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サンワサプライのデジタル防湿庫「200-DGDRY002」をレビュー

もうすぐまた梅雨の季節。カメラ・レンズに湿気は大敵です。一方、湿度は低くしてしまえばいいという訳でも無いそうです。30% 以下の低湿度環境下では逆にカメラやレンズに使われている防水パッキンや表面素材を痛めてしまう恐れがありますし、低湿度を好んで繁殖するカビも居るようのだとか。一般に、カメラやレンズを保管する場合は 40~50%程度に湿度が保たれた環境が適しているとのことです。

ということで、先日手に入れた α6400 を保管すべく、今年の 1月に発売されたばかりの 25%~60%(± 3%)の間で 1%単位の湿度コントロールが可能なサンワサプライのデジタル防湿庫を購入しました。

■ サンワサプライの防湿庫ラインナップ

サンワサプライでは 30ℓ~50ℓ の 3サイズの防湿庫をラインナップしています。

 容量 30 ℓ  容量 40 ℓ  容量 50 ℓ
型番 200-DGDRY001 200-DGDRY002 200-DGDRY003
参考小売価格(税込) 12,800円 15,800円 17,800円
カラー 黒・茶 黒・茶
外寸(WxDxH・mm) 290x320x390 290x320x490 290x320x590
内寸(WxDxH・mm) 260x290x263 260x290x368 260x290x468
重量 3.7 kg 7.7 kg 10.4 kg
電圧 AC 110~240V
消費電力 最大 5W

40ℓ と 50ℓ のモデルにはトレー 2枚とスポンジクッションが 3種類、30ℓ のモデルにはトレー 1枚と クッション 2種類が付属しています。トレーの位置は 1.5cm ピッチで好みの高さに調節することが可能です。いずれのモデルも中国で生産が行われており、購入日から 1年間の製品保証が付いています。

除湿方式は「ペルチェ式」です。ペルチェ素子というのは PC の自作をしている人なら知っている方も居るかと思いますが板状の半導体熱電素子のことで、直流電流を素子に流すことで一方の面で吸熱し、もう一方の面へ廃熱するという性質を持っています。この素子の性質と、空気中の飽和水蒸気量は温度が下がると小さくなるという事を利用して素子表面に結露を生じさせ、結果として庫内の湿度を下げるという仕組みになっているようです。

「ペルチェ式」の防湿庫は動作音がせず非常に静かです。居室で使うにはもってこいという事のようですね。結露によって水滴が出るはずですが、どうにか上手く庫外で蒸発させるようになっているようです。

■ 容量 40ℓ の「200-DGDRY002」を購入

今後何本か買い揃えていきたいレンズもあるので、容量は少し余裕を見て 40ℓ のモデルをチョイス。今回は Amazon で購入したのですが、サンワサプライからの直送で翌日にはもう届いてしまいました。

防湿庫 梱包状態


扉に強化ガラスを使用していることもあってか、梱包は非常に丁寧にされています。Amazon の箱の中に更に箱が入っていました(笑)。

防湿庫付属品 付属品一式です。ガタつきを微調整することのできるアジャスター脚が 4個、ACアダプタ、取扱説明書と鍵が入っていました。鍵は極簡易的なものですが、小さい子が触ったりするのを防げる程度には役に立ちそうですね。ただ、この脚の 1つに得体の知れない物体(虫の死骸?)が付いていてギョッとしました。まあ洗って綺麗に取れたのでいいのですが、もうちょっときちんと検品しておいて欲しいところです・・・。

防湿庫の奥に見えている白いものは下の HAKUBA の防カビ剤です。防カビ剤は常温で空気より重い気体に気化するそうなので、上部にある除湿ユニットの隙間に押し込んでおきました。レンズに付くカビは低湿度環境下でも繁殖するらしいので、防カビ剤も併用した方が良さそうです。問題は効果が分かりにくい点ですね。効いていれば何事も起きない訳ですから(苦笑)。

防湿庫正面 防湿庫背面


背面は除湿ユニットの放熱面と DCプラグの差し込み口があるくらいでスッキリとしています。放熱フィンの下に見えている茶色のスリットは除湿した水滴を蒸発させるためのスポンジのようなもののようです。電源ジャックにはちょっと抜け留めのようなものは欲しかったですね。

コントロールユニット 電源スイッチはありません。プラグを差し込めばすぐに除湿が始まります。設定ボタンを長押しし、湿度表示が点滅している間に ▲▼ ボタンで湿度の設定を行います。数値が決まったら再び設定ボタンを押すか、5秒ほど放っておくと設定値が保存されます。設定湿度の確認は設定確認ボタンで。
庫内除湿ユニット付近 「ライト」ボタンを押すと庫内の LEDライトが点灯します。ただ、このライト、残念ながら最上段しか照らすことができません。庫内のサイドから照らす方式だと良かったのですけどね。まあそれでも無いよりは全然ましですが。

除湿ユニットは一応取り外しできそうです。壊れるとしたらペルチェ素子の寿命でしょうが、これなら最悪自力修理もなんとかできるかも?
防湿庫 トレー トレーは樹脂製で高級感などはありませんが、ストッパーが付いているので安心して機材を出し入れすることができます。できれば最下段にもこのような引き出せるトレーが欲しかったですね。

湿度と温度のインジケーターは正直ちょっと明るすぎます。明るさの調節ができると良かったのですが、残念ながらそのような仕組みは用意されていません。寝室に置いているとちょっと夜間は気になるかも知れないので、減光フィルムなどを貼ってもいいかも。

防湿庫を買わずに簡易型のドライボックスを買ってシリカゲルを入れている方も多いと思いますが、定期的な除湿剤の入れ替えや湿気飛ばしといったメンテナンスが必要ですし、カメラを出し入れする手間や除湿剤に掛かる費用などを考えると、このような防湿庫を買ってしまった方がいいのではないかと思います。