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商船三井(東証プライム・9104)の株主優待制度をご紹介

「日本郵船」「川崎汽船」と共に日本の海運大手 3社の 1角を占める「商船三井」から株主優待となる、客船「にっぽん丸」クルーズの優待券と「さんふらわあ」の旅客運賃割引券が届きました。有効期限はどちらも 翌年 1月1日からの 1年間となっています。以前から「にっぽん丸」クルーズの株主優待券は出ていましたが、「さんふらわあ」の方は 2023年に新設された株主優待制度です。

商船三井 株主優待 202409

商船三井は、三井船舶と大阪商船が合併した「大阪商船三井船舶(略称・商船三井)」として 1964年に設立されました。現在の「商船三井」が商号になったのは、更にナビックスラインと合併した 1999年のことです。商号からも分かるとおり、三井グループの一員です。

商船三井の強みは鉄鉱石運搬船、タンカー、LNG運搬船などの「不定期船」と呼ばれるカテゴリーです。コンテナ船事業については日本郵船、川崎汽船と事業統合し、2018年4月から「オーシャン ネットワーク エクスプレス(ONE)」として事業をスタートさせています。「ONE」は、超大型コンテナ船 31隻を含む 224隻の船体を世界 120カ国を越えるネットワークで運行しており、世界第 6位の規模の定期コンテナ船事業となっているそうです。

海運業界は長らく運賃相場暴落による不況に悩まされていましたが、新型コロナ禍が始まって以降、港湾作業員の人手不足による積み荷の滞留などから船不足となり、特にコンテナ船の運賃相場が暴騰したのは記憶に新しいところ。今はもうすっかり落ち着いてしまいましたが、コンテナ船事業を統合していたお陰で価格交渉力が強くなり、「配当」という形でかなりの恩恵を受けたようです。

2023年3月期の連結売上高は約 1.6兆円越え、営業利益 1,087億円に対し、経常利益が 8,100億円超と跳ね上がっているのもこの「ONE」からの配当金のお陰です。この恩恵を受けて株主に対する年間配当を 560円(1:3 の株式分割前で考えると 1,680円)も払ってなお自己資本比率が 54.0% にまで上昇するなど、前年度に続いて財務が大幅に改善されました。

2024年3月期は、さすがに海運市況が落ち着いてしまったため、経常利益 2,200億円、年間配当 190円と、大きく減収・減益・減配となる見込ですが、2023年2月を底にバルチック海運指数は持ち直してきており、PBR も未だ 1倍を大きく割った数値で放置されている中、配当性向の引き上げを図るなど、今後の動向にも期待が持てる銘柄の 1つではないかと思います。

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■ 商船三井の株主優待の内容と取得条件

それでは商船三井の株主優待の内容と権利取得の条件について整理しておくことにしましょう。権利日は毎年 3月末日と 9月末日です。

 ● 客船「にっぽん丸」「MITUI OCEAN FUJI」クルーズ優待券(3月期・9月期)

にっぽん丸    商船三井が運行する客船「にっぽん丸」「MITUI OCEAN
   FUJI」で企画・実施される一般募集のクルーズに割引価格
   で乗船することの出来る優待券が、3月期と9月期の年に 2
   回発行されます(「MITUI OCEAN FUJI」は、2024年12月
   から運行が開始される予定の新船)。
画像:商船三井

   乗船可能期間はそれぞれ 3月期分(6月頃発行)が 7月1日~翌年6月30日まで、9月期分(12月発
   行)が翌年 1月1日~12月31日まで。

所有株式数 優待券枚数
100株 ~ 1,499株 2枚
1,500株 ~ 2,999株 4枚
3,000株以上 6枚

   1クルーズあたり 1人2枚まで優待券を利用することが出来るそうです。1枚辺りの割引は 10%(30
   日以上のクルーズは 3%)ですから、1人につき 2枚使った場合は 20%(同 6%)の割引を受ける
   ことが可能です。ホテル・飛行機などの利用を含まない商品が対象です。

   申込み方法は、商船三井客船クルーズデスク(0120-791-211)か最寄りの旅行会社で株主優待券
   を利用したい旨を告げて申し込む形になります。詳しく知りたい方は「こちら」をご覧下さい。

   まあもっともリーズナブルなプランの「にっぽん丸で航く しまなみ海道」というクルーズでも 1人
   10万円程度は掛かります。船旅はケチると楽しくないと思うので、残念ながら私には縁が無さそう
   な話しですね・・・(苦笑)。

 ● フェリーサービス「さんふらわあ」乗船優待割引券(9月期のみ)

さんふらわあ    商船三井の傘下企業である「商船三井フェリー(株)」と
   「(株)さんふらわあ」が共通ブランド「さんふらわあ」の
   名称で運行している国内フェリーサービスの乗船割引券が
   9月期の株主優待として 2023年9月期から新設されました。
   こちら優待券使って乗船することの出来る期間は翌年 1月
   1日~12月31日までの 1年間です。
画像:商船三井

所有株式数 優待券枚数
100株 ~ 1,499株 1枚
1,500株 ~ 2,999株 2枚
3,000株以上 3枚

   こちらの優待券 1枚につき、「さんふらわあ」フェリー乗船時の大人運賃から 1名1乗船(片道)に
   つき 5,000円が割り引かれます(小児運賃、貨物運賃や法人料金には適用外)。

   優待券を利用する際は、下記予約センターに電話の上、予約時に「フェリーサービス共通クーポン
   券」利用の旨を申し出た後、乗船ターミナル発券窓口で精算時に優待券を渡す必要があります。

     ・商船三井フェリー(平日 9:00~17:00 土曜日 9:00~12:00)

        航路共通フリーダイヤル 0120-489850(固定電話のみ)
        大洗船客予約センター  029-267-4133
        苫小牧船客予約センター 0144-34-3121

     ・さんふらわあ(平日 9:00~19:00 土日祝 9:00~17:00)

        航路共通        0120-56-3268

航路    ネット予約や、旅行代理店を介した予約などでは優待券を利
   用することはできません。航路については右の図の 4本とな
   ります。大洗港~苫小牧西港のみ「商船三井フェリー」とな
   り、神戸港~大分港、大阪南港~別府国際観光港、大阪南港
   ~志布志港については「さんふらわあ」となります。料金等
   詳細は「商船三井フェリー」「フェリーさんふらわあ」それ
   ぞれのサイトでご確認ください。
   自転車を乗せる場合、輪行すれば追加料金無しでフェリーに持ち込むことが出来るようです。輪行
   せずに持ち込む場合は「特殊手荷物代」として別途 2,000円 ~ 4,000円程度掛かるようですから、
   その分を食事代などに回せますね。

え~、実は小豆島へフェリーに自転車を乗せて行ってみたいなと思っていました。実際 10年ほど前は「さんふらわあ」が小豆島に寄港していたようなのですが、「ジャンボフェリー」が神戸~小豆島の航路を開設したことで採算が取れないと判断されてしまい、現在は「さんふらわあ」では行けなくなってしまっているようですね・・・。新設された 9月期の株主優待でフェリーの割引券がもらえるようになったと聞いて喜んだのですが、これは残念。

どうせ九州まで行くのなら 2~3泊はしてゆっくり巡ってみたいですし、リアキャリアを外してバイクパッキングを見直したり輪行袋を買ったりと色々と準備も必要になるので、行くとしても当分先の事になりそうです。近場で巡りたいところもまだまだたくさんありますしね・・・。

 ● オリジナルカタログギフト(3月期のみ)

   2023年5月に突如として所謂「長期株主優待制度」の新設が発表されました。

株主優待制度の拡充に関するお知らせ(PDF)


   「長期株主優待制度」の対象となるのは以下の条件に当てはまる株主です。

所有株式数 株式保有継続期間
300株以上 2年以上

   株式を 2年以上継続して保有していると見做されるためには、3月末日と 9月末日時点の株主名簿
   に、同一の株主番号で連続して 5回以上記載される
必要があります。端株でも保有し続けていれ
   ば株主番号は変わらないため、それらの活用も考えておくのも良いかと。但し、規定の株式数を
   保有し続けていたとしても貸株などに出した場合は株主番号が変わってしまうことがあるのでご
   注意下さい(端株は貸株の対象とはなりませんが)。

条件を満たした株主には、クルーズやフェリー事業にちなんだ各地の名産品等をセレクトしたオリジナルカタログ(3,000円相当)から好きな商品を選ぶ事が出来るそうです。カタログの発送は毎年 5~6月頃を予定しているとのこと。

このような制度が新設されるとは露知らず、私は一旦 3月に全株を売却してその後また買い直したため、カウントがゼロに戻ってしまいました💧まあ来年頂けそうな方は楽しみにお待ちください。

以上、商船三井の株主優待制度のご紹介でした!