SE(2020)で Rakuten Link を使った場合に通話料金が無料になるのか有料になってしまうのかといったことについてちょっとした論争になっているようです。こちらの記事を書いた手前、私自身も気にはなっていたので楽天モバイルののサポートに問い合わせを行ってみました。先ほど回答頂けたのでこちらにも転記しておきます。(回答が来るまで半日以上は掛かります。)

rakuten linkに関しましてはrakuten linkからの発信は無料通話という認識で大丈夫でございます。

iPhone SE(2020)に関しましては現在確認中でございますので掲載していない状況でございます。ご利用につきましてはお客様の判断でお願いいたしております。

との事でした。但し、こちらはあくまでも私自身が得た回答であり、その内容について正確かどうかを保証するようなものではありません。記事中で述べましたように元々無料通話の対象外となる電話番号も存在しています。また、サポートの担当者によって回答内容が異なってくることもあり得る話ではあります。もしも不安を感じられているのであればご自身でお問い合わせされることをお勧めします。
(2020.7.11)

※ 追記 ② ※


iPhone SE(2020)での Rakuten Link の動作検証が終わったようですね。「こちら」のページの対応機種リストが更新され、「iOS 13.5.1以降(推奨)を搭載した SIMフリーの iPhone XS、iPhone XS Max、iPhoneXR、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone SE(第2世代)」となっています。これで安心して使う事ができますね。
(2020.7.20)

※ 追記 ③ ※


Rakuten Link の仕様の一部に変更がありました。特に掛かってきた電話に折り返す場合は、iPhone標準の電話アプリからかけ直してしまうと通話料が発生してしまいますのでご注意ください。恐らく Apple側の意向だと思われます。Android版には影響ありません。 (2021.5.18)