大阪に本社を置く家電量販店チェーン大手の「EDION(エディオン)」から株主優待券が届きました。エディオンは、中国地方を地盤としていた「デオデオ」と、中部地方地盤の「エイデン」が合併する形で 2002年に設立されました。意外に最近の出来事だったのですね。
その後近畿地方地盤の「ミドリ電化」、関東地方地盤の「石丸電器」など、M&A を繰り返すことで急成長。元々本社は愛知県に置いていましたが、関西地域での事業拡大を目的に大阪市へと移転しています。現在では売上高でヤマダHD、ビックカメラ、ノジマに次ぐ業界 4位の地位に付いているらしい。
2025年3月期は売上高 7681億円(前期比 6.5% 増)、営業利益 234億円(同 38.2% 増)と、ここ最近の物価高や実質所得の伸び悩みに苦しんでいる同業も居るなかエディオンの業績は堅調に推移。2026年度についても緩やかな成長が見込まれています。
■ エディオンの株主優待制度
エディオンでは、毎年 3月31日時点で 1単元(100株)以上の株式を保有している株主に対し、保有株式数と保有継続期間に応じた株主優待制度が実施されています。その内容は以下の通り。
保有株式数 / 期間 | 1年未満 | 1年以上 2年未満 | 2年以上 3年未満 | 3年以上 |
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100 ~ 499株 | 3,000円分 | + 1,000円分 | + 2,000円分 | + 3,000円分 |
500 ~ 999株 | 10,000円分 | + 2,000円分 | + 3,000円分 | + 4,000円分 |
1,000 ~ 1,999株 | 15,000円分 | |||
2,000 ~ 4,999株 | 20,000円分 | |||
5,000 ~ 9,999株 | 25,000円分 | |||
10,000株以上 | 50,000円分 |
1年以上の長期株式保有者に対して追加の株主優待も実施されています。長期保有株主として認定される条件は、毎年の 3月末日と 9月末日の時点で株主名簿に複数回同一の株主番号で連続して記載されることです。1株でも持ち続けていれば期中で保有株式数の増減があっても株主番号が変わることはありませんが、両方の基準日時点で保有株式数の条件も満たしておく必要があるかも知れないのでご注意ください。
最低単元数の 100株保有でも最大で 6,000円分の株主優待が受けれるというのは非常に魅力的ですね。年に 2度の配当も出ますので、NISA口座などに入れて放っておくというのもいいんじゃないでしょうか。
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■ EDION の株主優待の利用方法
EDION の株主優待は、このようなポップなデザインのプラスチック製磁気カードになっています。なんだかえらくコストが掛かっていますね。有効期限は翌年の 6月末日まで。
裏面にはカード番号と PIN が印字されており、EDION の実店舗や 100満ボルトの実店舗だけでなく エディオンネットショップ でも利用可能です。他の家電量販店の通販と違っていちいち株主優待券を郵送しなくて済むというのは非常に便利。
こちらの株主優待カードは、エディオンギフトカードと一緒に一度の買い物で最大 10枚まで利用可能です。家族名義で取得した株主優待券も一緒に使うことが出来るというわけですね。株主優待カードの
現金やクレジットカード、モバイル決済など他の支払い方法と併用する事は出来ますが、3つ以上の支払い方法を使う事は出来ません(各種ポイント残高の利用など)。株主優待カードの残高が無くなるまでの範囲で好きな物品の購入に使う事が出来るという点も利用しやすいと思います。
既に新規の発行は終了してしまったとのことですが、エディオンの買い物では自社発行のクレジットカード「エディオンカード」会員だけでなく、年会費無料の「安心保証カード」会員でも税込 3万円以上の指定商品(22品種)の買い物なら長期修理保証が追加負担なく付帯するという点も大きな魅力です。