ソニーが 8月から製造コストの上昇などを理由に一部の製品価格の改定を行うそうです(対象製品リスト)。テレビやオーディオ製品も含まれますが、中でもカメラ関連製品が数多くリストに含まれることとなってしまいました。平均価格改定率は 10% とのことで、まだ具体的な改定後の価格は示されていませんが、カメラやレンズなど単価の高い製品の値上げ幅は必然的に大きくなってしまいます。まあね、最近の為替レートの動向からもそろそろ来るんじゃないかと思ってましたよ(苦笑)。
ということで、兼ねてから考えていた APS-Cサイズのセンサーを搭載した「α6700」からフルサイズセンサーを搭載した機種への買い換えを前倒して行うことにしました(最近こんなのばっかり💦)。ただ、一気に買い換えるのは財政的にも厳しいので、機材の一部を売却して購入資金に充当することにします。
最も手取りが多くなるのはオークションを活用した売却だと思うのですが、個人間売買となるためどうしても一定のリスクが付き纏います。私も取引が完了して 3ヶ月程してから売却したスマホに傷があるとイチャモンを付けられたことがあります(どんな使い方をしているのかも分かりませんから当然取り合いませんでしたが)。まあ厄介な相手に遭遇してしまうリスクは排除出来ないということですね・・・。
今回売却しようと思った機材のうちの何点かがリスクとリターンを秤に掛けてみて許容できる範囲の買取価格だったので、マップカメラのオンライン買取サービスを利用してみることにしました。
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■ マップカメラの「ワンプライス買取」
マップカメラは店頭でも買取を実施していますが、残念ながら店舗は新宿にしかありません。ですが、宅配便を利用して買取をお願いすることも出来ます。しかも着払いでOK!
マップカメラの宅配便を使った「発送買取」サービスには、以下の 3つの方法が用意されています。
ワンプライス買取 | 買取価格が予めオンライン上で提示されている |
先取交換 | 新しい商品が先に手元に届き、後日送った買取品との差額のみが請求される |
下取交換 | 買取に出した商品の代金を新たな購入品の支払いに充当する |
「ワンプライス買取」では原則として提示されていた買取価格で買い取ってもらえます。外箱の有無や取扱説明書の有無などは買取価格に影響しないそうです。但し、例えばカビやクモリのあるレンズだったり、バッテリーの無いカメラだったりすると減額査定の対象になってしまうこともあるそうです。
また、発送に必要な梱包材は無料で送っていただくことが可能です。必要な場合は買取申込時に「買取らくらくキット」を申し込んで下さい。もちろん時前で梱包材を用意出来る場合はそれらを使って送って構いません。
尚、買取の申し込みには、代金を振り込む金融機関の口座情報の提供と、本人確認書類の提出が必要です。買取申込者が 18歳未満の場合は、保護者の同意書も必要になります。本人確認書類としては、マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証等で現住所・生年月日の記載されたものが使用可能です。
住民票の写しの送付も必要ですが、こちらについては運転免許証を本人確認書類として利用し、運転免許証をスマホで撮影して提出することで免除されます(住民票を取りに行かなくて済むので便利!)。
査定の結果買取不可となってしまった場合や、減額対象となってしまった場合などで買取価格に同意できない場合は、取引の確定前であれば無料で返却してもらうことも出来るそうです(但し先取交換が不成立となった場合は通常査定での買取となり、返却は受けられないそうです)。
■ 「ワンプライス買取」の申し込み
今回は「ワンプライス買取」で買取を申し込んでみることにしました。
名残惜しいですがこちらの 2本のレンズをドナドナします。
まずはカートに入れて買取金額の確認を行います。マップカメラの買取価格は結構ダイナミックに変動するので、タイミングをよく見極めて下さい。急ぎでなければ価格の変動をしばらくウォッチしておくことをお勧めします。今回の場合は購入時の価格と比べて比較的値を保っていたので迷わず GO しました。
また、マップカメラで買い物をすると「買取優待券シール」が同梱されてくることがあります。すぐに買取に出すものが無くても、将来的に買取を依頼する際に 3% の買取金額の優遇を受けることが出来ますので大事に取っておきましょう。
買取の申し込みをしてから商品を送るまで 10日間とかなりの猶予があります。申し込みを行った時点の価格で凍結されるので、焦って送らなくていいというのはありがたいですね。また、「ワンプライス買取」の場合は査定結果の承認手続きも不要です。
代金の振込先金融機関を指定します。マップカメラのポイントで受け取ると 10% 分の優遇がありますが、今回は他で買い換えるため現金で受け取り。ソニー製品はソニーストアで購入した方が保証が手厚いのですよね・・・。
マップカメラの経営母体である「シュッピン」の株主優待割引券 がある場合はここでスクラッチを削ってコードを入力します。株主優待割引券はシュッピンのグループ企業で使うと 5,000円分の割引券か、5% 分の買取金額の上乗せに使う事が可能です。「買取優待券シール」の 3% と合わせて 8% 分の買取金額アップとすることが出来るので非常にありがたい。
年齢を入力。身分証明書の記述と照合されます。
マップカメラに登録済みの住所等が表示されるので確認します。インボイス制度を利用する場合はここで登録番号を入力。
梱包材が必要な場合は「らくらく買取キット」を申し込んで下さい。無料で 3個まで送ってくれるそうです。当然梱包材が届いてからの発送となるため多少の余分な時間は掛かりますが、買取価格は「ワンプライス買取」で固定されているので安心です。
今回は自分で郵便局に持ち込みます。
本人確認は圧倒的にスマホを使った方法がお勧めです。住民票を取りに行ったりしなくていいので非常に便利ですよ。
買取規約に目を通しておきましょう。
買取の内容を確認します。「買取優待券シール」や株主優待割引券がきちんと適用されているか確認。
買取の申し込みが完了しました。引き続き表示されている QRコードをスマホのカメラで読み取って本人確認手続きを行っていきます。申し込みから 3日以内に本人確認を済ませてくれとのこと。さっさと済ませてしまいましょう。
■ スマホを使った本人確認
続いて本人確認を済ませておきます。運転免許証が必要ですが、スマホを使うだけで本人確認が可能とのことなので早速試してみました。住民票を取得しに行く手間が省けますね。
買取申し込み画面に表示されている QRコードをスマホで読み取るとスマホ側で Webアプリが立ち上がります。マップカメラのスマホを使った本人確認は、「LIQUID Auth」というサービスを使用しているようです。現在は運転免許証を使う事しか今後マイナンバーカードも使用できるようになるかも知れません。スマホのカメラを使用しますので、カメラ機能のアクセス許可が必要です。
まずは運転免許証の撮影。枠に入れてシャッターを切るだけですが、反射したりピンボケしたりしているものは NG です。免許証に厚みがある事(コピーで無い事)を証明するため斜め上からも撮影する必要があるのですが、これはちょっと傾け加減が難しいですね。
運転免許証の正面、斜め上から、裏面を撮影したら顔写真の登録へ。こちらも枠に顔を入れて撮影するだけですが、目を瞑っていたり帽子やマスクを付けたままの写真は NG です。正面と左右に首を振って撮影して下さい。
以上で本人確認手続きは完了です。マップカメラの「マイページ」の「お取引状況」で審査結果が「ご本人様確認済」になっていることを確認出来たら買取品を発送して下さい。ちなみに深夜に本人確認手続きを行ったところ、その日の午前中には審査を通過していました。
■ 梱包して発送
買取の申し込みと本人確認が完了したら買い取ってもらう商品を発送します。「らくらく買取キット」を申し込んだ場合は発送用の伝票も一緒に付いてくるそうですが、自分で発送する場合は着払い伝票を用意して下さい。運送業者はどこでもいいそうです。ワレモノ指定だけは付けておきましょう。
取ってあった梱包材を使って厳重に梱包。まあここまでやる必要は無いかも知れませんが。マップカメラでは「買取申込書」のようなものは用意されていないのですが、「注文番号」を記載したメモを同梱するようにとのことです。「買取優待券シール」がある場合はそちらも一緒に送って下さい。株主優待割引券についてはオンライン上でコードを入力済みなので送る必要は無いようです。
今回は郵便局に持ち込んで発送しました。郵便局では「郵便局アプリ」を使ってスマホ上で送り状を作っておき、郵便局に設置している「ゆうプリタッチ」を使って伝票を発行出来るようになっているのですが、着払い伝票については対応していないのですね・・・。こういうところが気が利かない(苦笑)。
荷物が到着したその日のうちに買取承認となりました。減額も無しです。さすが「ワンプライス買取」!商品を購入した時もそうですが、マップカメラは本当に手続きが早いですね。入金手続きだけは数営業日かかるそうです。
マップカメラで買取サービスを利用すると、次回からは「買取リピーター」という機能によって、マイページ内に表示されている専用の ID とパスワードを入力するだけで本人確認書類の準備が一切不要となるそうです。そんなにしょっちゅう買取をお願いするわけではありませんが、手間が省けるのはありがたいですね。
個人間売買と違ってやはり圧倒的に気が楽です。今回の査定価格についてもオークションを利用した場合の手数料なども考慮すると充分に満足のいく水準でした。今後もオークション相場などを睨みつつ、うまくお付き合いさせて頂きたいと思います。
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