” 東京メトロ ” で知られる「東京地下鉄(東証プライム市場、証券コード:9023)」より株主優待の案内が届きました。東京地下鉄が東証に上場したのは 2024年の10月23日。今回が初めての株主優待となります。一時は 2100円を超えていた株価はその下落し、現在は上場初値近辺での株価推移となっています。
「東京地下鉄」の株主優待は、「株主優待乗車証」と、東京地下鉄の関連施設の各種優待券の 2種類です。いずれの株主優待も権利を得るためには基準日に 2単元(200株)以上の株式を保有している必要がある点にはご注意を。
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① 株主優待乗車証
年 2回、3月31日と 9月30日の時点で 2単元(200株)以上を保有している株主に対し、保有株式数に応じた「株主優待乗車証」が発行されます。有効期限は約半年間。3月末が基準日のものは 12月31日まで、9月30日が基準日のものは翌年 6月30日までとなっています。発行条件は以下の通り。
保有株式数 | 種類 | 発行枚数 | |
3月末基準日 | 9月末基準日 | ||
200株 ~ 399株 | 全線きっぷ (片道 1回限り) |
3枚 | 3枚 |
400株 ~ 599株 | 6枚 | 6枚 | |
600株 ~ 799株 | 9枚 | 9枚 | |
800株 ~ 999株 | 12枚 | 12枚 | |
1,000株 ~ 2,999株 | 15枚 | 15枚 | |
3,000株 ~ 4,999株 | 45枚 | 45枚 | |
5,000株 ~ 9.,999株 | 75枚 | 75枚 | |
10,000株 ~ | 全線定期乗車証 | 1枚 | 1枚 |
「全線定期乗車証」とは、有効期限内であれば文字通り東京メトロの全線区間内乗り放題となる定期券です。こちらの株主優待を取得するためには、現在の株価水準でも 1,600万円以上の投資が必要になりますが、1株あたり 42円の配当が出ていますので、乗車証抜きにしても 2.5% 程度の配当利回りになるので東京メトロ沿線に住んでいて資産に余裕のある方にとっては悪くない投資かも知れません。
その他は片道 1回のみ利用可能な「全線きっぷ」が配布されますが、保有株式数によるランク分けがわりと細かいので個人投資家にとっては比較的投資しやすい銘柄なのかも?但し、私の様な遠方に住んでいる人間にとってはほとんど旨みの無い株主優待です。売り払ったところで二束三文ですしね・・・。出張や旅行で東京に出掛けることのある方ならまあ・・・。
② 東京地下鉄関連施設の優待券いろいろ
2つ目の株主優待は、東京地下鉄が運営に関わっている施設の招待券や割引券です。こちらは年 1回、毎年 3月31日の時点で 200株以上を保有している株主に与えられます。
内容は以下の通り。
ECサイト「メトロの缶詰」 300円引きクーポンx1枚
(3,000円以上購入時に使用可能。回数制限無し)地下鉄博物館 無料招待券x5枚
「そば処めとろ庵」かき揚げトッピング無料券x3枚
(350円以上利用時に使用可)ゴルフ練習場「メトログリーン東陽町」入場無料券x5枚


必要な優待券を切り取って持っていく形です。こちらについても関西在住で東京に行くことの無い私には全く無価値な株主優待なんですけどね(苦笑)。以上、昨秋上場したばかりの東京地下鉄の株主優待のご紹介でした。