(新)タイトルいつ決めるのさ

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はじめてのタイヤシーラント注入

TREK のグラベルロード「Checkpoint ALR 5」は、納車された時点でタイヤのチューブレスレディ化が行われています。このタイヤは、仮にパンクしてしまったとしても中のシーラントがタイヤ表面に噴出し、ある程度の大きさのパンク穴までは塞いでくれて便利なのですが、シーラントが乾いてしまうとダメなので定期的に補充してやらないといけません。

使用するタイヤシーラントにも拠りますが、概ね半年に 1回程度はシーラントを補充してやる必要があるとのこと。もちろん途中でパンクしてシーラントが噴出した場合はもっと短いスパンで補充してやる必要が出てきます。ショップに頼めばやってくれますが、TREK の直営店ってメンテナンス依頼が立て込んでいるようで事前予約が必要なのですよね・・・。予約した日が雨になることもありますし、定期的な補充が必要ならということで、これくらいの作業は自分で出来るようにしておくことにしました。

タイヤシーラントってベトベトしているものなので、床に零したりしてしまうと後処理が大変です。確実にタイヤにシーラントを注入するために TREK のショップで「Bontrager(ボントレガー)TLR Sealant Injector」という注射器のような形状の注入器を購入して来ました。まあぶっちゃけシーラント注入はもっと安い中華製のインジェクターでも充分出来るのですが、少し安く買える機会もあったので・・・。

Bontrager TLR Sealant Injector 在庫を聞いたところ取り寄せになるとのことだったのですが、1週間も経たずに入荷してきたので取りに行ってきました。作業手順の確認が出来るのはショップ購入のメリットですね。TREK 傘下の Bontrager ブランドの製品ですが、当然ながら一般的な仏式バルブのタイヤならどれにでも使用可能です。

バルブコアツール Bontrager のシーラントインジェクターには「バルブコアツール」も付属しています。右の黒いのが「バルブコアツール」で、Bontrager のものの場合は楕円の穴の方が仏式(プレスタ)バルブ、口の開いている方が米式(シュレーダー)バルブに対応しているようです。こいつを自転車のバルブに差し込むことで「バルブコア」の脱着が可能になります。反時計回りで緩み、時計回りで締まるようになっていました。樹脂製なので締めすぎにはご注意を。


もっときちんとしたバルブコアツールが欲しい方は PARKTOOL のものをどうぞ。少し割高ですがアルミ製のしっかりしたものですし、高いとは言ってもたかが知れてます。Panaracer のバルブキャップ型のもの なんかもいいと思いますが、一応素性の知れない中華製の安いのは避けておいた方が無難かも。

シーラントについては基本的に他社のものと混ざってしまっても大丈夫とのことだったので、「imeZi+(イメジプラス)」という英国ブランドのものを別途通販で用意しました。シーラントがサラサラの「Thin タイプ」と粘性のある「Micro Fiber タイプ」があるようですが、「Micro Fiber タイプ」の方を購入。アンモニア不使用で腐食性の無い合成ラテックスベースのシーラント剤とのことです。

タイヤシーラント


大きいボトルが 500㎖ 入り、小さい方が 65㎖ 入りです。Checkpoint ALR 5 に使われている「Bontrager GR1 Team Issue Gravel Tire」という 700Cx40mm のタイヤの場合、1回辺りのシーラント注入量は 60㎖ とのことなので、小さい方で 1回分ということになりますね。小さいボトルは詰め替えて使う事が出来るそうなので、長距離ライドの際に保険で持っていくことにします。

Bontrager にも 純正シーラント は勿論あるのですが、ちょっと値段が・・・ね・・・。まあ初めてのチューブレスタイヤなので色々試してみたいというのもあります。「MAKUHAL(マクハル)」というシーラントを購入しようと思っている方は、混ぜて使う事は出来ず、綺麗にクリーニングしてから施工しないといけないようなのでご注意下さい。ただ、「MAKUHAL」は低圧のタイヤでの使用にはあまり向いていないかも知れません(特に専用の修理パッチの方が)。

それでは施工していくことにしましょう。

シーラント注入-1 シーラント注入-2


まずはタイヤの空気を抜き、バルブ先端の「バルブコア」を「バルブコアツール」で外します。

シーラント注入-3 シーラント注入-4


「バルブコア」が外せました。シーラントが付着している場合はクリーニングしておきましょう。今回は 60㎖ 注入しますが、30㎖ ずつ 2回に分けて注入することにしました。1回でやっても構いませんがこの方が楽かも。インジェクターのチューブをシーラントのボトルに入れてシリンジで吸入します。

シーラント注入-5 シーラント注入-6


シリンジから伸びるホースにくっついてる白いパーツの使い方ははっきり言って謎です。スポークに引っ掛けておくのかと思いましたが作業しにくいだけ(苦笑)。シーラントが垂れないようにするものかとも思いましたが、どうもそうでもない様子。安価なインジェクターとの違いはこの先端。外したバルブコアの代わりにバルブにねじ込めるようになっているので、シーラント注入時に溢れたり零れたりする心配がありません。後は注射する感覚でタイヤ内部に注入してやるだけ。1滴も零すこと無く無事に作業を終えることが出来ました。

インジェクターのシリンジには「Discard After Single Use(1回使ったら捨てろ)」と書かれていてドキッとしますが、すぐに中のシーラントを水洗いして綺麗にしておけば問題無く再利用可能です。

シーラント注入-7 シーラントの注入を終えたらバルブコアツールを使ってバルブコアを再び取り付け、ポンプで空気を入れたら作業終了です。

今回は補充なので走っていれば勝手にタイヤ内部に行き渡ると思いますが、最初に施工する場合は馴染ませるためにホイールを激しく振ったりしばらく回転させておくなどしておくと良いようです。
チューブレスレディのタイヤにもメリットデメリットはあります。今回のように定期的(半年に 1回程度)のシーラントの補充が必要だったりと手間の掛かる部分もありますが、ある程度のパンク耐性を得ることが出来るのも事実だと思います。私は田舎の方に走りに行くことが多いので、シーラントだけでは防げないパンクに備えて Muc-Off の修理キットも持ち歩くようにしています。 まあサイドカットまで逝ってしまうとタイヤブートで塞いだ上でチューブを入れるしかありませんけどね・・・。シーラントの補充は簡単な作業なので、是非ご自分で行ってみて下さい。携帯用に小さいボトルも持ち歩く場合は「バルブコアツール」もお忘れ無く(笑)。