自転車キャンプとまではいかないまでも、そのうちサイクリング先で珈琲くらいは淹れて飲めるようにしたいなと思っています。もうしばらくすると寒くなってくるので、ラーメンなどを作って食べるのも魅力的ですね。mont-bell のサイトを覗いているとたまたまアウトレットでコッヘル(クッカー)のセット品が安く出ていたので購入してみることにしました。
mont-bell の製品は基本的に実店舗でしか買えません。直営 Web ショップなら大丈夫ですが、Amazon などのショッピングモールで買う場合は転売価格になっている可能性がある点にはご注意下さい。アウトレット品を除いて基本的に割引販売は無いと思っておいた方が良いです(会員になればランクに応じたポイント還元は受けることが出来ます)。yodobashi.com でも在庫があれば購入可能ですが、配送はしてくれないため、結局店舗に行って受け取るしかありません。
今回購入したのは下記のセット。mont-bell のオンラインショップで購入したので配送してもらうことも出来ましたが、他に見たいものもあったので店舗受取を選択し、先日マリンピア神戸へ出掛けた際に購入してきました。尚、店舗受取の場合、代金の支払いは店頭で行うことになります。
現行モデルは注ぎ口が付いて若干価格が上がっているようですが、私は型落ちアウトレットとして購入したので旧製品です。店員さんにも確認してみましたが、やはり注ぎ口の有無くらいしか変わらないとのこと。まあ珈琲を淹れたりするのには便利かも知れませんが、無ければ無いでどうとでもなります。
「アルパインクッカー ディープ 11+13セット」の場合、最初から全て一纏めにした状態で梱包されていました。スタッフバッグも付いているのは嬉しいですね。
まとめた時に内側になる「ディープ 11」の中には 250サイズの OD缶ガスカートリッジと小型ストーブを収納することが出来るようです。アルミ合金製で非常に軽く作られており、「11」と「13」をスタッフバッグに収納した際の実測で 517g ちょっとでした。
深い方の鍋の内部にはそれぞれ「13」が 1ℓ 、「11」は 0.75ℓ までの目盛りが刻印されています。蓋の方には目盛りはありませんでしたが、それぞれ 0.61ℓ と 0.43ℓ の容量になっているそうです。
このように同サイズの鍋の小さい方を逆さにして被せることで蓋として使えるようになっています。取っ手にはシリコンカバーが付けられているので、調理中に熱くなって持てないという心配は無用です。
■ 試しに炊飯してみた
いきなり外で使うと色々と失敗するかも知れませんし、まずは試してみないことには実際の使い勝手も分からないということで、「11」サイズの方を使って試しに家でご飯を炊いてみることにしました。
お米を 1合炊いてみることとします。洗った後水を入れて 30分程吸水させておきました。水の量は米に対して 1.2倍くらいが基本(今回の場合は 220cc くらい)ですが、炊く時間で調節出来るので、ある程度大雑把でも大丈夫でしょう。屋外で調理する際に水の量を量る手段が無ければ、米の表面から人差し指の第 1関節くらいを水を入れる目安にしても良いと思います。
炊き始めは 3分ほど弱火でゆっくり米に温水を含ませ、その後中火にして沸騰。蓋の周囲から吹きこぼれ始めたら再び弱火に落として炊いていきます。熱伝導率は非常に良いようですね。蓋が非常に軽いので、上に水を入れた鍋や石などを置いて重しをしておく必要があります。
炊飯時間は時間で計ろうかと思っていましたが、水の量によっても変わってくるので蓋の継ぎ目から出てくる泡を目安にした方が良さそうですね。泡が出なくなって蓋に触れた時にブツブツという振動が無くなっていれば大丈夫そうです。今回は換気扇を回していたこともあって音や臭いの変化に気付くのが遅れて底の方は若干焦がしてしまいましたが、米の芯残っていませんでしたし初回にしては概ね上手く炊けました。何度かやっていれば安定してくるでしょう。
蓋の方で酒、みりんを火に掛けてアルコールを飛ばし、出汁を加えたあとタマネギ、鶏肉を入れて火を入れ、薄口醤油で味を調えたあと仕上げに卵でとじて親子丼にしてみました。外で親子丼を作る人はあまり居ないかとは思いますが(笑)、もしやるなら濃いめに作った割り下をペットボトルなどに入れて持っていき、調理時に水で調節すると良いでしょう。
「11」サイズで炊飯するなら米 1合が適正量、1.5合程度までならなんとか炊けるでしょうか。吹きこぼれるので 2合はちょっと厳しいでしょうね。2合炊くなら「13」サイズの方が安心です。
まだバーナーを買っていないので今回購入したコッヘルの屋外デビューはまだ当分先になりそうですが、ギアが揃ったらいろいろと試してみようと思います。とにかく軽いのでパニアバッグに入れて気軽にサイクリングに持って行けそうですしね!