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茅葺き屋根の「上谷上(かみたにがみ)農村歌舞伎舞台」目指して「上谷上天満神社」までサイクリング!

いやはや寒い日が続きます。寒いし日が落ちるのが早いしで最近はあまり自転車で遠出しようという気にはならないのですが、ちょっと前に見かけて気になっていた場所へ行ってみることにしました。

その気になっていた場所というのが、有馬温泉の近くにある「上谷上農村歌舞伎舞台」という茅葺き屋根の農村歌舞伎舞台。12月の始めに「神戸農村ツーリズム実行委員会」というところが企画する「茅遊祭(かやゆうさい)」というイベントが開かれると聞いてちょっと気になっていたのですよね。

残念ながらイベント当日は都合が付かず参加することが出来なかったのですが、「茅遊祭」の HP で下記のモデルサイクリングルートが公開されていました。この辺りまではまだ行った事が無かったので、ルート探索も兼ねてちょっと行ってみる事にしたという次第です。


衝原湖まで私は六甲国際ゴルフ倶楽部東の峠を越えて行きますが、そこから目的地の上谷上天満神社まではなるべくこの設定されたルートを通るようにしてみようと思います。

以前に谷上までは行ったことがあるのですが、この辺りの地区は山に挟まれていて、有馬方面に行くには県道 15号線(有馬街道)を通るくらいしかまともなルートが無いのですよね。道幅が狭い上に交通量もそこそこあるので、迂回できるルートが有るのなら確認しておきたいとずっと思っていたのです。

■ 「上谷上農村歌舞伎舞台」目指して「上谷上天満神社」へ

目的地の「上谷上農村歌舞伎舞台」は、「上谷上天満神社(カミタニガミテンマジンジャ)」に併設されています。創立は貞永元年(西暦 1232年)、御祭神は菅原道真公とのこと。上谷上地区では唯一の神社なのだそうです。古くからこの辺りの守り神として祀られてきた神社ですが、近年はこの付近でも住宅開発が進み、参拝する方も増えて来ているのだとか。


電車で行く場合は、最寄りが神戸市営地下鉄北神線と神戸電鉄有馬線の「谷上駅」になるでしょうか。北西方向へ徒歩 20分ほどの場所にありますが、なかなかどうして、結構大変なところにあります。というのも、道幅が狭い上にアップダウンの多い民家の間を抜けていく感じになるのですよね。今はスマホで地図を見ながら行けますが、ちょっと分かりにくいかも知れません。私は自転車で行ったのですが、「え?またこれ登るの?」と言いながら登っていました。最大で勾配が 13% ほどありましたよ(笑)。

上谷上天満神社-1

狭い道をクネクネ上っていき、そろそろからと思っているといきなり立派な茅葺き屋根の建物が!「上谷上天満神社」に到着です。「お~これは趣深い!」と思わず独り言(笑)。横の苔むした古木も素晴らしい。農村歌舞伎舞台は参道を抜けた裏にあるようですが、この日は迂回するよう案内が出ていました。

農村歌舞伎舞台-1

少し坂を上がって裏に回ってみると・・・。この圧倒的な茅葺き屋根の迫力!これが農村歌舞伎舞台のようですね。どうやら本来はこの舞台の中を参道が通っているらしく、上演の準備などで通れなくなることがあるようです。それにしても茅葺き屋根の葺き替えは大変だとは聞いていましたが、この分厚い屋根を見るとそれも納得です。

農村歌舞伎舞台-3

農村歌舞伎舞台-4

「上谷上農村歌舞伎舞台」の建築は、棟札に拠れば文久 3年(西暦 1863年)だそうです。歌舞伎上演時には「床几(しょうぎ)回し」というユニークな舞台回転装置が動く様を観ることが出来るのだとか。

農村歌舞伎舞台-5

農村歌舞伎舞台-6

一段高くなっているところが舞台のようです。舞台床下中央にある回転軸の支点と枠の周囲に設置されたごま(車輪)を使って人力で押して舞台を回すようになっているみたいですね。上部の枠には表裏に絵を描いた襖をはめて舞台ごと回し、場面転換装置として使うようです。なかなか大がかりでびっくり。

上谷上天満神社-1

上谷上天満神社-2

歌舞伎舞台の正面にはこれまた茅葺き屋根で趣深い上谷上天満神社の拝殿が。上演した歌舞伎を奉納するのですね。小さい神社でしたがよく手入れがされていて大切にされているのが伝わってきました。

石灯籠

農村歌舞伎舞台-7

今回は見ることが出来ませんでしたが、「床几回し」以外にも、花道の一部を反転させると反り橋が現れる「裏返し機構」なんて仕掛けも用意されているそうです。なんでこんな山中の農村に立派な舞台装置まで備えた歌舞伎舞台があったのかと気になって調べてみたところ、どうやら老中水野忠邦による「天保の改革(1841年~)」の風俗粛正で閉鎖された大阪の芝居小屋から太夫や職人がこの辺りに流れてきたのだとか。周囲には他にも農村舞台が点在しているようなので、また近いうちに巡ってみようと思います。この「上谷上農村歌舞伎舞台」で上演される歌舞伎も是非一度観てみたいですね。

BEKOBE

衝原湖まで戻ったら神出山田自転車道沿いに湖をぐるっと回って「BE KOBE」モニュメント前でパシャリ。ここはもう何度も来ていますが、「BE KOBE」モニュメントの中では一番のお気に入りの場所です。

衝原湖 おやつ


モニュメントのある衝原湖は水位がかなり下がっていました。今日のおやつはローソンで買って来た「どらもっち」とコーラ。モニュメント横の広場でちょっと休憩して帰ることにします。ところで「どらもっち」、もちもち生地の中にホイップクリームと粒あんがたっぷり入っていて美味いですね!もう 1個買っておけば良かった・・・。日が落ちてからの山越えは嫌なので、軽く休憩した後すぐに帰路に付きました。

走行データ


今回走った衝原湖から上谷上天満神社へのモデルルートですが、確かに交通量は少ないんです。少ないんですが、民家へのアクセス道路がメインになっているため狭くて道を間違いやすい上にアップダウンがかなり凄かったです。疲労度の蓄積が結構きたので、衝原湖から有馬方面に向かうのなら、周囲の安全に気を配りつつ素直に有馬街道を北上した方がいいかなと感じました。

それはともかく、初の獲得標高 1,000m 越えです。これも一つの目標だったのですが、なんとか年内に達成することができました。もう 1つの目標だった走行距離 100km は秋にはクリアしているはずだったのですが、Checkpoint の習熟やらなんやらで結局今年中の達成は出来ませんでした。距離的には問題の無い範囲なので、来年の早い時期に達成してしまいたいと思います。