IPv6 IPoE でネット回線が繋がっていれば「NGNサービス情報サイト(http://flets-west.jp/、http://flets-east.jp/)」にはそのままで繋がり、NGN の網内回線速度の測定や各種申込・Club NTT-West のポイント交換などが可能なはずです。
ただ今回 v6プラス への切り替えを申し込むにあたって一旦今まで契約していた フレッツ・v6オプション を解約して再度v6プラスへ申し込むという必要があったのですが、フレッツ・v6オプションの解約を NGNサービス情報サイトから辿れる「サービス申込受付ページ」で行ったところ、解約ボタンを押した瞬間にそれこそ即座に IPv6 IPoE での回線接続が切れてしまい、その後の契約状況の推移が見れなくなってしまいました。まあ HGW に直結するかそのまま何日か待ってフレッツ・v6オプションの再契約が完了すればアクセス出来るようになるだろうことは分かっていましたが、以前からやってみようと思っていた事でもあったので RTX830 で IPv4 PPPoE を利用しつつ NGNサービス情報サイトにアクセス出来る config も書いてみることにしました。
余談ですが、So-net へv6プラスの切替申込を行う際は、あらかじめフレッツ・v6オプションを解除していたとしてもどのみち So-net で申込をする必要があるので、確認作業の手間を省く意味でも「 このページ」の案内に従って素直に So-net 内のページから手続きをした方がよさそうです。その方が IPv6 IPoE でのネット回線利用ができない時間が少なくて済むと思います。
今回設定するにあたって Yamaha の以下の設定例を参考にしました。
NTT東日本向けの設定例となっていますが、NTT西日本でも大体このままで利用可能です。但し。ひかり電話を使っている場合は「ra-prefix」となっているところは「dhcp-prefix」に修正してやる必要があります。
以下はひかり電話契約のある場合の設定例。
【ゲートウェイの設定】
ip route default gateway pp 1 filter 500000 gateway pp 1
【LANインタフェースの設定】
ip lan1 address 192.168.100.1/24
【サービス情報サイトの設定】
ipv6 prefix 1 dhcp-prefix@lan2::/64 ipv6 lan1 prefix dhcp-prefix@lan2::/64 ipv6 lan1 rtadv send 1 ipv6 lan2 rip send off ipv6 lan2 rip receive off ipv6 lan2 dhcp service client ngn type lan2 ntt
【IPv4 PPPoE設定】
pp select 1 description pp "IPv4 PPPoE" pp always-on on pppoe use lan2 pppoe auto disconnect off pp auth accept pap chap pp auth myname *******@***.so-net.ne.jp (回線接続用パスワード) ppp lcp mru on 1454 ppp ipcp ipaddress on ppp ipcp msext on ppp ccp type none ip pp nat descriptor 1000 ip pp tcp mss limit auto pp enable 1
【NATの設定】
nat descriptor type 1000 masquerade
【DHCPの設定】
dhcp service server dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent dhcp scope 1 192.168.100.10-192.168.100.191/24
【DNSの設定】
dns server pp 1 dns server select 500001 pp 1 any . restrict pp 1 dns private address spoof on
テスト用なのでフィルタ関連は省いています。http://flets-west.jp/ や http://flets-east.jp/ にアクセスして速度測定サイトが繋がればOKです。
一旦 config を書いてしまえば切り替えて再起動するだけなので便利です。フィルターなど細々した設定を追加して何かの時のためにこれはこれで保存しておくことにしました。