炭素や黒鉛などから成る高品質素材を主力製品として製造・販売している「東海カーボン(東証プライム市場・証券コード 5301)」から 2023年12月期の株主優待の案内が届きました。
「東海カーボン」は、1918年に名古屋にて良質な電極の安定供給などを目的に「東海電極製造株式会社」として設立され、1949年に東証などへ上場。1975年に現在の社名に改めて今に至ります。
黒鉛電極とカーボンブラック(炭素微粒子)の 2つを基盤事業に据えており、ファインカーボン、工業炉、負極材、精錬ライニング(アルミ精錬用の沪材)といった事業を営んでいます。
2023年12月期の決算はほぼ前年並みとなりました。ただ、カーボンブラック事業の方は堅調だったものの、黒鉛電極事業が欧州で減販や価格低下で赤字転落。これは今期にも影響を及ぼすと見込まれ、残念ながら通期でも大幅な減益が予想されています。
株主優待の権利は、毎年 12月末日時点で 1単元(100株)以上の株式を保有していれば取得することが出来ます(但し初年度は 1,000株以上の保有者のみ対象となります)。概ね翌年 3月末から 4月初め頃に株主優待のギフトカタログが送られて来るので、その中から希望の品を選んで申し込む形です。株主優待の申込期限は例年 5月末まで。2021年12月期に一部内容が変更され、「500株以上 1,000株未満保有」という区分が新設されました。
所有株式数 / 保有期間 | 1年未満 | 1年以上3年未満 | 3年以上 |
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100株以上 500株未満 | - | 2,000円相当 | 3,000円相当 |
500株以上 1,000株未満 | - | 3,000円相当 | 5,000円相当 |
1,000株以上 | 3,000円相当 | 5,000円相当 | 8,000円相当 |
株式の保有期間は、毎年 12 月末までの各基準日(原則として 6月末と 12月末)の時点で株主名簿に同一の株主番号で連続して記載または記録された回数をもとに算出されます。相続・贈与・婚姻・転居などによって住所や氏名に変更があった場合や、貸株サービスの利用により株式の名義が変わった場合などに株主番号が変わってしまう場合がありますが、このような場合は長期保有者と見做されなくなってしまうので注意して下さい。株式移管によって証券会社を変更した場合や、株式の保管を一般口座から NISA口座に切り替えた場合、保有株式を全て売却した後に基準日までにまた買い戻した場合などにも要注意です。
2023年12月期の優待ギフトカタログの内容は以下の通り。ユニセフへの寄付以外は全てご当地グルメです。カタログの内容は毎年少しずつ入れ替えが行われているようです。
まずは 2,000円相当のカタログの内容から。
続いて 3,000円相当のもの。
5,000円相当。
最後に 8,000円相当のもの。
申し込みは同封の葉書か、専用の HP から行うようになっているのですが、Web から申し込む方が紙のカタログよりも多くの商品から選ぶ事が可能です。 また、葉書を使って申し込む場合に選択することが出来るのは各コースの中から 1点のみですが、Web上で申し込む場合は、5,000円相当か 8,000円相当の株主優待権利を保持していれば該当コースのカタログから選ぶだけでなく 3,000円のカタログから 1点、5,000円のカタログから 1点という様に下位のコースから 1点ずつ選ぶ事も可能です。
Web から申し込む方が遥かに選べる商品の数も多いので、2,000円コースや 3,000円のコースの方も一度は覗いてみることをお薦めします。申し込みも Web上で完結するのでスムーズですしね。
申し込み期限は、葉書の場合は 5月31日(必着)、Web からの場合は 5月31日23時59分までとなっています。期間が短めなので失効にだけはご注意ください。Web から申し込みをする場合であってもたまたま回線トラブルになったりすることもあり得ますので、余裕を持って申し込みを済ませておきましょう。
別に忘れていたわけではありませんが、5月中旬に申し込んでいた株主優待品が届きました。
今年は 3,000円の優待品と 5,000円の優待品を組み合わせてみました。ドリップコーヒーのセットに続いて別で申し込んでいたお米の方も 1週間ほど遅れて届きました。どちらも株主優待品の発送としてはかなり早い方じゃないかと思います。お米はいくらあっても困りませんからね(笑)。
(2024.6.3)
こちらは 2022年12月期に頂いた東海カーボンの株主優待品です。
初めての 8,000円コースだったので、愛知県の「一愼」さんのうなぎ蒲焼きをお願いしてみました。60g ずつ 5パックの真空冷凍パックになっていて、湯煎で温めたものご飯に乗せて特製のタレを掛けるだけで完成します。ただ、60g って意外と少ないですね・・・。カタログの写真の様な「うな重」にしようと思ったら 2~3パックは必要かも(苦笑)。まあ暑さを乗り切る精を付けるには鰻が一番です。
こちらは 2020年12月期に頂いた株主優待品です。
「JA あしきた」の 熊本デコポンゼリーにしてみました。くまモンがデコポンを抱えています(笑)。
1個辺り 130g のゼリーが 12個入っていました。底の方にはデコポンの果肉がたっぷり入っていて、適度な酸味で普通に冷やして食べただけでもとても美味しかったです。いくつか冷凍して食べてみましたが、こちらもとてもいいですね。これは普通にリピート買いしたいかも。
ここからは 2019年12月期で頂いた品です。
フジバンビ というところの「黒糖ドーナツ棒」をお願いしてみました。フジバンビはもともと「かりんとう」を主力製品としていたそうですが、一時期熊本工場の火災やカネミ油症事件の間接的な影響から食用油を使った商品の買い控えが広がるなど苦しい経営状況に追い込まれた中、起死回生の一手として開発した「黒糖ドーナツ棒」が大ヒットとなって現在の看板商品となっているそうです。
中には 30本入りの箱が 2箱入っていました。外はサクッとした食感で中は一般的なドーナツのしっとり感を持っており、「かりんとう」ほど甘すぎることも無く非常に食べやすかったです。珈琲、紅茶、日本茶となんでも合いますね。やめ時が見つからずついつい次の手が伸びてしまう、そんなちょっと危険なおやつでした(笑)。熊本土産なんかにも良さそうですね。